インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

ふと思う

2009年09月14日 | だから何やねん
塾長が子供の頃は、悪い事をすれば先生に引っ叩かれるなんて事は当たり前でした。
それも容赦の無い仕打ち。
2km先まで聞こえそうなビンタの音が教室に炸裂したものです。

それでも、その先生を恨むなんて事はありませんでした。
何故なら、自分が悪い事をしたと解っていたから。

ましてや親に言いつけるなんてとんでも無い。
親にそんな事があったなんて言おうものなら、それこそ先生にやられた数十倍の仕打ちが待っていたからです。

いつの頃からだろう?
先生達と子供達の間に隙間風が吹くようになったのは?




今日、買い物に出かけたら、前からチャラ男が歩いて来る。
身の丈は塾長よりも高く、体格も随分と良い。
危ない、危ない、関わらないようにしよう・・・ と自転車を漕いでいたら。
「こんにちはっ! ○○ですっ!」と大きな声で挨拶が。

誰だ? お前? 
塾長はヤクザ者には知り合いはいないぞと、しげしげと見つめると。
昔、少年野球のクラブチーム時代に関わった教え子ではありませんか。

聞くと現在は定時制の高校に通っていること。
学校の中で面白く無い事があって、当時は野球が上手いのであちらこちらから特待生の話があったのに、全て断ってしまい後悔している事。
今は一生懸命頑張っている事など、色々と話しを聞かせてくれました。

こんな昔の教え子に会うといつも感じる事がひとつ。

なんで、こんな素直な子供達を現在の先生達は正しい道に導いてやれないのだろう?
勉強だけが全てでは無い。
スポーツだけが全てでは無い。
その子供達には、他の誰にも真似のできない良い所が必ずあるじゃない。
なんで、そこに気付いてやれないのだろう。

その子供と関わってから、既に10年ちかい歳月が過ぎようとしています。
なのに、久し振りに道で会うと満面の笑みを浮かべて、大きな声で挨拶をしてくれます。

こんな素直な子供達が、最も多感な時に全く評価をされないで、居場所を失っている現実に、いつもいつも深い憤りを感じるのです。



う~む・・・
このブログ始まって以来の重たい内容になってしまった・・・