恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

久々に教壇へ

2005年11月16日 | 日記とか
昨年受講していた教職の授業の教授が受け持つ教育実習指導という授業で、
教育実習の体験談を何人かにやって欲しいというお話がありまして、
私もその体験談を語る教育実習経験者の一人としてピックアップされました。
主に自分がどのように実習を行なってきたかとか、
教科指導をどのように行なってきたのかということを10分程度で述べ、
来年教育実習へ行く一学年下の学生たちへのアドバイスをするわけです。
正直なところ、実習を終えてからかれこれ5ヶ月近くたつこともあり、
具体的にあれこれ話すというのも難しいような状態でありまして、
学生の皆さんが望むようなありがたいお話なんてできる自身もなかったのですが、
とりあえず快諾してしまったこともあって準備もそこそこに教室へ。

記憶を降りしぼり、これだけは話しておいたほうがいいかなということをメモに起こし、
それをもとに話をしようと思っていたのですが、
さすがに久々に教壇の上に立つとそれなりに緊張してしまいます。
それに大学用の教室は高校のそれとは大きさも違えば受講者の数も倍近くだし。
結局は話したいことをそれなりに系統立てて話したつもりですが、
「あ、そういえば」的なことがいくつかあって、話がバラバラになった感が否めません。
せっかく実習に三週間いっていろいろと経験を積んだはずなのに、
それがまったく生かされず、受講している学生にはいい意味で反面教師になったかも。
同時に体験談を話した他の2人がうまい具合にやってただけに、
自分のダメダメさがより浮かび上がってしまいましたね。嗚呼、落胆。

体験談を話したあとにもう一度出番が巡ってきます。
ueta氏が体験談(?)をする際、実際に授業でやった朗読劇を実演することになり、
私はそこで薩長同盟における坂本竜馬の役をなかば押し付けられる形で演ずることに。
設定としてはその朗読を生徒に読ませるというものだったのですが、
どうしても私の中の演劇魂に火が付いてしまったこともあり、
即興で感情を込めまくった演技をすることに。
「薩摩がどうした!!長州がなんじゃぁ!」と恥ずかしいぐらいの熱演。
対するもう一人の生徒役で西郷隆盛を演じたO氏はわざと棒読みで演じたため、
またもや私のバカさ加減が浮き上がってしまうことになっちまいました。
おそらく八割方の聴衆はそのお寒い演技に失笑していたことでしょうが、
私はそれなりに満足したので充分です。嗚呼、自己満足。

そのあとは体験談の慰労会的な感じで去年の教職メンバーが一同に会し、
教授も交えて懐かしいメンバーで飲み会となりました。
教授から先ほどの体験談の講評を戴いた際に、
「さっきの演技良かったよ。君は教師よりも役者のほうが向いてるんじゃないw?」
と、素で言われたのは軽く凹みました。いや、メインは体験談だったんですけど…。
その憂さ晴らしというわけではありませんが、
久々の面子で飲んで気分も高揚したこともあり、ついつい飲みすぎてしまい、
帰りは自宅まで約2キロの道を千鳥足で帰ることになってしまいました。
たまにはこういうのもいいですよね。学生生活もあとわずかだし。
今のうち今のうち。

恐懼謹言。
コメント (3)
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