恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

大きけりゃいいってもんでもない

2005年11月18日 | 二輪/四輪車とか
先日、バイクのチェーンの整備をやっていたのですが、
その時にどうしても気になっていたのがチェーンの弛みでした。
今使用しているチェーンも交換して以来1万キロ近く走っており、
段々とチェーンが弛緩してくるのは当然といえば当然のお話。
日常からチェーンにオイルを吹き付けていたりはするのですが、
基本的な清掃とメンテナンスぐらいしか技術的にも時間的にも出来ないのが実情です。
バイクのチェーンはエンジンの動力を直に伝導させるものなので、
バイクを走らせる上ではかなり重要な部分ということもあり、
今のように緩んでいたままで走行し、衝撃を受けてチェーンが脱落したら一大事です。
それにチェーンが緩んだままだとカラカラと音を立てて走行音がうるさいですからね。
ここは一つバイク屋まで出向いて整備を依頼することにします。

いつもなら東雲にある大型バイク量販店のピットサービスでお願いしているのですが、
バイトが終わって帰ってきたのが午後の五時過ぎで、
少々眠気もある中でこの日が落ちた寒い中を20分近く走っていくのもだるかったので、
自宅から一番近くにある個人経営の小さなバイク屋ヘ行くことにします。
このバイク屋さんは今まで二度の事故の時に修理を依頼した店で、
その腕にはかなり信頼が置ける店だったりするのですが、
どうしても日常のバイク用品を買いに行く時は品数豊富な大型店に行ってしまうので、
なかなか足を運ぶ機会がなかったのですが、まぁ何より近いのが一番。

店の前にバイクを停めて、入店してみると中年の店主が接客してくれます。
でもって、バイクのチェーンの張りを調整してもらいたい旨を伝えると、
すぐに店の外に出てきてチェーンをチェック。
「あぁ、これは調整しなきゃダメだね」といった感じですぐに店内にバイクを移動させ、
さっさと作業を開始していただきました。いやぁ、早い早い。
いつも行ってる大型店のピットサービスでは煩雑な申し込みやらをせねばならず、
こういう感じですぐに作業に取り掛かってくれることなんてありませんから。
それに目の前で自分のバイクを整備してくれるって言う安心感もあります。
大型店では作業場所が待合室と離れていて作業の様子がわからなかったりしますから。
そういう点を考えると、やっぱり個人のショップにはそれなりの良さがあるものですね。
どうしても品数なんかでは大型店には劣るとはいっても、
そこには人と人との触れあいのようなものを感じるわけで。

客の心理としては、どうしても近所の商店街よりも品数が豊富で、
まとめていくつも買い物が出来てしまうショッピングモールを選びがちです。
今回のバイク屋のことにしてもそれと同じことが言えると思います。
店が小さくてもそこでは大型店以上に「人と人」という関係がより深く感じられます。
なんでしょう、うまくは言えませんがなんだかそういうのっていいなぁ、と。
そんなことを身をもって体験した一日でした。

恐懼謹言。
コメント
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