昨夜は、ブログアップ後、早々に入浴し、今日に備えて早めに電気を消した。
夜中にお手洗いに起きることもなく、スマホアラームより早めにかけた目覚ましの音まで起きることはなかった。7時間連続して眠れたなんて久しぶりのことだ。やっぱり疲れていたのか。
ぼーっとしながら浴槽足湯の準備をして顔を洗う。今日は昨日よりさらに気温が下がるという。家族LINEに「おはよう」のスタンプを送る。昨夜は息子が頭痛だと言っていたが、とりあえず復活したようだ。頭痛持ちが似てしまったか。
一方、夫は頭痛を訴えることは殆どない。今は亡き義母に至っては、肩こりも頭痛も知らない羨ましい人で、私がやれ頭痛だ、とか肩こりだとか言うと、怪訝な顔をして「私は分からないのよね~」と宣っていた。
ニュースを視ながら昨夜調達した朝食を摂る。お腹は快調だ。BS朝ドラを視て、身支度を整えて母にMeet通話をかけるが、全く繋がらず、諦めてチェックアウト。
今日のホテルは会員ではないので、レイトチェックアウトもなし。最低限の手提げと預ける荷物に分け、荷物札をもらって身軽に出発。なるほど、外は寒い。北風が薄い胸を貫く感じだ。
病院に到着すると、受付のIDカード機の前は長蛇の列。採血・生理検査受付へ移動する。採血のピンク色の受付番号表を持ち、掲示板を見ると、10人ほどの待ち人数で待ち時間は12分と出ている。
ダウンのロングコートをエコバッグに仕舞い、態勢を立て直しているうちに採血室に入れることに。
今日の採血担当は、初めましての女性だった。名札もなく、お名前も技師さんなのか看護婦さんなのかもわからない。それほど痛まず針刺しをしたが、後半はなかなか血が上がってこないようで(寒いからか)時間がかかり、シリンジを替える度に血管の痛みを感じた。そして抜針も痛かった。
なんとか採血が終了して、お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら向かいの腫瘍内科に移動する。待合い椅子はまだガラガラだ。久しぶりに定位置を確保。受付もどなたも並んでおらず。月初めなので保険証確認も一緒に提出する。
いつものようにコロナ関連問診票を頂き、息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れの「ある」の前に“たまに”を追加した。
ホテルで頂いてきた新聞をざっと読む。我が家では新聞の契約を止めて、ネットでしか読まなくなったので、紙の新聞に目を通すのは新鮮だ。
本日のお供は、早見和真さんの「ザ・ロイヤルファミリー」(新潮文庫)。12月の新刊だ。
早見さんの作品は何冊か読んでおり、どれもとても面白かったので、今回もろくにチェックせず、ミステリーか何かかな~と思って手に取り、年を越してしまっていた。ところが、読みだして「え?これって競馬の話?!」とびっくりする。
もちろん帯にもちゃんと書いてあったのだ。「『読めば読むほど感動した。2回目に呼んだときは、途中からずっと泣きっぱなしだった。』と解説の今野敏さん。馬主(うまぬし、と読む。ばぬしと読むのではないことを初めて知った。)とその家族の波乱の20年を描く比類なき傑作!第33回山本周五郎賞受賞作」とある。
競馬のケの字も分からない私だ。35年ほど前、仕事で一度都内の競馬場の視察に行ったことがある。当然馬券の買い方どころか何にもわからなかった。夜のレースをライトアップして、女性客等を取り込めるようにアピールしていた時代だった。それはさておき、その全く無知の私が読んでも、面白い。頁を繰る手が止まらなかった。
採血終了から1時間が経っていても本から目が離せず、ふと掲示板を見ると、「中待合へどうぞ」が出てしまった。慌てて血圧測定をしたら、129-75、脈拍が85と少し高め。
中待合に入ってもひたすら本を読んでいたらサプライズ。15年前、この病院に転院した時、化学療法室には3人の看護師さんしかいなかった。そのうちのお一人、最も長くお世話になった針刺し名人Oさんが!お互いマスクだったけれど、Oさんが「わーっ!」と私の横に座り、私もすぐに彼女と分かり「わーっ!まだ生きてます~」と手を取り合って(Oさんはとても華奢だが、握力が強かった。)その手を握りあったまま、暫しお話をした。
何年ぶりだろう。健診センター等を経て、患者サポートセンターにおられるという。そういえばOさんには在宅医療の相談等が出来ますよ、とOkさんから教えて頂いていたのを思い出した。
「昨年度末で定年退職したんですよ、37年働きました。」とご報告すると、「それは、お疲れ様でした。お変わりないようで本当に何よりです」と。なんだかうるうるしている中で、先生がお顔を出される。
「今、熱い再会をしていました。」と言うと「あ~そうだったねえ~」と。病院に到着してからまだ1時間半も経っていない。後ろ髪を引かれる感じで診察室へ。
「おはようございます。」と診察室に入り、ドアを閉め、荷物を籠に入れ、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出すと、お一人若い女性が立っている。「今日は薬剤師さんが同席します。」とのことで、「よろしくお願いいたします。」と会釈して席に着く。
「さて、どうでしたかね。」と問われ、「相変わらず10日近くは吐き気、倦怠感、眠気が続きました。寒いので痛むようです。左鎖骨辺りの鈍痛、胸部に重いものを載せられている感じの圧痛、そして、左の傷跡付近は、大胸筋を切っているので仕方ないのでしょうが、左手に体重を乗せるとズキズキが続きます。それとは別に先月の左足首捻挫がなかなか完治しません。加齢のせいもあるのでしょうが・・・。お腹は緩めです。」と。
先生はどんどんPCに打ち込んでいく。寒さの話になって「○○市くんだりはねえ~」とまた仰る。イケズである。
採血の結果のデータは後でお渡ししますが、マーカーは・・・とグラフに示してくださる。また上がっているが、12月と同じくらいなので、まあ行ったり来たりである。他はコレステロールと中性脂肪が高めではあるが、気にしなくていいんじゃないですか、のレベルだそう。予定通り治療しましょう、とのこと。
そしてCTの予約である。次回治療前にCT予約を入れて結果が判れば、3月の治療後から5週間空けられる。先生は早く5週間おきにした方が良いのでは、と仰ったが、4月の治療迄はこれ迄通り4週間置きでよいので、4月治療前のタイミングで予約をお願いした。
前回撮影した10月から5か月経過になるので、いつもの間隔である。あまり早い時間だとまた前泊してしまうので、少し遅めの時間にして頂いた。終わったら遅めのブランチをして帰宅すればよい。
そして薬の処方で、1年以上出して頂いていないコデインがそろそろ消費期限なので念のため、そして残薬がなくなってきたロキソニンをお願いする。
私事ですが、と前置きして、「息子が転職して4月からこちらに居候することになりました。3月末まではバタバタします。」と言うと、「え、○○会社を辞めて?!」と仰るので「はい、今度は□□会社です。」と言うと「お~地元じゃないですか。」と。
ということで、エンハーツ38クール治療続行となった。SpO2は96、脈拍は84。「ご自宅でもこんな感じですか?」と問われ「大体95~98くらいです。我が家のものが病院のものと同じくらい精度が高いかわからないのですが・・・」とお答えする。診察室での体温は6度7分。
「それではCTの説明をしてもらうので、廊下でお待ちください。」と言われ、お礼を言って診察室を出る。
Oさんが待っていてくださって、ご挨拶をして、お別れする。全然変わらず、目がくりくりでバンビちゃんのように可愛らしい方だ。
ほどなくしてクラークさんがいらして、書類の説明をされ、同意書2通にサインする。どなたもいないので、門前薬局にLINEで処方箋の写真を送っておく。
化学療法室へ移動。どなたも待っていない。受付番号は11番。今日は空いている。ファイル一式を提出。
10分もしないでSさんからイメンドのジェネリックであるアプレピタント125㎎が届く。持参したマグに入れたダージリンティーで飲んだ。
ほどなくして看護助手さんからリクライニング椅子に案内される。久しぶりに窓側の一番奥のお気に入りの席だ。ファイルにはデータも入っていたので、チェックしたらアルブミン等はLだったが、前回より上がっていた。少しは改善しているのだろうか。
お手洗いを済ませ、椅子周辺の環境整備をして態勢を整える。夫やお友達にLINEで今日の報告。
薬剤師のTさんがお見えになり、「また同じ感じですか。」と問われ、「今回は大丈夫かな、と焦っても、やはり時薬なのか、早く回復したりはないようです。それでも薬を飲み終わる頃には復活しますので。」とお答えする。
悪心や便秘と下痢、味覚異常、手足のしびれ等の副作用について状況報告するが、「ちゃんと対応出来ているということですね。」と。
30分ほどで門前薬局からのLINE。お薬の準備が出来ました、という連絡が来る。
それから15分ほど待ってアプレピタントが効いてきた頃、看護師のSさんが針刺しに見える。寒さ対策で今日もハイネックのニットを着こんでいたので、ニットの上からポートの針を入れるのは諦めてニットの下から入れて頂いた。ちょっと痛んだが、“いかにもババシャツ”のベージュでなく花柄プリントのインナーを着ていて良かった。
今はヒートテックが良くなっていて、という談義になったが、どこそこのものが肌に優しく被れたりしないという情報も得られて良かった。汗で痒みが出て細菌が入って大変な思いをしてしまう患者さんもいるようだ。皮膚が弱くなっている私も要注意である。
その後15分ほどしてKrさんがいらして点滴がスタート。今日はスタートが前回より30分近く早い。数年ぶりでOさんとお会いして、という話をする。「Oさんも〇〇さんも全然変わっていないですよね~」と仰るので、「Oさんはそうですけれど、私はマスクの下のたるみが隠せているので~」などとお喋り。
ついでに息子が帰ってくる話をすると、「小学生だったのに、(27歳とは)ちょっとピンときません。もうすっかり大人なんですね、凄いですね~」としみじみ。そのタイミングでOkさんまで現れて「え~、また一緒に住めるの?いいじゃない!」と言われる。今日は沢山の方にお目にかかれるラッキーな日である。
吐き気止めのアロキシ・デキサートミックス、ブドウ糖を全開で10分ほどで落とし、エンハーツ30分。途中で少し眠くなるが、本が面白くて止められない。けれど、隣の男性の鼾もすごくて、ちょっと気が散る。再びブドウ糖。Hさんが替えてくださる。生食シリンジを終えて抜針。衝撃が小さく、全く痛まなかった。
「お疲れ様でした。」と言われたので、「血圧はいいですか。」と言うと、「失礼しました、忘れていました。」。開始から1時間20分。朝は高めだったので、というと112-79、脈拍は71と落ち着いていた。
ということで、今日はとても順調に進んだ。
ご挨拶をして化学療法室を出る。受付表を戻し、会計待合いに移動。待合い椅子はかなり混んでいる。IDカードを自動支払機に入れたら、「読み取りが出来ません」と出て、慌てて窓口に行くと、すぐに新しいカードに替えてくださった。自動支払機で11万円強をカード払い。
外に出ると、風が強く吹いていて、寒い。
薬局へ移動すると、結構な数の待ち人が。お薬手帳と処方箋を提出し、「LINEで写真を送っています。」と言って待つ。ほどなくして「LINEで処方箋をお送りくださった○○さん」と呼んで頂けた。
1つ1つ薬を確認していく。電子マネーで28日分、10,000円弱の支払いを済ませる。今日の病院と薬局での滞在時間は5時間弱。
ホテルフロントに戻り、預けた荷物を受け取る。このホテルの1階レストランはとても素敵なので、ランチを頂こうかと訊くと、日替わり等は売り切れでカレーだけと言われ、諦めて手提げの荷物を整理して一つにしてホテルを後にした。
駅ビル最上階のいつものイタリアンレストランに行くと、普段より1時間近く早いせいか長蛇の列。ここも諦めて乗換駅まで行くことにした。各駅停車に乗って読みかけの本を読み続けることにしたが、眠気に負けてしまい、気づくと降りる駅の数駅手前だった。
とても久しぶりに乗換駅のケーキショップでパスタランチ。タイミング良く奥の4人席に座り、読書も出来た。ゆっくり食事を終え、最寄り駅に到着。大荷物にもめげず、タクシーにも乗らずに自力で自宅まで歩けた。万歩計は8,000歩ほど。
帰宅後は生協のお届け物を取り入れて、収納する。あれこれ片付けをして、のろのろ薬等を仕分ける。夫は宴会で夕飯不要である。
母にMeet通話。今朝何度も連絡したが出なかったと言うと、眠れなくて泌尿器科で処方して頂いている眠剤を飲んだら、二度寝してしまって、気づかなかった、申し訳なかったとのこと。元気ならよいのです、と切る。
私は空腹は感じず、リビングで読書の続きをしたつもりが、寝落ち。気づいたら結構な時間になっていた。まだそれほど気持ち悪くない。来月、高校のオンライン交流会で瞑想ヨーガ体験をさせて頂くことになっているので、その打ち合わせ等を幹事のAちゃんとやり取り。
本が面白くて止められない。ぼーっとしているうちに夫が帰宅。ピンクグレープフルーツジュースをちびちび飲んで、夕食は抜きに。
明日、夫は休務日なので、少しゆっくり出来そうだ。
夜中にお手洗いに起きることもなく、スマホアラームより早めにかけた目覚ましの音まで起きることはなかった。7時間連続して眠れたなんて久しぶりのことだ。やっぱり疲れていたのか。
ぼーっとしながら浴槽足湯の準備をして顔を洗う。今日は昨日よりさらに気温が下がるという。家族LINEに「おはよう」のスタンプを送る。昨夜は息子が頭痛だと言っていたが、とりあえず復活したようだ。頭痛持ちが似てしまったか。
一方、夫は頭痛を訴えることは殆どない。今は亡き義母に至っては、肩こりも頭痛も知らない羨ましい人で、私がやれ頭痛だ、とか肩こりだとか言うと、怪訝な顔をして「私は分からないのよね~」と宣っていた。
ニュースを視ながら昨夜調達した朝食を摂る。お腹は快調だ。BS朝ドラを視て、身支度を整えて母にMeet通話をかけるが、全く繋がらず、諦めてチェックアウト。
今日のホテルは会員ではないので、レイトチェックアウトもなし。最低限の手提げと預ける荷物に分け、荷物札をもらって身軽に出発。なるほど、外は寒い。北風が薄い胸を貫く感じだ。
病院に到着すると、受付のIDカード機の前は長蛇の列。採血・生理検査受付へ移動する。採血のピンク色の受付番号表を持ち、掲示板を見ると、10人ほどの待ち人数で待ち時間は12分と出ている。
ダウンのロングコートをエコバッグに仕舞い、態勢を立て直しているうちに採血室に入れることに。
今日の採血担当は、初めましての女性だった。名札もなく、お名前も技師さんなのか看護婦さんなのかもわからない。それほど痛まず針刺しをしたが、後半はなかなか血が上がってこないようで(寒いからか)時間がかかり、シリンジを替える度に血管の痛みを感じた。そして抜針も痛かった。
なんとか採血が終了して、お礼を言って採血室を後にし、止血をしながら向かいの腫瘍内科に移動する。待合い椅子はまだガラガラだ。久しぶりに定位置を確保。受付もどなたも並んでおらず。月初めなので保険証確認も一緒に提出する。
いつものようにコロナ関連問診票を頂き、息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れの「ある」の前に“たまに”を追加した。
ホテルで頂いてきた新聞をざっと読む。我が家では新聞の契約を止めて、ネットでしか読まなくなったので、紙の新聞に目を通すのは新鮮だ。
本日のお供は、早見和真さんの「ザ・ロイヤルファミリー」(新潮文庫)。12月の新刊だ。
早見さんの作品は何冊か読んでおり、どれもとても面白かったので、今回もろくにチェックせず、ミステリーか何かかな~と思って手に取り、年を越してしまっていた。ところが、読みだして「え?これって競馬の話?!」とびっくりする。
もちろん帯にもちゃんと書いてあったのだ。「『読めば読むほど感動した。2回目に呼んだときは、途中からずっと泣きっぱなしだった。』と解説の今野敏さん。馬主(うまぬし、と読む。ばぬしと読むのではないことを初めて知った。)とその家族の波乱の20年を描く比類なき傑作!第33回山本周五郎賞受賞作」とある。
競馬のケの字も分からない私だ。35年ほど前、仕事で一度都内の競馬場の視察に行ったことがある。当然馬券の買い方どころか何にもわからなかった。夜のレースをライトアップして、女性客等を取り込めるようにアピールしていた時代だった。それはさておき、その全く無知の私が読んでも、面白い。頁を繰る手が止まらなかった。
採血終了から1時間が経っていても本から目が離せず、ふと掲示板を見ると、「中待合へどうぞ」が出てしまった。慌てて血圧測定をしたら、129-75、脈拍が85と少し高め。
中待合に入ってもひたすら本を読んでいたらサプライズ。15年前、この病院に転院した時、化学療法室には3人の看護師さんしかいなかった。そのうちのお一人、最も長くお世話になった針刺し名人Oさんが!お互いマスクだったけれど、Oさんが「わーっ!」と私の横に座り、私もすぐに彼女と分かり「わーっ!まだ生きてます~」と手を取り合って(Oさんはとても華奢だが、握力が強かった。)その手を握りあったまま、暫しお話をした。
何年ぶりだろう。健診センター等を経て、患者サポートセンターにおられるという。そういえばOさんには在宅医療の相談等が出来ますよ、とOkさんから教えて頂いていたのを思い出した。
「昨年度末で定年退職したんですよ、37年働きました。」とご報告すると、「それは、お疲れ様でした。お変わりないようで本当に何よりです」と。なんだかうるうるしている中で、先生がお顔を出される。
「今、熱い再会をしていました。」と言うと「あ~そうだったねえ~」と。病院に到着してからまだ1時間半も経っていない。後ろ髪を引かれる感じで診察室へ。
「おはようございます。」と診察室に入り、ドアを閉め、荷物を籠に入れ、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出すと、お一人若い女性が立っている。「今日は薬剤師さんが同席します。」とのことで、「よろしくお願いいたします。」と会釈して席に着く。
「さて、どうでしたかね。」と問われ、「相変わらず10日近くは吐き気、倦怠感、眠気が続きました。寒いので痛むようです。左鎖骨辺りの鈍痛、胸部に重いものを載せられている感じの圧痛、そして、左の傷跡付近は、大胸筋を切っているので仕方ないのでしょうが、左手に体重を乗せるとズキズキが続きます。それとは別に先月の左足首捻挫がなかなか完治しません。加齢のせいもあるのでしょうが・・・。お腹は緩めです。」と。
先生はどんどんPCに打ち込んでいく。寒さの話になって「○○市くんだりはねえ~」とまた仰る。イケズである。
採血の結果のデータは後でお渡ししますが、マーカーは・・・とグラフに示してくださる。また上がっているが、12月と同じくらいなので、まあ行ったり来たりである。他はコレステロールと中性脂肪が高めではあるが、気にしなくていいんじゃないですか、のレベルだそう。予定通り治療しましょう、とのこと。
そしてCTの予約である。次回治療前にCT予約を入れて結果が判れば、3月の治療後から5週間空けられる。先生は早く5週間おきにした方が良いのでは、と仰ったが、4月の治療迄はこれ迄通り4週間置きでよいので、4月治療前のタイミングで予約をお願いした。
前回撮影した10月から5か月経過になるので、いつもの間隔である。あまり早い時間だとまた前泊してしまうので、少し遅めの時間にして頂いた。終わったら遅めのブランチをして帰宅すればよい。
そして薬の処方で、1年以上出して頂いていないコデインがそろそろ消費期限なので念のため、そして残薬がなくなってきたロキソニンをお願いする。
私事ですが、と前置きして、「息子が転職して4月からこちらに居候することになりました。3月末まではバタバタします。」と言うと、「え、○○会社を辞めて?!」と仰るので「はい、今度は□□会社です。」と言うと「お~地元じゃないですか。」と。
ということで、エンハーツ38クール治療続行となった。SpO2は96、脈拍は84。「ご自宅でもこんな感じですか?」と問われ「大体95~98くらいです。我が家のものが病院のものと同じくらい精度が高いかわからないのですが・・・」とお答えする。診察室での体温は6度7分。
「それではCTの説明をしてもらうので、廊下でお待ちください。」と言われ、お礼を言って診察室を出る。
Oさんが待っていてくださって、ご挨拶をして、お別れする。全然変わらず、目がくりくりでバンビちゃんのように可愛らしい方だ。
ほどなくしてクラークさんがいらして、書類の説明をされ、同意書2通にサインする。どなたもいないので、門前薬局にLINEで処方箋の写真を送っておく。
化学療法室へ移動。どなたも待っていない。受付番号は11番。今日は空いている。ファイル一式を提出。
10分もしないでSさんからイメンドのジェネリックであるアプレピタント125㎎が届く。持参したマグに入れたダージリンティーで飲んだ。
ほどなくして看護助手さんからリクライニング椅子に案内される。久しぶりに窓側の一番奥のお気に入りの席だ。ファイルにはデータも入っていたので、チェックしたらアルブミン等はLだったが、前回より上がっていた。少しは改善しているのだろうか。
お手洗いを済ませ、椅子周辺の環境整備をして態勢を整える。夫やお友達にLINEで今日の報告。
薬剤師のTさんがお見えになり、「また同じ感じですか。」と問われ、「今回は大丈夫かな、と焦っても、やはり時薬なのか、早く回復したりはないようです。それでも薬を飲み終わる頃には復活しますので。」とお答えする。
悪心や便秘と下痢、味覚異常、手足のしびれ等の副作用について状況報告するが、「ちゃんと対応出来ているということですね。」と。
30分ほどで門前薬局からのLINE。お薬の準備が出来ました、という連絡が来る。
それから15分ほど待ってアプレピタントが効いてきた頃、看護師のSさんが針刺しに見える。寒さ対策で今日もハイネックのニットを着こんでいたので、ニットの上からポートの針を入れるのは諦めてニットの下から入れて頂いた。ちょっと痛んだが、“いかにもババシャツ”のベージュでなく花柄プリントのインナーを着ていて良かった。
今はヒートテックが良くなっていて、という談義になったが、どこそこのものが肌に優しく被れたりしないという情報も得られて良かった。汗で痒みが出て細菌が入って大変な思いをしてしまう患者さんもいるようだ。皮膚が弱くなっている私も要注意である。
その後15分ほどしてKrさんがいらして点滴がスタート。今日はスタートが前回より30分近く早い。数年ぶりでOさんとお会いして、という話をする。「Oさんも〇〇さんも全然変わっていないですよね~」と仰るので、「Oさんはそうですけれど、私はマスクの下のたるみが隠せているので~」などとお喋り。
ついでに息子が帰ってくる話をすると、「小学生だったのに、(27歳とは)ちょっとピンときません。もうすっかり大人なんですね、凄いですね~」としみじみ。そのタイミングでOkさんまで現れて「え~、また一緒に住めるの?いいじゃない!」と言われる。今日は沢山の方にお目にかかれるラッキーな日である。
吐き気止めのアロキシ・デキサートミックス、ブドウ糖を全開で10分ほどで落とし、エンハーツ30分。途中で少し眠くなるが、本が面白くて止められない。けれど、隣の男性の鼾もすごくて、ちょっと気が散る。再びブドウ糖。Hさんが替えてくださる。生食シリンジを終えて抜針。衝撃が小さく、全く痛まなかった。
「お疲れ様でした。」と言われたので、「血圧はいいですか。」と言うと、「失礼しました、忘れていました。」。開始から1時間20分。朝は高めだったので、というと112-79、脈拍は71と落ち着いていた。
ということで、今日はとても順調に進んだ。
ご挨拶をして化学療法室を出る。受付表を戻し、会計待合いに移動。待合い椅子はかなり混んでいる。IDカードを自動支払機に入れたら、「読み取りが出来ません」と出て、慌てて窓口に行くと、すぐに新しいカードに替えてくださった。自動支払機で11万円強をカード払い。
外に出ると、風が強く吹いていて、寒い。
薬局へ移動すると、結構な数の待ち人が。お薬手帳と処方箋を提出し、「LINEで写真を送っています。」と言って待つ。ほどなくして「LINEで処方箋をお送りくださった○○さん」と呼んで頂けた。
1つ1つ薬を確認していく。電子マネーで28日分、10,000円弱の支払いを済ませる。今日の病院と薬局での滞在時間は5時間弱。
ホテルフロントに戻り、預けた荷物を受け取る。このホテルの1階レストランはとても素敵なので、ランチを頂こうかと訊くと、日替わり等は売り切れでカレーだけと言われ、諦めて手提げの荷物を整理して一つにしてホテルを後にした。
駅ビル最上階のいつものイタリアンレストランに行くと、普段より1時間近く早いせいか長蛇の列。ここも諦めて乗換駅まで行くことにした。各駅停車に乗って読みかけの本を読み続けることにしたが、眠気に負けてしまい、気づくと降りる駅の数駅手前だった。
とても久しぶりに乗換駅のケーキショップでパスタランチ。タイミング良く奥の4人席に座り、読書も出来た。ゆっくり食事を終え、最寄り駅に到着。大荷物にもめげず、タクシーにも乗らずに自力で自宅まで歩けた。万歩計は8,000歩ほど。
帰宅後は生協のお届け物を取り入れて、収納する。あれこれ片付けをして、のろのろ薬等を仕分ける。夫は宴会で夕飯不要である。
母にMeet通話。今朝何度も連絡したが出なかったと言うと、眠れなくて泌尿器科で処方して頂いている眠剤を飲んだら、二度寝してしまって、気づかなかった、申し訳なかったとのこと。元気ならよいのです、と切る。
私は空腹は感じず、リビングで読書の続きをしたつもりが、寝落ち。気づいたら結構な時間になっていた。まだそれほど気持ち悪くない。来月、高校のオンライン交流会で瞑想ヨーガ体験をさせて頂くことになっているので、その打ち合わせ等を幹事のAちゃんとやり取り。
本が面白くて止められない。ぼーっとしているうちに夫が帰宅。ピンクグレープフルーツジュースをちびちび飲んで、夕食は抜きに。
明日、夫は休務日なので、少しゆっくり出来そうだ。