ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.11.25エンハーツ7クール目 さらに減量3回目投与後1週間後のこと 徒然なる雑感

2020-11-25 21:27:43 | 日記

 昨夜は、今回の治療後初めて、甘いものをつまみながら食後のお茶をした。頂きものとか、お土産に買ってきたものとか、家の中のお菓子は山積み。なのに、私が一切目もくれず手を付けないから、夫が一人で黙々と消費してくれている。そのウエスト周りは立派になる一方である。
 ティータイムの結果、紅茶の利尿作用の所為か夜中と早朝と2回もお手洗いに行く羽目になった。けれど、とにかく食欲が湧いて、食べ物に目が行くようになってきたのは有難いことだ。

 今朝は冷たい小雨。昨日の代休を挟んでの出勤だ。
 朝食は、ナウゼリンを飲む、というワンクッションがあるものの、すっかりいつも通りの量に戻った。

 7月から始めたエンハーツ治療は7回を数えた。この間の経過を振り返ると、水曜日の投与後、当日の夜から週明け月曜日まで丸々6日間は気持ち悪さが酷く、食欲は落ち、ろくに食べられない。
 火曜日の昼くらいから急激にお腹が空いてきて、気持ち悪さと胃の痛みに伴う空腹が鬩ぎあい、水曜日には空腹が勝利してほぼ元通りの食欲に戻っていく、というパターンだ。
 そして食べ始めると、今度はいきなり酷い下痢に見舞われ、メンタルがヤられるということも数回あった。

 空腹にもかかわらず吐き気が酷くて食べられないというストレスは、頭で分かっている以上に治療中のメンタルに大きな影響を及ぼしている。この治療が奏功し、続けていく限り、こうしたきつい消化器症状には、焦らずくさらず付き合っていくほかはない、と頭では分かっている。
 でも、私がこうしたストレスを抱えることが、やむを得ないとはいえ、一緒に暮らす夫に対しても、少なからぬ影響を及ぼしていると思う。

 さて、このところずっと小春日和が続いていたので、いきなり冷たい雨になって身体がついていかない。
 前回の治療日に「気持ち悪さが早く取れたら、カイトリルもエルカルチンも7日間飲まなくていいでしょうか?」なんて見込みの甘いことを主治医に訊いたけれど、とても5日(今日)で終えられそうにない。
 食べられるようになったとはいえ、吐き気が全くなくなったわけではない。現に食前にはナウゼリンが必須である。
 たとえ飲みにくくても明日、明後日も飲み、予定通りの7日間お世話になった方が良いだろう。それにしても、吐き気止めを飲みながら食事を続けているのだから、我ながらしぶといことである。畢竟人は食べるために生き、生きるために食べているのだと思う。

 昼休み、ブラインドが下がった事務室からは外の天気が分からなかったので、傘を持って外に出たら雨が止んでいた。冷え込みは相変わらずだったけれど、若干薄日も差していた。既に紅葉も終盤。落ち葉を踏んで歩く学内は、早くも冬の様相を呈している。ATMで済ませたかった振込み操作が出来ずじまい。

 コロナ禍で全国の大学生協は大赤字である、という新聞記事を読んだ。なるほど今日、食堂は開いていたものの、気の毒なほど空いていた。見ればメニューもかなり絞っており、2時間のみの短時間営業。これでは商売あがったり、なのだろう。

 一方、学外の方たちにも人気のもう一つのレストランは、長い休業期間を終えて、先週からランチ営業を再開したという看板を目にした。こちらも、皆で行って盛り上げてあげないことには撤退してしまうかもしれない。教職員は在宅勤務で、コロナ前に比べて利用する人が激減しているようだ。外部の方たちがどのくらい戻ってきてくれるものやら。

 午後一番で来客の予約があったので、一番近いカフェでワンパターンのピクルス多めのホットドッグと、トールサイズのカフェラテの食事を急いで済ませ、飲み切れなかったカフェラテは手持ちで席に戻った。
 そうこうしながら無事に今日の勤務を終えた。今週の出勤はあと1日。
 この後、調子に乗って食べ過ぎて下痢に見舞われない限り、また前向きのことを書いていきたいと思う。

 帰宅すると、生協の注文品は届いているわ、お花は届いているわ、不在票が入っていて再配達の手配をするわ、生協の注文書を玄関に出して置くのを忘れて電話注文を余儀なくされるわ・・・、でてんてこ舞い。
 やはり体調がまだ本調子ではないということで、あれこれ抜けているのである。

 今日届いた今月2回目のお花は、ピンクと深紅の薔薇が合わせて5本、野イチゴのような可愛らしいセンニチコウと淡いピンクのスイートピーが2本ずつ、ドライフラワーにするとクリスマスリースに使えるバーゼリアが1本。
 花言葉はそれぞれ「愛」、「色褪せぬ愛」、「ほのかな喜び」、「情熱」だという。
 寂しかったガラスの花器が愛に満ちた素敵な投げ入れになった。

コメント
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