11月13日は清々しいひとときを過ごしました。
所属する釣りクラブ(JFF)で行っている、ヤマメの発眼卵放流活動に参加してきました。
今年の4月には、WVB(バイバードボックス)の回収をしましたが、今度は、ヤマメの発眼卵放流です。
ただし、勝手に放流活動を行うのは、いけませんので、JFFでは、管理する漁協の許可を得て実施しています。
どんな感じでやるのか、簡単に紹介しますが、詳 しく知りたい人は、JFFのHPを見てください。また、発眼卵放流は誰でも参加できますので、実際に行ってみたい人は問い合わせなどしてみてくださいね。
まず、発眼卵を入れるWVBを、少しでも発眼率を高くするため、ヨード液などで消毒します。
次に、1つのWVBに入れる発眼卵は500粒ですので、それを数えて容器にいれます。
毎回数えるのは大変ですから、あらかじめ用意した容器に、最初は数えて入れますが、その後は、目分量です。
WVBには、発眼卵を入れますが、このWVBは上に入れた卵がかえると、下の方でしばらく安全に育ち、巣立って行く訳です。外敵からヤマメの子を少しでも守ってあげられる優れものです。
次に、このWVBを2つほど籠に入れて、川に沈めますが、手頃な砂利が必要なので、砂利採りをしますが、これが結構、重労働です。
(砂利集めは重労働)
WVBを入れた籠に採ってきた砂利を入れて固定し、今度は、いよいよ川の流れに置きます。
(砂利を敷き詰めて)
水が枯れること無く、常に酸素が運ばれてくる緩やかな流れの場所を選んで籠を埋めて行きます。
(良い場所を選んで流れの中へ)
最後には、WVBをおいた場所に印を付けて、また4月に回収する時にわかりやすいようにして終了です。
ヤマメの発眼卵は羽化寸前ですから、卵の中に小さな命が動いているのが解りますので、なんだか愛情さえ感じます。
通りかかった4人組の女性ハイカーが、発眼卵を見て、思わず「可愛い」と言っていましたが、まさにその通り、可愛いのです。
もしも、発眼卵を入れた場所などを見つけても、けして掘り起こしたりしないようにお願いしますね。もうすぐヤマメの小さな子供達が卵からかえって泳ぎだし、春には元気な姿を見せてくれるのですからね。楽しみです。
天気もよく、暖かな日和で、冷たい川の水も気持ちが良く感じ、なんだかほのぼのとした良い一日を、JFFの仲間と一緒に過ごして、ちょっとだけ心が豊かになった気持ちです。