3週間前に受診した職場婦人科検診の結果が届いた。職場検診最後となる今回も、当日に伺っていた結果以上でも以下でもなく、術後所見以外は異常なし、だった。
婦人科:総合判定A 異常所見なし
総合所見 今回の婦人健康診断では異常所見を認めません。なお、今後気になる症状があるような場合は婦人科を受診することをおすすめします。
内診 異常所見なし 判定A
細胞診 NILM(異常なし) 判定A
超音波断層撮影 異常所見なし 判定A
乳腺科:総合判定F 管理・治療継続
診察所見 (右)異常所見なし 判定A
(左)術後所見 判定F
超音波断層撮影(右)異常所見なし 判定A
(左)術後所見 判定F
昨年度までと同様“集団検診レベルでは”ということを差し引いても、健側は異常なし。
もちろん過信してはいけないけれど、夏に受診した健康診断の結果も含め、緊急に対応しなければならない健康上の問題はないことが分かった。今後も続けられる限り今のエンハーツ治療に専念すればよい、というお墨付きを頂けたことになる。
エンハーツも20クールを超えたが、投与後の体調は決して楽なものではない。投与から丸1週間は吐き気と気持ち悪さで食欲がなくなるし、その後もエルカルチンで酷い疲労感を何とか抑えて込んでいる。エンハーツが奏功しているからこそ、胸部の痛みや咳等の症状から解放される時間が多くなってきたことは本当に喜ばしい。それでももし痛みが出たら、とコデインをおまじないのように毎朝飲んでいる。
この後、6割に減量したエンハーツの治療でどこまで粘れるかはわからない。
これ以上の減量は出来ないから、耐えられなくなったらそれで終了である。一方、いまだハラヴェン投与以降の末梢神経障害が軽快しない中、タリージェを1日10mgに減量してはいても眠気が酷く、ソファで寝落ちしてしまうことも一度や二度ではないのに、目立った効果はない。今後、エンハーツに耐性がついて残っている唯一の選択肢、タキソールを使うとかいう事態になれば、この痺れや痛みが今より悪化するだろうことも予想できる。
皮膚は弱く、ちょっとこすったり接触したりするだけで、簡単に皮が剥けて血がにじむ。常にヒルドイドローションで保湿ケアをしていても、手の平や足の裏の赤みは退かないし、コロナ禍で手指の頻繁なアルコール消毒には辟易している。
爪も縦線が入って弱っており、ちょっと引っ掛けただけで割れたり欠けたりするのはもはや日常茶飯事だ。手袋は手放せない。
足の親指の爪囲炎は今のところなんとか落ち着いてはいるが、右親指の爪はもう何年もの間、何層にも段になったゴツゴツの岩のようで、元に戻っていない。
結局、ステージⅣ歴がもうすぐ丸14年となる患者であることは間違いない。治療の副作用を抱えながら、曲がりなりにもフルタイムで働いているわけで、外見からはとても病人に見えないくらい普通に動けている。好きなことも体調と相談しながらではあるが、諦めずにチャレンジさせて頂いている。そのことには感謝という言葉しかない。
そのことを肝に銘じ、月末を待たずしてまたエンハーツ21クール目の治療に向かうわけである。
好天に恵まれた週末の昼休み、実に7か月ぶりに学内レストランで同僚2人とランチを摂った。ようやく営業再開したと思ったら緊急事態宣言で臨時休業とその延長が続き、ようやく今月からランチ営業が始まった。前回一体いつこのレストランに来たのかも記憶が定かでないほど久しぶりのことである。
予約をしていたのですぐに入れたが、外では何組かが並んで待っており、中はほぼ満席といった状況だった。アクリル板が各テーブルに立ち、マスクをしてビニル手袋をしてビュッフェを取るようにということになっていた。久しぶりにお昼にファストフード以外の温かいお料理を頂き、マスクをしながらちょっぴりお喋りもしてリフレッシュすることが出来た。有難いことである。