出勤すると年末調整の書類が机上に配られていた。扶養家族がいない単身扱いの私は、これまで前の年の用紙をチェックしながら、新しい用紙にチョチョイのチョイと必要最低限の項目を埋めるだけで済んでいたのだけれど、今年からはネット申告だそうだ。
確かにこの方が間違いはないだろうし、当然の流れなのだろうけれど、国勢調査しかり、年調しかり、コロナ禍のおかげで一気にこうした動きが進むのだなあとしみじみ。
手書きで読みにくく、かつ間違いが散見される沢山の書類と格闘したのも今は昔。そもそも間違った入力は受け付けされることなくはじかれるから、そういう意味では本当に担当者は楽になるはずだ。
送付されたマニュアル片手に入力し、無事申告済みの「✓」印が3つ揃って一件落着である。
今日でエンハーツ投与後1週間。青空広がる秋晴れの良いお天気だ。空気は乾燥し、朝晩大分冷えるようになってきたけれど、これからは紅葉が美しい良い季節になる。都心では3年ぶりに木枯らし一号が吹いたというけれど、日中は陽射しが溢れて暖かかった。
こうして自分以外の外のことに注意が向くようになったということは、薄紙が剥がれるように体調が上向きになっているということである。吐き気止めカイトリルは飲んでいるけれど、今朝はナウゼリンを飲まずに食事が摂れた。進歩である。まだ青汁は飲めないけれど、それ以外は飲み物も果物もヨーグルトもしっかり頂いた。
昨日は一日引き籠りで靴を履かなかったけれど、それでも今朝の通勤の足取りはそれほどヨロヨロしていなかった。
夕食後にタリージェを飲んだ後は、とんでもなく眠いので殆ど使い物にならないが、毎食後のエルカルチンのおかげで、朝起きたら既にヘトヘトの疲労感という状態ではない。
一方、お腹の方はまだ快調とはいえず、投与後の週末以降すっかりウサギさんの便秘状態。けれど、これがいつなんどき開通して下痢になるかはわからないので、油断は禁物といったところだ。
お腹が空いて、ついついあれもこれも食べたくて、今日の夕食は普段より2品目も多く作ってしまった。美味しく沢山食べられるようになって毎度のことながら嬉しい。今後2、3日のうちに酷い下痢に見舞われなければ、今回の投与の底は脱したと考えていい筈。
ブツブツ言いながら、こうして1回1回の治療を乗り越えていくわけである。