台風が去ってもまだ暑い日が続きますが、9/10は久しぶりに山梨の標高の高い川に行ってきました。
ここは、暗黙の約束事ではないですが、小さな支流の上流部に車を止め、流れが細くなるわずか1、2Kmくらいの所まで釣り上がる川で、先にきた者がその権利を得られると言う感じと信じていました。
5年ほど前になりますが、それまでタッチの差で1番乗りできなくて今日こそはと思い、夜明け前に来て釣り上がった時の事です。
ここから本番と言う所までくると、なんとぱったりとイワナの反応が無くなったのです。おかしいと思い、ちょっと上流まで急いで行くと、なんと、初老の餌釣り師がいました。
聞けば、得意そうに上流にも道があって歩いて川に入れるのだと言うではないですか。ここで釣りをする人は林道の存在は誰でも知っている事です。でも、まさか、その通行止めの林道を30分ほど歩いて、川に出て、そこから下流まで歩いてくだり、確実に釣り上がって来る釣り人の頭はねする事が、正統だと思っている釣り人が居るなんて思いもしませんでした。
そんな事もあり、しばらくその場所には行っていませんでしたが、久しぶりに様子を見に行って見ようと出かけた訳です。
ゆっくり行って、朝早い餌釣師の後をのんびり釣るのも良いかもしれないと思って、川の入り口に10時に着くと案の定、車が1台止まっていました。
まあ、のんびり行こうかなと思い、朝ご飯のサンドイッチを食べていると、なんと、車の主はまだすぐそこにいます。餌釣り師ではなくフライフィッシャーでした。話を聞くとさっき来て、すぐ下から釣り上がったそうです。仕方が無いですから、下流まで歩いて川に入ってみました。台風の影響で源流部とは言えまだ水量は多めですが、釣りができないほどではないので釣り上がりました。20cmほどのイワナは顔をだすものの、良いサイズのイワナは不在のようです。
さて、先行する釣り人から遅れること2時間、毛鉤に反応する様なら後追いで釣り上がろうと思いましたが、どうもじっくり釣り上がっている様で、全く反応しません。場所を変える事にしました。
以前は、下流の方で良く釣りをしましたが、ダム工事が始まって以来、下流側で釣りをしたことが無かったので、ダム湖のインレッドから釣り上がってみましたが、遊歩道もできていて、アクセスしやすく、おまけに水が多くてちょっと釣りは厳しかったです。
まだ時間も早いので、他の支流に行ってみましたが、やっぱり水量が多くてちょっと頑張ってみたものの、釣り上がり困難で撃沈です。
台風の影響で渓はどこも増水気味、源流域なら何とか釣りになるだろうと考える人は、他にも居たわけですね。渓流シーズンもあとわずかですが、まあ、またのんびりと景色を見ながら釣りを楽しみたいと思います。