詩人より来信あり 111

2017年3月3日（金）

　池下和彦さんより、「はがき詩信」111号来信。

　『手順』はフシギ、『不思議の国のアリス』や『メアリーポピンズ』に通じるフシギである。

　『なにも』と『選択』は身につまされすぎて、鑑賞する余裕がない。むろん、こちらの問題である。より正確に言えば、『なにも』はこれから自分がいやというほど感じるであろうことをあらかじめ示しており、『選択』は言葉にならなくて地団駄踏む歯がゆさを言葉にしているらしいことが歯がゆい。

　どちらも選ぶ余地なく、僕の身のうちにある。

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