こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

農業特有の課題じゃないですよ。

2013-03-21 19:19:40 | きょうのひと言

他産業から農業参入成功のポイントが、日本政策金融公庫から発表されました。

ポイントは4つあります。

① 「農業次述の習得」 参入前に研修なのでしっかりと生産技術を習得

② 「農産物の販路開拓」 販路開拓に自ら取り組み、利益が確保できる単価で販売

③ 「農地の確保」 諸条件を十分に勘案し、栽培に適した農地を確保

④ 「資金繰り」 運転資金を調達する上で本業の経営安定が重要

 

記事を読んで開いた口がふさがらなくなったのは、自分だけでしょうか?

規制緩和で農業に参入しやすくなったとは言え、
基本中の基本がしっかりしていないところが参入したって、成功するはずがありません。

農業は閉鎖的だと批判する向きもありますが、
そうじゃないことがハッキリとこの記事でしたように思います。

この4つのポイントを農業以外に当てはめてみてください。
どこの世界に打って出ようとしても、この4つは普通準備する事項です。

参入を検討する企業はもちろん、
新規の就農者にも当てはまる当たり前のこと。

それこそ「農業をなめんじゃないよ!」って、この程度のことが判らない方々には
言ってあげたいです。

 

 

 

 

 

 

 

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国益って何だ?

2013-03-21 18:52:48 | きょうのひと言

 

3/22付の全国農業新聞の1面です。

TPP交渉参加表明について「断固反対運動徹底」などの活字が踊っています。

”守られた組織や個人は、自立出来ない” 私はそう思います。

よって国益を守るためには、競争力を付ける必要がある。
しかし今まで保護されていたのだから、一時的な衰退は致し方がないのではないかと思います。

保護と規制の中で努力を怠った(忘れていた)ことは、
農業界のみならず、様々な業界に見られることです。

バブル崩壊の時も、リーマン・ショックの時も、円高の時も、
相当な苦労はしたけど、その後時間はかかったにせよどうにか持ち直してきた日本。

今回はもっと苦労するかもしれませんが、
将来苦労するくらいなら今した方が絶対に良い。

そして将来、国際競争力の一番ある国になればいいじゃないですか。

大型店舗が開店した地域の個人商店は全滅していますか?
なくなったお店もあるけれど、元気に生き残っているお店もあるじゃないですか!
客を奪われるじゃなく、大型店に集まってくるお客をどうやって呼び込むか?
こんな努力をしたお店は、しっかり生き残っていて、
断固反対のお店はなくなった。

時流にどうやって乗っかり、どうやって今の事業(仕事)を継続させるか?

そこんところを考えれば、今何が国益かが判ると思います。

逆境から這い上がった人は、強い。

一時の苦労を嫌がり、既得権を確保していると必ず最後は消えてしまいます。

私はもっと前向きに、熱い気持ちで物事に向かって行きたいです。

日本農業が将来にわたって生き残ってゆくためには、
今まさに自立をすることが必要だと私は思います。

 

 

 

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