きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

高原の川

2011-08-09 | 釣り

8月7日(日)は、涼を求めて信州の高原の川に行ってきました。

080701 (やっと朝日が射しはじめた高原の川)

いつもの事なのですが、釣りの前夜は早めに寝ますが、どうも2時間ほどで目が覚めてしまい、今回も同様に、深夜の出発となりました。
途中、深夜なのに事故渋滞で、1時間ほどロスしましたが高原の川の入渓ポイントには、まだ夜明け前(4時前)に到着です。30分ほど仮眠して、明るくなり始めると、車の音で目が覚めました。2,3台の釣り人らしい車が来ましたが、あきらめて行ってしまったので、一安心。まだ5時ですから、早すぎです。
そこは川に降りられる所が一カ所なので、その入り口に車を止めておけば、大丈夫かと思いましたが、なんだか嫌な予感、そろそろ、釣りの準備をしておこうと思い、朝ご飯を食べて、支度していると、群馬ナンバーの車が来たと思ったら、ルアー釣り師が、川に降りて行ってしまいました。
まいったなぁ。そんなの有りなのですかね。
仕方がないので、少し時間がたってから、川に降りて少しだけ下流に歩いて釣りする事にしました。まだ、6時前、時間も早いのでイワナは寝ています。
6時になり、川に降りて川沿いを少し下流に歩いてからゆっくり釣りはじめました。高原の深い森の早朝の流れは、ちょっと肌寒いくらいですが、陽が少しずつ射しはじめると、虫たちも動きだし、鳥のさえずりも聞こえ、森の目覚めです。
岩の陰に毛鉤を浮かべると寝坊助のイワナがゆっくり出てきて、毛鉤に食いつきましたが、あまりにもゆっくりだったので、合わせが早すぎ、ググッと来た瞬間はずれてしまいました。ふと、上流を見ると、なんと、川に入って釣りはじめている釣り人がいます。
それはないよな。。。折角、ちょっと下流から時間を空けて釣り上がろうと思っていたのに。。入渓ポイントから上流はもう、ダメですね。一気にやる気がなくなりました。
と思った瞬間、流芯からイワナが毛鉤に飛び出し、またしても、ググッと来たら、毛鉤がはずれてしまいました。

080702_2 (水中写真、後ろから近づくと逃げないイワナ)

気を取りなおして、場所移動、車で下流に行くと、釣り人の車が、結構駐まっています。
何カ所か様子をみたけど、真新しい足跡、魚の気配無し、下流の橋の所には車が無かったので、降りてみました。釣り上がって行くと、どうも、毛鉤には反応するもののなかなかフッキングしない事が多く、やっと20cmほどのイワナがかかってもネットに入れる寸前に何匹かバラしてしまいました。どうやら、今日はツキが無いようですね。

080703 (やっと釣れた、20cmほどの奇麗なイワナ)

イワナは結構いますが、小さいのばかりで、どうも、早朝に人が入ったようで、反応するものの、警戒して毛鉤にはなかなかかからないようです。

080704 (滝、この下には沢山いたけど)

以前来た事がある、滝の下には、沢山いましたが、何匹もばらし、結構大きいのもいたものの、結局毛鉤には食いつきませんでした。この滝を越えるのは、ちょっと大変ですから、また、戻って車で移動です。

080705 (滝下の22,3cmのイワナ)

さらに下流側に向かいましたが、下流側は、ゴルジュ帯で、川は見えません。

080706 (別の滝の上から、涼しそうでしょ!)

ついでなので、前から気になっていた、奥の秘境まで行って見ました。釣りはせず、川に温泉が湧いている所を見ましたが、他に観光客もいるので、海水パンツが無いと、温泉には入れません。

080707_2 (川の脇から温泉がでてる、川の温泉)

早々に引き上げ、イブニングに備えて上流の緩いポイントに向かいました。下流に行っている間に、上流では雷が鳴ったようで、道路は濡れているし、雷鳴も聞こえます。

080708 (モクモクとした雲)

この雨で一気に気温が下がり、釣りはダメかもしれないと思いましたが、それよりも、目指すポイント毎に、他の釣り人がいて、ちょっと無理そうです。一番上流域まで行って、また戻ると、駐まっていた車がいなくなっていたので、一応、川に降りて、様子を見ながら毛鉤を浮かべていると、下流から2人の釣り人が釣り上がって来て、「もう、上がるので先に行かせてください」とのこと、ちゃんと挨拶してくれたので、ちょっと安堵しました。
1時間ほど様子を見ましたが、ハッチもライズもなく、今日の釣りはお仕舞いにしました。

080709 (釣りをあきらめて川から上がると晴れてきました)

この川に来るのは、3度目ですが、放流はしていないので、天然のイワナが釣れる貴重な川です。場所によっては川に入れる所が限られているので、そういった所に入る事ができれば、それなりの釣り果が期待できると思いますが、それ以外の所は比較的どこでも入れるので、釣り人が多く、イワナは少ないのかもしれません。
今日は暑い日でしたが、川の水は冷たく、川沿いの木陰は涼しく良い感じですから、今度は、またじっくり入る場所が限られている区間を釣ってみたいと思います。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする