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きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

2012年USA釣り紀行(No:5E)

2012-08-02 | 釣り

7/20
今日はUSAの釣り最終日、ガイドは雇っていない。

072000 (隣のキャビンにはGreat Northern Railway のロゴ)

釣り場を探してCraigより下流まで行ったが、目指す場所にはすでに数名の釣り人が入っていたので、別の場所を探す。川の側に白頭ワシが居るのが見えた。

072003 (白頭ワシ)

車を止めると、なんだか、ぬいぐるみの様にかわいいウサギがいたが、その先には、車にひかれてしまったウサギもいて、なんだか可哀想だった。
結局、初日に釣り始めたエントリーポイントでライズしていたのでそこで釣りをすることにした。

072001 (CraigRdの橋、この下で釣り)

トライコへのライズを狙うが、なかなか毛鉤に出ない。ガイドにもらったトライコのフライに変えたらすぐに釣れた。50cm近いレインボーなのにジャンプまでした。後ろで見ていた釣り人が、「トライコ?」と聞いてきた。「yeah トライコ!」。

072002 (これがトライコ)

カディスへのライズに変わったようなので毛鉤を変えると、二度ほど毛鉤に出たが、すぐにばれてしまった。かなり風が強くなってきたので、午前の釣りはお仕舞いにした。
ロッジに戻る途中、Wolf Creekの駅跡に寄ったが、駅跡も、Frenchmanも実はロッジからはそれほど離れているわけではないので、歩いてもすぐにいける程度なのだが何かと車移動が身についてしまっている気がした。

072004 (Wolf Creekの駅跡)

すでに廃線になって10年以上が経つのに、今にも列車がやってきそうな雰囲気のGreat Northern Railway 。「A River Runs Through It」の原作通りなら、今から80年ほど前、この駅にあの厄介者のニールがテニスプレーヤーのような出で立ちで降りてくるのをジェシーの家族が出迎え、その後ろで怪訝な顔で見ているノーマンがここにいたのだ。。。などと、改めて思うと、なんだかちょっとした興奮を覚える。
ランチはFrenchmanでBLT(ベーコン(bacon)、レタス(lettuce)、トマト(tomato))を注文したが、軽めの食事でちょうどいい。改めてこの店の中をよく見ると、古い写真などが飾ってあり、なんとも興味深い、いい感じの店だ。

072005 072006 (Frenchmanの店の中)

明日は帰る日、夜が明けるずっと前にここを発たなければいけないので、釣りはイブニングの釣りが最後だ。イブニングの時間までロッジに戻ってちょっと休んでいたが、なんだか空模様が怪しい。雷がなり、雨が降り出した。

072007
(釣りの後は乾かさないと)

イブニングの釣りは無理かもしれないとちょっと昼寝をすると、天気はすっかり回復し晴れてきた。そうなれば、最後のイブニングの釣りだ。途中、OX BOW RANCHで、草原の写真を撮っていつものダム下に行くと、まだちょっと時間が早いようでライズはない。

072008 (なかなかの景色ホルター湖を望む)

東海岸からきたという陽気な家族がやってきて餌釣りを始めた。
(お母さんがとにかく愛想が良かった)

072009_2

(オスプレー:ミサゴの巣)

その家族達が釣りをあきらめた頃、カディスが飛びはじめ、ドライフライでの釣りが始まる。

072010 (すごいカディスの量)

水面下が良く見えるところでライズしているレインボーをよく見ると、水面に落ちたカディスよりも、すっかり水になじんだカディスを食べているように見える。やはりスペンドタイプが有効な様だ。しかし、今夜は不調、最後のスペンドタイプの毛鉤を大きなレインボーにもって行かれてしまった。

(老Flyfisher)072011

072012

夕闇が迫る川で老人が釣りをしていたのが印象深い。
閉店間際のFrenchmanでサラダとポテトだけの夕食をとった。
睡眠時間は、わずかしかとれないが。。

7/21
朝?いや夜中の2時過ぎに起きて、3時にはWolf Creekを出発した。
Helenaの夜景がやけに綺麗に見え、途中軽い休憩をとり、朝6時には、Bozemanの空港に到着。

072101 (早朝のBozeman空港)

レンタカーを返して、と言っても走行距離を記入してキーと一緒に、キーボックスに投げ込むだけのこと。Bozeman空港のチェックは厳しく、胸ポケットの中に、あめ玉の空き袋が入っていただけでNGになり、ポケットの中を全部出して再チェックとなった。

072102_2 (この飛行機でSeattleへ)

プロペラ機に乗り込み、ひとときの眠りの中、2時間のフライトだが、1時間の時差があるためSeattle到着は8時と言うことになる。Seattle発は14時、6時間もあるのでSeattleのダウンタウンに繰り出すことになる。空港からの脚はSound Transit Light Rail、30分ほどで終点のダウンタウンに到着する。

072103 (これでダウンタウンまで)

まずはマーケットで食べ歩き、クラブカニ、エビ、ぶりは久しぶりの海鮮もので腸にしみこむ美味さで、続けてカキも食べた。新鮮な海の幸は、やっぱり最高だ。

072104 (マーケットは賑やか)

当初の予定では、ダウンタウンからちょっと北に歩きパタゴニアを見て昼食の予定だったが、先に昼食をとってしまおうとの提案に賛同し、シーサイドに移動したが、これが失敗の元。もともと昼食はここのレストランでと調べておいたが、時間が早すぎて、まだ開いていなかった。しかたなくダウンタウンに戻ってレストランを探したが、良さそうな店は開いていない。

072106 (シーサイドのレストラン)

そんな訳で、ちょっとうろうろ状態となってしまった。結局、パタゴニアには行かず、コロンビアを見て、空港に戻って、昼食をとることになった。

072107 (Seattleの街中を走るツアーバス)

そこに加え、空港のレストランの料理が出るのが遅く時間がかかりすぎて、登場案内のアナウンスで呼び出される始末だった。
そんな訳で、空港で買う予定のお土産(チョコレート)は買う時間がほとんど無く駆け足でのSeattleとなった。帰りの飛行機に乗って、一安心、10時間のフライトの末、無事帰国できた。

072108 (Seattleを飛び立つ)

まあ、なんだかんだで、最後はドタバタとしたけど、楽しい釣り旅だった。
今回のHenrys Forkはあまり良い状況では無かったが、はやりあのすばらしい流れにはまた立ちたいと思う。Yellow Stone公園内の川には、他にも行ってみたい場所が沢山ある。 それにMissouri Riverは、なんと言っても今回知ってしまったまた、必ず訪れたい川の1つに大きく加わった。
今度は、もう少し余裕を持って、かつてノーマンとポールが2人で通った道、Rogers Passを超えてBlackfoot Riverの流れも見てみたい、ものだ。

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2012年USA釣り紀行(No:4)

2012-08-02 | インポート

7/18
朝3時には、Wolf Creekに向けて出発。

071801 (ハイウェーを走る)

外は晴れていて、すばらしく綺麗な星空が見えた、ここYellow Stoneの空はほんとに大きくて、澄んでいるのですばらしく星が綺麗にみえる。
途中、軽い休憩もいれ、どうにか、7時にはWolf Creekのショップに到着すると、すでに、ガイドが待っていて、今から釣りに行くという。8時からかと思っていたが、今の時期は、早い時間の方がいいらしい。
8時頃、ボートのエントリーにつくと、Missouri Riverはそこら中、ライズだらけで、気がはやる。

071802 (ボートで釣りに向かうへんりーさんとモッチャン)

ボートに乗って釣り開始。ライズに毛鉤を送り込むと、すぐにかかる。しかし、すぐに、外れてしまった。
こんなライズだらけの川では、楽勝だと思ったが、なんと、ライズに毛鉤を送り込むが、すっぽ抜けや、途中で外れるなどを繰り返してしまった。
お昼は、ガイドが用意してくれた、サンドイッチだが、ヘンリーさんが言っていたほどまずいものじゃなくて安心した。

071803 (Missouri Riverをドリフトボートで下る)

午後も引き続き、ばらしてばかり、切られてしまった鱒はかなり大きかった。
結局、その日は毛鉤になかなか出なかったり、すっぽ抜け、かかってもはずれるなど、ばらしまくりでお仕舞い、終点のCraigに到着だ。

071804 (今日のガイドの釣りはここでお仕舞い)

明日の朝は、6時半集合とのこと。
ガイドの話では夕食は、Craigのレストランがおすすめとのことだったが、Wolf CreekにあるFrenchmanに行ってみた。

071805(なかなか趣のある店Frenchman)

ちょっと、怪しげな雰囲気のレストラン&バーだったが、なかなか西部の田舎の店と言う雰囲気を思いっきり感じられる店で、食事もまずくて食えないなんてこともなかった。

071806
(こんな感じの食事)

かえりがけに、街で唯一の雑貨屋Canyon Storeで明日の朝食(シリアルと牛乳)などを買って帰ってきた。
イブニングタイムは、へんりーさんがガイドに聞いておいたダム下に2人で行ってみた。
ダムの直下を見ると、かなり大きなレインボーがライズしている。

071807 (ホルターダムの下)

その光景を見ながら、合わせのタイミングを練習する。マスが、水面の虫を補食、下を向く、そこで合わせる。このタイミングなら、必ずかけられる。そんな練習を2人でしているのがなんだか、おかしかった。
ちょっと下流に移動して釣り。岸際からのキャストなので、ウェーダーは不要だ。

071808(こんなレインボーが釣れる)

へんりーさんは結構調子よく、50cm近いレインボーをかけているが、ボクの毛鉤には反応しない。へんりーさんに聞いて見ると、毛鉤は、カディスのスペントを使っているとのこと。。。その毛鉤は持っていない。へんりーさんに毛鉤を分けてもらい、5,6匹のいいレインボーをかけることができた。

071809 (ロッキーの山に沈む夕日)

帰りがけに見たロッキー山脈に沈む夕日がやけに綺麗だった。

7/19
2日目のMissouri River、朝は、5時半起床で、6時頃ショップの前に行くとガイドはもうきていた。

071900 (ショップの前であり、ロッジの前、ガイドが迎えにくる)

今日は、昨日終了したCraigから下流をやる。

071901 (今日はここからスタート)

ボートでちょっと下り、あの文豪ヘミングウェーの家の前を過ぎたあたりに、浅瀬が続く場所があり、モコモコとしたトライコへのライズがあった。

071902 (ここはヘミングウェーの家だったそうだ)

ウェーディングでの釣りだ。今日は、ウェーダーなしで、ウェットウェーディングで挑んだが、水はそれほど冷たくないので、かえって気持ちがよかった。

071903

(ボートから下りてウエーディング、実はボートに乗るとき、沈しました(^^;))

トライコを補食するレインボーに毛鉤を流してもなかなか食いつかない。毛鉤をライズするレーンに正確に送り込まないとだめなのは当然、やっとレーンに乗せても、20番の毛鉤で大きなレインボーの口にフッキングさせるのは、ちょっとした賭の様な気がした。
フッキングしても、途中で外れてしまうことが多くて、これをキャッチできたら、ラッキーだったとしか思えなかった。しかし、幸運にも2匹ほどレインボーを釣ることができた。

071904_2 (こんなレインボーが釣れる)

トライコから、カディスに変わると食いもいい感じになるが、たやすくなるわけではない。

071905
(川沿いに走る線路、岩山の穴はトンネル)

ランチは、岸に上がって黒毛和牛が放牧されている近くで食べた。

071906 (この牛は黒毛和牛、汽車が走ってないので川に水を飲みに行ける)

昼を食べた近くでも、岸際でライズがあり、いいレインボーをかけることができた。
この川の40cmから、50cm弱のレインボーの引きはかなり強くて、結構いいサイズのレインボーは目の前でジャンプしたと思ったら4Xのティペットを引き千切って逃げてしまった。
ライズが無い時間になったので、#10の大きいエルクヘアーカディスをつけて、岸際を流していくと結構いいサイズのレインボーが食らいついてきた。

071907 (このレインボーは格好良かった)

今日は、本当によく釣れた。
上がりは、MAX Canyon?とか言うアクセスポイントだった。
夕食はガイドお勧めのCraigのIzaakに行ったが、ローストビーフは旨かったけど、食べきれずに残してしまった。テイクアウトするかと言われたが、食べきれないと断った。折角、美味しい料理だったのに申し訳なかったかな。

071908 (美味しかった黒毛和牛のローストビーフ)

帰りにCanyon Storeに寄って、側の壊れかけた古い建物をみると、それは貨車だった。
もしかして、オールドローハイドがいたブラックジャックのバーは、ここだったのかもしれない。。なんて思うと、なんだか、オールドローハイドとニール、そしてノーマンの姿がそこに見えた様な気がした。

071909 (Canyon Storeの横にあった貨車)

イブニングの釣りに向かう途中、牧草地の中でコヨーテを見たが、近くに鹿の親子がいたので、狙っていたのかもしれない。
イブニングではでかいのには切られたけど、今日も一日、釣りは楽しかった。

071910_2 (今日もダム下でイブニング)

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