きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

ヤマメバッチ(8/19養沢)

2012-08-25 | 釣り

今年の4月末深夜に養沢毛鉤釣場の管理棟が放火により焼失してしまいました。

081902 (すっかり焼けて無くなってしまった管理棟)

建物はまた建て直せば済むかもしれませんが、管理棟の中にあった沢山の歴史はもう元に戻すことはできません。
JFF(Japan Fly Fishers)で何かできないかと言う話をしていると、ある会員の方から、1980年~2012年までのヤマメバッジを進呈したいとの申し出がありました。
ヤマメバッジとは非売品で標識ヤマメを釣った人がもらえるバッジですが、限定数しかなく、ボクは2009年に一度だけしかもらったことがありません。それを32年間毎年分ですから、ちょっとすごいコレクションです。それを進呈したいとの申し出です。
早々、JFF会長から養沢毛鉤釣場さんにその旨をお伝えすると、非常に喜ばれ、進呈用の額も完成したので、8/19に進呈に行ってきました。
081900
(ヤマメバッジの贈り物)

集合10時でしたが、ボクは、8時前に行って釣りです。
毎日暑くて、養沢も暑いけど日陰はいい感じで涼しいので、まずは日陰の場所。



081901 (川にあった忘れ物)

今回は、試してみたいフライがありますが、まずは釣りたいので、#18のドライフライでニジマスと遊び、9時過ぎに管理棟の前に行くと本日の進呈式?に参加のメンバ4名はすでに待っていました。
養沢の関係者の方も集まり、ヤマメバッジの額をお披露目です。
額の後ろには、バッジが入っていた箱が納められており、昔の箱には、「たくさん釣るより楽しく釣ろう」との言葉がありますが、まさにその通りだと感心しました。ボクはまだまだ修行が足りていませんが。
081903 (額の後ろには、バッジの入っていた箱も納めました)

081904
(昔の箱の文字)

養沢の元理事長(現相談役)のお話では、このヤマメバッジの始まりは、昔、ヤマメを沢山放流した際に水産試験場から提供されたものだったそうです。それが好評だったので毎年、ヤマメバッジを提供するようになったとのことでした。
理事の方達も沢山来ていただき、もともと管理棟に飾ってあった歴代のバッジも火事で焼けてしまったので、非常にうれしいと大変喜んでいただけました。
このような形で支援できることがとても嬉しかったし、ボクは一緒に行っただけですが、JFFとして何かできたことが誇らしく思えました。バッジを提供してくださった会員の方(匿名希望)をとても尊敬します。
すっかり焼けて無くなってしまった管理棟の跡をバックに関係者の方、全員と記念写真を撮りました。来年の春にはここに新しい管理棟が建っているはずです。
隅っこに、以前、管理棟の中においてあった薪ストーブがありましたが、そとから焼かれてしまい、ちょっと寂しそうに見えました。
081905
(焼かれてしまった薪ストーブがちょっと寂しそうでした)

さて、バッジの進呈式も終わったので、木の小屋でお蕎麦を食べて、みんなで釣りです。
そう、まだ、試してみたいフライを試していませんのでね。
結果、カメムシフライはその見た目に反して意外に反応がいいですが、結局、カメムシでは釣れませんでした。
どうも、フッキングしにくい様ですので、改良が必要です。カメムシ第2弾を巻いて、いや、工作して、また試しに行きたいと思います。
カメムシでの実践は、10月はじめの奥日光と10月末の北海道の予定です。
でも、正直に言うと釣れないとき、#20くらいの小さなフライだと釣れるのですが、それでもだめなとき、カメムシより、#10の大きなエルクヘアーカディスの方が、反応が良くて、釣れたのですけどね。

081906
(弘法も筆の誤り。。Mさんも木にフライを引っかけます)

結局、他の人が帰った後も、へんりーさんと2人で最後の時間まで、遊んでしまいました。
終了間際は、結構、反応が良くなってきたのですが、タイムアップでした。

心ない人によって放火され消失してしまった養沢管理棟、色んな歴史も燃えてしまいましたが、また新たな養沢毛鉤釣場の歴史を刻んで行くのでしょうね。
「たくさん釣るより楽しく釣ろう」の言葉を胸に、また楽しい釣りをしていきたいと思った、養沢でした。
これからも、養沢で釣りをして盛り上げて行きたいと思います。
そう、今回、ポイントカードがいっぱいになったので、次回はご招待なのです!

コメント
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