今日はオンラインヨーガ・スートラ講座第2章7回目の受講日だ。
昨日は、金曜夜の鬼門となっているソファでそのまま寝落ち、をせずに無事入浴して日付が変わる前に眠りにつくことが出来た。
土曜日仕様の目覚ましが鳴り、BSで朝ドラの復習をしてから朝食の支度。朝食後は書斎に移動して、さあ、今月も学びの時間である。今朝も無事に繋がり、ご挨拶した後は出席確認。早いもので、4月からスタートしたこの講座も来月まで、残すところ今日を含めてあと2回になった。
前回学んだ2-36の「サティア(真実)に徹すると、その人の行為と結果は一致します」という章を実践するため「“今ここ”の瞬間に起こっている真実とともにいる」瞑想を行う。瞑想で練習することで、普段の生活でも出来るようになる。それを瞑想タイムで体験しましょう、とのこと。
まずはॐ(オーム)の音を3回唱え、パタンジャリを讃えるシュローカを唱えてから、“今ここ”この瞬間とともにいる瞑想方法にトライする。今この瞬間に起こっている状況、環境、体調、間隔、感情、思考等全てに気づいていて、その状態についてジャッジメントなしに正直でいる。くつろいでいながら全てに気づいている。
とても疲れてしまった時、元の状態に戻してくれる瞑想で疲れが取れるという。
家の外では小学校の運動会の音が大きく聞こえてきていた。最初は気になったけれど、瞑想の途中からはそれが気にならなくなり、聞こえていながらとても穏やかな気持ちになった。
今日のテーマは“ニヤマ”で、2章2-32ニヤマ(ヨーガの規範、ルール)とは、のおさらいからスタート。ニヤマの5項目の紹介である。
2-40 シャウチャ(清浄)から肉体への執着がほどけ、他人との距離をとることが出来る。
身体を清潔にしておくこと、身を置く環境、身体の中(心)も清らかにすると、セルフ(真の自分)という感覚が強くなり、肉体とは何かという理解が深まる。肉体への執着は外見への執着にも置き換えられる。
肉体とは単なる物質であって執着するものではなく、この世界で様々な経験をするために最も条件にあった肉体をもらうことが出来る。
2-41 シャウチャをすることで、更にサトヴィック(純性)となり心に落ち着きと調和が訪れる。自然と精神統一ができるようになり、感覚器の制御力が高まりセルフ(真の自己)を悟る力が高まる。
2-42 サントーシャ(満足、知足)により、最高の幸せが得られる。
ヨーガでは大切な章である。
幸せでいる癖をつけることである。幸せには欲しいものを手に入れた時の幸せ、何かがあってもなくても幸せ、の2種類がある。ヨーガでは後者の幸せを身に付けたい。
ただ幸せでいるというよりももっと積極的に、色々な出来事があっても私は幸せ(哀しみを持っていても大丈夫、冷静で安心感のある状態)でいるという強い態度を持って通り抜けていくことである。
その練習方法として、朝起きて「何があっても幸せでいよう」と決意することから始め、その日はこのルールを守る姿勢で生きることである。朝決めて今日1日やる、それが続けるコツである。練習してもどうしても何も喜びを感じない時は、その瞬間、一瞬でもいいから呼吸(ため息でも深呼吸でも)を楽しむようにする。
2-43 タパス(辛抱)により体の不純物が取り除かれ肉体や五感はより鍛えられる。
2-1の最初で出てきたタパスとはクリヤーヨーガ(行動の中のヨーガ)の1つだった。何か良い結果を得るために行うタパスにはサトヴィック(純性)、ラジャシック(動性)、タマシック(暗性)の3種類があり、身体、言葉、こころの3つの区分があったことを復習する。
2-44スヴァーディヤーヤ(内観:自分を見つめて知ること)によって自分がこころを委ねる神と繋がることが出来る。
インドでは読誦(聖典を声に出して読んで学ぶこと)が古典的なスタイルとして大切にされており、その学びで自分を知っていく。本来の私(セルフ)がわかるようになると、神(この世界の大元のエネルギー)をより身近に感じることが出来る。
2-45 イーシュヴァラプラニダーナ(神への祈り)によってサマーディ(深い瞑想状態)に達する。
ファーストステップは「神」(世界を司るもの)の存在を認識するところから。セカンドステップは神に全てを委ねる、これを練習する。この世界では努力を重ねてもその結果は必ず思い通りになるというわけではないが、私たちが出来ることは精一杯努力することだけ、その結果は神に委ねる(結果は私たちがどうこう出来るものではない)。
練習を繰り返すことで、世界には最善を尽くせば最善なものが用意されていると判る。それがもし今望んだ結果でなくとも、長い目で見て10年後、20年後に魂のために世界から送られてきているということが理解出来るようになる。
2-46 アーサナとは安定した心地よいものである。
ヨーガのポーズとされているが、座法の意味である。快適に座ることで瞑想が出来る。足の状態は何でもよい(胡坐でも正座でも立膝でも)。
2-47 安定した姿勢ですわり、リラックスして努力(力み)を手放すことで永遠なるもの(セルフ)を体験することが出来る。
座るのもポーズをとるのも「気持ちいいな」で行うことが必要である。
ここで今日の学びは終了となる。
皆でॐ(オーム)を1回唱えてお開きとなった。ネットで用意した掲示板等を利用していつでも質問を、という補足説明があった。
続いてスタートするキールタン講座開始まであと15分。
水分補給を済ませ、新しい部屋に入り直す。2番乗り。ヨーガスートラ講座から引き続きキールタンのクラスにも参加した方もどんどん入って来られる。
出席を取った後は、先日、文字が大きくなってレイアウトが少し変わった新しいテキストが送られてきて、今日からはそちらを使うという説明がある。
まずは前回のおさらいから。「オーム」、「オーム シャンティ」、「オーム マニ パドメー フーム」、「ハレルヤ」の4つのキールタンを何も見ず、連続してただ歌う。Sさんの歌声を聞いて繰り返す形式で自分も歌うと、あまりに気持ちよくて座っていながら身体が自然に揺れる。そしてウトウトとしてしまいそうなのは前回と同じ。
今日のキールタンを始める前に質問タイム。インテンシヴコースでお世話になったM先生からオームの終わりの音の数等の質問。なるほど、私が歌っていた歌い方で良かったのだと納得出来て有難かった。その他にも発音の仕方などの質問があった。
そして、今日はガネーシャから。役割や容姿、属性、持ち物、乗り物等そのプロフィールについて話された後、誕生の神話の説明から。Sさんの説明はとても上手で楽しい。キールタンを歌う時にはその神様に愛と感謝を捧げるが、その神様は何をした人で、どんな人かわかっている方が良いという説明にはとても頷ける。新しいテキストにはシヴァファミリーのイラストも入っており、私の大好きなガネーシャ様はとてもキュートだ。
「ジャヤ ガネーシャ」、「ガネーシャ シャラナム」の2曲を気持ちよく歌う。
続いてシヴァ。ガネーシャの父であり、ヒンドゥー教三大神の一人である。同じようにその役割、容姿、属性、持ち物、乗り物、住まい等の紹介があってから、「オーム ナマ シヴァーヤ」、「シヴァ シヴァ マーハーデーヴァ」、「ナタラージャ」の3曲を歌う。踊りの神を意味するナタラージャは初めて歌ったと思うが、北の方ではあまり聞かないそうだ。
ということで質問タイムを経てお開き。瞬く間にお昼になった。
簡単に冷凍パスタのランチを摂った後は、息子とLINEでやり取りをして、夕方からのT先生のビギナーヨガのクラスに向かった。肌寒く小雨がぽつぽつと降っていた。定位置を確保し、身体を温めながら解してクラスが始まるのを待った。骨盤を意識しながらの60分は程よく汗をかいてさっぱり。
帰路は夫に頼まれたサプリなどをドラッグストアに寄って買い求める。
夕食は夫にお任せ。夕食後は母へのDuo通話と息子とZoomミーティング。オンラインの学びとリアルヨガの、ヨガ三昧の幸せな土曜日になった。