昨夜は記事アップの後に向かった大浴場がかなりの混雑で、ちょっと落ち着かなかった。大きな湯舟で手の平の自律神経のツボ押しをして部屋に戻った。珍しく日付が変わる前に隣の夫が「おやすみ」と言った途端に寝息を立て始め、私もほどなくして眠りについた。
3時半過ぎ、4時間くらい眠ったところでお手洗いで目が覚める。その後はなかなか眠れず。早朝覚醒である。5時過ぎくらいから少しウトウトしたか。夫が部屋のカーテンを開けたらもう7時だ。お天気は曇りの予報だったが、少し青空が見えている。
夫に大浴場へ朝風呂に行こうよ、と言ってみたが案の定断られ、一人で階下へ。昨夜の混雑はどこへやら、ほぼ貸し切り状態で楽しめた。
部屋に戻ると地デジで朝ドラの復習をしているところ。ゆっくり身支度をしてレストランに向かう。
昨日は大暴れだったお腹も落ち着いたし、昨夜の夕食は軽めだったせいか朝、目覚めた時からお腹が空いている。海ブドウやじーまみー豆腐、アグー豚のソーセージ等沖縄の食材が満載。沖縄そばまで作ってもらえる。ジャムもシークワーサー、たんかん、紅芋と色とりどりだ。ついつい目が卑しくてちょっとずつ色々手を出してしまうのはいつものこと。スパムとチーズでオムレツも焼いて頂く。
野菜スープやオレンジジュースが体に染み込んでいく感じ。時間をかけて食後のレモンティーに黒糖プリンやゼリーまで頂いてすっかり満足した。
でも、お腹が平常に戻って快調になったなぁ、とほっとしたのは読書をしてホテルを出るまで僅か1時間ほどだった。
食事から戻り、部屋で夫はジャズを聴き、私は2冊目の読書。
今日は南杏子さんの「ブラックウェルに憧れて 四人の女性医師」(光文社文庫)。
帯には「女であり、医師であるということ。彼女たちの戦いの日々。医学部不正入試問題に象徴される不公平と不公正。退官を迎える女性教授は、医師としてキャリアを重ねてきた四人の教え子たちに、何を語るのか?」とある。ブラックウェルは1821年イギリス生まれの、世界で初めて医師として認められた女性である。
プロローグの後は、四人の女性医師とNICUのチーフ、女性教授の6章からなり、エピローグへと編まれている。面白かったので、そのまま読書を続けていたかったけれど、お部屋のお掃除もあるので、本を持って2時間ほどお散歩に出ようということに。
ホテルを出て隣の建物には何軒かのレストランがあり、困ったら今夜はここで、と歩いているうちに急に腹痛になる。慌ててその隣のショッピングセンタービルに駆け込む。ちょっと落ち着いたと思うとお腹は反乱を起こすばかりだ。なかなかお手洗いから出られない。夫が心配してLINEをくれるが返事をするどころではない。
ようやく落ち着いて、よろよろしながらもショッピングセンター内にも数件のレストランがあるのを確認するも、また腹痛が襲う。なんだか情けなくなってくるほどのお手洗い引き籠りである。出先でお手洗いがなさそうな所には怖くて行けない。それにしても、今はどこのお手洗いも綺麗で清潔。本当に有難いことだ。
今度こそ大丈夫、とマリーナ沿いの海浜公園をてくてくお散歩。シロツメクサやスミレが咲いている。暖かい。紅梅も満開だ。なんといっても、今日のいで立ちはちょっと厚手のブラウス一枚である。薄手のタイツを履いてはみたが、なんだか蒸し暑い。夫も長袖のシャツ一枚だ。念のため持って出たGジャンは全くのお荷物になった。やはり東京とは別世界だ。
コンベンションセンターでは幼稚園の発表会やら就活イベント等が行われている。隣の体育館ではバレーの試合中。なんとなく覗いてぶらぶらと歩いていくと、そこそこの人数の人たちがある方向を歩いていく。
なんとなくその流れに乗って歩いていると、某野球チームがキャンプ中で、スタジアムでは紅白試合が行われているようだ。皆、チームのユニフォームを着たりと、かなり力が入っている。夫は野球には一家言あるが、私は全くの門外漢で、ただの物見遊山である。
それでもせっかくなので、とスタジアム観覧席まで。なんとかお腹が静かにしてくれていたので、席も確保して2回の裏まで見学してきた。途中デッドボールが頭に当たり、選手がうずくまって騒然とした現場を目の当たりにしたが、ほどなくするとそれがネットニュースにアップされていて、夫と2人で「お~!」と言い合う。
ついでなので、京都に遊びに行っている筈の野球好きの息子(引っ越しの準備は大丈夫なのか!)にもこの様子をLINEで送る。
20年近く前に家族3人で宿泊したホテルが目の前なので、センチメンタルジャーニーで立ち寄ることに。夫はお昼も食べたいようだし、私は喉も乾いたので、ラウンジへ。
和食、洋食のレストランはともにランチブッフェだけなのでパス。あいにくラウンジはケーキと飲み物だけの提供だった。夫が注文した“さくらのオペラ”は可愛らしいピンクのハートチョコレート付きケーキ。バレンタイン用かしら、と思うようなもの。私はレモンティーをポットで頂き、お腹を壊した分水分補給。
ラウンジからはかつて息子が大喜びしてはしゃぎまわった室内プールが見える。
ところが、水分を摂っただけなのにまたしても腸の蠕動運動が酷くなる。いやはやどうしたものか。
なんとか落ち着いたところで、今度はまっすぐ大きな道沿いに宿泊しているホテルを目指し、スーパーで昨日買えなかった青いヨーグルトや飲み物、おにぎり等を買って部屋に戻った。
2時間のつもりが4時間の外出になり、途中色々あったので読書をするどころではなかった。
綺麗になった部屋でおにぎりとお茶の遅い昼食なのかおやつなのか。食後、ミヤBM錠を飲む。またしてもお腹は空っぽである。
さて、今度は夫を説得してホテルのスパへ向かう。まずは岩盤浴でじっくりゆっくりお腹を中心に身体を温める。じわじわと汗をかいた後、室内プールへ。プールで泳ぐなんて2015年にフィンランドの本家ムーミンランド隣接ホテルのスパ以来だ。
いい歳をして、と言われそうだけれど、実に楽しい。屋外にはインフィニティプールもあるが、外は寒くてさすがに無理だろうと思いきや思いのほか水が温かく、つい入ってしまう。身体が芯まで温まっているせいか、寒くない。気温は22℃である。夫もちょっぴり浸かった後は、ドライサウナで身体を温めて、大浴場へ。
大浴場もまだまだ空いていて、大きな浴槽は貸し切り状態。すっかり堪能して部屋に戻った。
雲がなければ夕焼けも美しかったのだけれど、残念ながら太陽の姿は見えず。
さて、今日は既に12,000歩近く歩いている。夫は疲れたのか鼾をかいてお夕寝中。
母にMeet通話でご機嫌伺いしたところ、今日は雲一つないいいお天気で、15度もあって暖かく洗濯したという。南側の雪は溶けたが、北側は凍っているらしい。いや、こちらにいるとなんだか信じられないことだ。
これから、昼にチェックしたホテルに近いレストランへ、夕食に繰り出す予定である。