先月受診した職場婦人科検診の結果が届いた。今回も当日に伺っていた結果以上でも以下でもなく、術後所見と健側の低エコー域以外は異常なし、だった。
婦人科:総合判定A 異常所見なし
総合所見 今回の婦人健康診断では異常所見を認めません。なお、今後気になる症状があるような場合は婦人科を受診することをおすすめします。
内診 異常所見なし 判定A
細胞診 NILM(異常なし) 判定A
超音波断層撮影 異常所見なし 判定A
乳腺科:総合判定F 管理・治療継続
診察所見 (右)異常所見なし 判定A
(左)術後所見 判定F
超音波断層撮影(右)低エコー域 判定C(要1年後検診)
(左)術後所見 判定F
昨年度までと同様“集団検診レベルでは”ということを差し引いても、健側(私にとっては右側)のコメントは1年後の検診でよいということだから、急を要する明らかな異常所見ではないということだ。もちろん過信してはいけないものの、夏の健康診断の結果も含め、緊急に対応しなければならない健康上の問題はないわけだ。これまでどおりエンハーツ治療に専念すればよい、というお墨付きをひとまず頂けたことになる。
もちろん、実際の体調はそうそう楽なものではない。投与後丸1週間は吐き気と気持ち悪さで食欲がなくなるし、その後も服薬で酷い疲労感を何とか抑えて込んでいるわけだ。エンハーツが奏功して、胸部の痛みからは大分解放される時間が多くなってきたことは本当に喜ばしい。それでもコデインをコンスタントに飲んではいる。
この後、6割に減量したエンハーツの治療でどこまで粘れるかはわからない。今なおハラヴェン投与以降の末梢神経障害が軽快しない中、タリージェを1日15mgに増量しても、眠気が酷くなるばかりで、なかなか目立った効果はない。今後エンハーツを8割まで増量すればまた副作用は増強されるだろうし、エンハーツに耐性がついて最後のタキソールを使うとかいう事態になれば、この痺れや痛みが今より悪化するだろうこともわかっている。
皮膚は弱くなり、常に保湿をしていても手の平、足の裏の赤みは退かないし、コロナ禍で手指の頻繁なアルコール消毒にはお手上げ状態である。爪も弱っており、昨夜は縛ったビニール袋を開けようとしただけで(私にとっては)無理な力がかかったのか、左親指の爪を割ってしまった。やはり手袋は手放せない。足の親指の爪囲炎もちょっと落ち着くとまたぶり返す、を繰り返している。ケアの仕方がわかったので、何とか酷くはしないでいられるが・・・。
結局のところ、ステージⅣ歴がもうすぐ丸13年となる患者であるわけだ。治療の副作用を抱え、かつらを装着しているとはいえ、フルタイムで働いているわけで、外見からはとても病人に見えないくらい普通に動けている。好きなことも体調と相談しながらではあるが、諦めずにチャレンジさせて頂いている。そのことには感謝の言葉しかない。
そのことを肝に銘じ、明日はまたエンハーツ7クール目の治療に向かうわけである。