きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

大雨洪水の後の奥会津(2015/09/22)

2015-09-25 | 釣り

2015年最後の奥会津の釣りに行ってきました。

(大水の後の奥会津の流れ)

台風18号による大雨で鬼怒川が氾濫し茨城では堤防が決壊し大きな被害がでました。実家の近くの鬼怒川も大水で川の様子が大きく変わりました。川の水源地帯でこれまでに無いような大雨が降ったからですね。ほぼ同じ地域の奥会津の川はどうなったのか、道路は大丈夫なのか、ひとまず見に行ってきました。
鬼怒川温泉・川治から田島に抜ける道路は通行止めのままですから、塩原から向かいます。
舘岩川の氾濫もかなりのもので川が決壊して川沿いの電柱を大きく傾かせているところが有りました。鱒沢の入り口の舘岩川を渡る小さな橋は橋の上まで水が流れたためか、欄干がめちゃくちゃになっていました。

(壊れた橋の欄干)

水は濁っていましたがだいぶ引いた状態ですね。支流の流れはだいぶ普段の状態に戻り濁りはありません。いつもの川の上流を目指して進みますが、釣り人の車が多いですね。目指すポイントには車が止まっていたので、仕方なくその先のポイントに向かいましたが、その先にも車が止まっていたので、引き返しました。はじめに入ろうと思った所に止まっていた車はどうも釣りでは無いですね。
それならばと思い、そこに入ってみましたが、水の濁りは無くなっているものの水量は多い状態です。
林間の緩やかな流れのはずの場所は、ちょっと流れが速くなっている感じですが、大水の時にはかなり川をオーバーして流れていたようで、草はなぎ倒され、崩れた所もあり木が倒れていました。イワナもだいぶ流されてしまったかも知れません。流れに毛鉤を流してもイワナの反応はありません。なかなか良いポイントに来てここにいなければ今日はダメかも知れないと思い、毛鉤を送り込みますが出ません。そんな事は無いだろうと、何度か毛鉤を送り込むと、ゆっくりと毛鉤にイワナが食いつきました。どうやら、だいぶスローなんですね。一度や二度じゃ毛鉤には食いつかないようです。

(奥会津のイワナ、5回目くらいで出ました)

考えてみれば、秋はいつもあまり釣れませんから、のんびり釣り上がる事にしました。流れもだいぶ変わっているので、イワナの付き場も変わって居るでしょうから、じっくり狙って行きますが、それほどイワナの反応があるわけではありません。それでも良さそうなポイントからは、イワナができてきますが、あまり大きなイワナは釣れず、22,3cmのイワナが最大でした。

(少し緩い流れにイワナはいます)

岩の陰から出てきたイワナは、真っ黒な色でこの岩の下で大水をやり過ごしたのでしょうから、きっと来年はもっと大きくなってくれるだろうなと思います。

(岩の陰に潜んでいた真っ黒なイワナ)

結局、大きなイワナにはあえませんでしたが、大水の後にもイワナが残っていたので、安心して釣りは終了です。

(大きなイワナは釣れませんでしたが、沢山釣れました)

思い立ってやってきた奥会津の川、あの大水の後でもしっかりと残っていたイワナですから、また来年もこの川で出会うことができるでしょう。

(斜面が崩れている箇所もありました)

地球温暖化の影響で、これまでに無いような大雨が降る様になったのかもしれませんね。
あんな大雨が降ったのでもう今年の渓流の釣りは終了かと思っていましたが、イワナが釣れてラッキーだったのかもしれません。
でも、9月中にもう一度くらい、釣りに行ければよいなぁ。できれば、折角だから、次回は大きいのが釣れればいいなぁ。。と欲張りに思います。

 

コメント
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