農作業をしている時、私は色々なことを考えます。
作業の段取りのことはもちろんですが、経営のこと、経済のこと、政治のこと、自分自身のことなど、思い浮かぶことは数知れず。
最近特に考えるのは、「団塊の世代」について。
農業の世界に、団塊の世代の方々が目を向けていらっしゃるようです。
それはそれでいいことだと思います。が、私が強く思うのは、「どうして今なの?」ということです。兼業の私がとやかく言う筋合いでもないのですが、なんか動機が不純というのか、今ひとつ解せないんです。
だって、今まで企業戦士とかいわれながら、ある意味で農業を避けていた?バカにしていた?人たちが、定年後の第2の人生として農業を志しているわけですよね?
「農業じゃ食べて行けない」とか、「安いものを輸入すればいい」とか挙げ句の果てには、農地を宅地をはじめとする”開発”のターゲットにしていた方々が何で今更農業なんでしょうか?自給自足の生活にあこがれる?冗談ですよね。今までバカにしていたのに。ずいぶんとまあ身勝手な考えをする方々の多いことか。
国の農業政策だって例外ではありません。食糧自給率が低いとか、年に何回かは騒ぎたてるようにこんなアナウンスを流しますが、それでは具体的に何をしてきたのでしょうか?他業種でも見られるような「保護政策」以外に私は思いつきません。
「保護」が行き過ぎて「過保護」になってしまったため、国際競争力を失ってしまったのではないでしょうか。規制があることによって守られたことには、工夫・進歩がなかったのではないかと感じます。
私も農業を”兼業”し始めた頃、「定年してからやればいいじゃないか」と諸先輩方からよく言われました。その時私は「定年してからじゃ、農業の勉強している暇ないじゃない。だから今から試行錯誤するの。20年もあれば、色々身に付くだろうし。」なんて答えていました。
団塊の世代の方々の中にも、「経験重視」の考えをお持ちの方がいらっしゃると思います。なぜそのような方々が、「農業」だけは例外と思うのか?または、それに気づかないのか?ずいぶんとまぁ都合の良い考えだと思います。
”アリとキリギリス”じゃないですが、いままで好きなことさんざんしてきて、
いざ定年を間近になった今、急に農業?虫が良すぎますよ。またそのような人をターゲットにしている業界の方々。明日は我が身じゃないでしょうね。
「探求心」と「信念」と「コミュニケーション力」と「行動力」がなければ、世の中で成功しないといいます。農業の世界だって例外ではありません。
ましてや、「給料や賞与」を当然のように思っていた方々が定年を境に”個人事業主”になりきれるとは少なくとも私には考えづらいことです。
団塊の世代の先輩方、ご自身の人生ですから誰か、何かに頼るのではなく、ぜひご自身ですべてを決断なさってください。成功しても失敗しても、責任はご自身にあります。定年までにぜひ、”依存型思考”からの脱却をなさってください。
作業の段取りのことはもちろんですが、経営のこと、経済のこと、政治のこと、自分自身のことなど、思い浮かぶことは数知れず。
最近特に考えるのは、「団塊の世代」について。
農業の世界に、団塊の世代の方々が目を向けていらっしゃるようです。
それはそれでいいことだと思います。が、私が強く思うのは、「どうして今なの?」ということです。兼業の私がとやかく言う筋合いでもないのですが、なんか動機が不純というのか、今ひとつ解せないんです。
だって、今まで企業戦士とかいわれながら、ある意味で農業を避けていた?バカにしていた?人たちが、定年後の第2の人生として農業を志しているわけですよね?
「農業じゃ食べて行けない」とか、「安いものを輸入すればいい」とか挙げ句の果てには、農地を宅地をはじめとする”開発”のターゲットにしていた方々が何で今更農業なんでしょうか?自給自足の生活にあこがれる?冗談ですよね。今までバカにしていたのに。ずいぶんとまあ身勝手な考えをする方々の多いことか。
国の農業政策だって例外ではありません。食糧自給率が低いとか、年に何回かは騒ぎたてるようにこんなアナウンスを流しますが、それでは具体的に何をしてきたのでしょうか?他業種でも見られるような「保護政策」以外に私は思いつきません。
「保護」が行き過ぎて「過保護」になってしまったため、国際競争力を失ってしまったのではないでしょうか。規制があることによって守られたことには、工夫・進歩がなかったのではないかと感じます。
私も農業を”兼業”し始めた頃、「定年してからやればいいじゃないか」と諸先輩方からよく言われました。その時私は「定年してからじゃ、農業の勉強している暇ないじゃない。だから今から試行錯誤するの。20年もあれば、色々身に付くだろうし。」なんて答えていました。
団塊の世代の方々の中にも、「経験重視」の考えをお持ちの方がいらっしゃると思います。なぜそのような方々が、「農業」だけは例外と思うのか?または、それに気づかないのか?ずいぶんとまぁ都合の良い考えだと思います。
”アリとキリギリス”じゃないですが、いままで好きなことさんざんしてきて、
いざ定年を間近になった今、急に農業?虫が良すぎますよ。またそのような人をターゲットにしている業界の方々。明日は我が身じゃないでしょうね。
「探求心」と「信念」と「コミュニケーション力」と「行動力」がなければ、世の中で成功しないといいます。農業の世界だって例外ではありません。
ましてや、「給料や賞与」を当然のように思っていた方々が定年を境に”個人事業主”になりきれるとは少なくとも私には考えづらいことです。
団塊の世代の先輩方、ご自身の人生ですから誰か、何かに頼るのではなく、ぜひご自身ですべてを決断なさってください。成功しても失敗しても、責任はご自身にあります。定年までにぜひ、”依存型思考”からの脱却をなさってください。