インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

2009合宿報告 その3

2009年09月24日 | 歴史
自然は子供達の好奇心を刺激する宝庫です。

平成塾が合宿地にここを選んだのは、この自然の森が目の前にある事も大きな理由を占めているんですよ。


これ、何ですかぁ?

イクラが何か捕まえました。
だからぁ・・・
これ何ですか? と聞くんだったら、捕まえる前に確認しろってんだよ。

どうも都会育ちの塾生達は、危険な生き物もいると言う警戒心がありません。
目の前で何か動くと、好奇心の赴くままに捕まえます。
塾長の家の猫と同じですね。


平成塾御一行は当初予定していたバーベキューガーデンに向かいましたが、シルバーウイークで人がいっぱい。

こんな所に塾生を放牧すると、あちらこちらからクレームが来るのは必至です。
仕方が無いので森の奥へ向かう事にしました。


日中でも薄暗い森の中。

道があるようで、無いようで・・・
何となく開けている所を奥へどんどん進みます。

その間、お気楽な塾生達はと言うと。
休み時間になったら、ここで遊ばない?
あそこに面白そうな物があるよ。

いつまで経っても警戒レベルは0のまま。


いったんここで、自分達の現在地を確認。

どこが楽しそうだろうと地図を見る塾生。
夜になったら、どこが怖いんだろうと地図を見る指導陣。

取り敢えずベースキャンプ地を見つけ、そこへ向かう事としました。


ベースキャンプとなる場所へ全員が荷物を下ろします。

これで重たかった荷物から開放された塾生達。
周りをキョロキョロして、誰も落ち着きません。


木々の間からこぼれる木漏れ日。

森の中にうっすらと靄が立ちこめているので、光の筋がはっきりと見えます。
綺麗だなぁと感心する塾生達。

木漏れ日をよく見ると、光の線が真っ直ぐに地面に伸びているでしょ?
電灯の光は曲がるけど、太陽の光は曲がらないんだよ。
だから遠くまで届くの、解る?

因みに、みんなが知っているレーザービームって、太陽光線って言う意味の英語だよ。
へー へー へー
塾生達からへー20連発を頂きました。


さあ、ここらは少しの間だけ自由時間。

綺麗な空気を沢山吸い込んで、自分達の好奇心を満たしなさい。
すると、すぐさま小グループに分かれて走り回る塾生達。


あっちでもこっちでも、思い思いの方向に歩き回ります。

森の中は日が遮られて、とっても涼しいね。
首の周りを撫ぜて行く風がとっても気持ち良いです。


さあ、そんな中、名取コーチによるレクチャーが始まりました。

みんな、目の前にたくさん宝物があるのに気付かないの?
この一言に全員が聞き耳を立てる塾生達。

ほら・・ これはくぬぎの木だよ。
くぬぎの木と言えば?


ほら見つけた♪

いきなり何かを捕まえるひろみちお兄さん。
これ何だか解る?
あーっ クワガタだぁっ!

都会の子供達にしてみれば、カブト虫やクワガタなんてデパートか昆虫園でしか見た事がありません。
野生のクワガタが目の前にいる事にびっくり。


どこどこ?

どこを掘ればいるの?
掘るんじゃ無いよ、葉っぱをどかすの。
いないよ。
えーい、貸してみな。

塾生達の好奇心はピークに達します。
あっちでもこっちでも、くぬぎの木の下で宝物探しゲーム。


これどうですか?

あかん、あかん、もっと大きいのを捕まえな売れへんで。
廣岡コーチは昔、カブト虫のブリーダーをやっていたそうです。

お陰で捕まえたクワガタやカブト虫を見せると、相場の価格をすぐに教えてくれます。


思いがけない宝物探しになった森の中の探検。
学校の教科書ではくぬぎの木のそばによくいます、程度しか教えて貰えないカブト虫やクワガタの生態。

これが実際に自分達で捕まえる事が出来るとなると、それはそれは真剣に人の話しを良く聞く塾生達。
くぬぎの木の探し方、木のどの辺りを見れば良いのか。

まさに生きた学習に、ひたすら興奮する塾生達なのでした。