1日2つ記事をアップしても追いつかない状態ですが・・・今日2個目のネタです。沖縄で仕入れてきた現地最新情報です。
(1)波照間島へのアクセスが便利に
民間人が訪れることのできる最南端の有人島である波照間島(八重山郡竹富町)への高速船を運航している波照間海運が新型船を今年8月予定で就航させることになりました。船の名前は「エレガンス・スター」(仮称)だそうです。
現在の「ニューはてるま」に比べて定員が増え、しかも双胴船になるため揺れも少なくなるそうです。
「ニューはてるま」は波照間近海で揺れることが多く、船に慣れていないと船酔いで辛い旅になっていました。船酔いが嫌で波照間を遠慮していた観光客も少なくなかったようですから、今回の新型船でかなり便利になると思われます。それにしても垢抜けた船名になりますね。
(2)伊平屋・伊是名へのアクセスに便利なバス「JJライナー」
北部の離島である伊平屋・伊是名の両村は沖縄本島側のターミナルである運天港へのアクセスが不便です。公共交通では那覇から名護バスターミナル経由で今帰仁村の仲宗根集落まで行き、そこからタクシーに乗るなどの方法がありますが、費用も時間も大幅にかかり、不便を強いられています。
このため、那覇から途中名護に停車し運天港までの連絡バス「JJライナー」が運転されるようになりました。JJライナーは一般の路線バスではなく観光バスをチャーターしたツアーバスの形です。従って旅行会社に予約が必要ですのでご注意下さい。
船にあわせて上下2往復のようです。便によって停車地が異なるようで使いにくさはありますが、乗り換えなしで比較的安価ですから検討してみてはいかがでしょうか?
昨年から季節運行しており、今年は4/1~10/30までの予定だそうです。
渡島された方の情報によれば非公式に有償輸送を行っているケースもある模様ですが、大っぴらに言えませんから、JJライナーは面白い存在ですね。
私は伊平屋空港ができたら行こうかと思っています。それまでの間回りたい島を回って間に合うかどうかです。
(3)離島航空運賃の割引が実現?
本日入りたてのニュースです。沖縄県では離島生活者の支援を主目的に、今まで航空機利用時に「島民割引」の形で補助をしてきましたが、県の2010年度補正予算で直接的な運賃割引を行うことになりました。ソースはこちら。
中核病院や高校のない小規模離島の航空運賃を3~5割引するもので、対象は6路線。離島住民、一般旅行者、離島出身の高校生の3種類の運賃を設定し、現行割引運賃から住民と旅行者は3割引、高校生は5割引だそうです。
今年中にスタートし、1~2年間の社会実験を行った上で恒常的な事業化の可能性を探る模様。運賃割引に直接予算を充て、旅行者も含め引き下げるのは画期的です。
対象となる6路線ですが、「中核病院や高校がない」という条件から以下の路線と推定されます(あくまで私の推定なので間違っているかも)。
那覇-北大東 RAC
那覇-南大東 RAC
那覇-粟国 第一航空
宮古-多良間 RAC
那覇-与那国 RAC
石垣-与那国 JTA/RAC
特にRAC単独運航路線は運賃が割高だったのでかなり有り難い話です。実例で言うと先日私が乗ったときは那覇-宮古がスーパー先得で片道6,300円、宮古-多良間が先得で6,700円でした(いずれも最安値)。多良間行きは那覇-宮古間より高く、乗ってる時間の割に高いなぁと思っていました。
引き下げ対象となる島はいずれも移動運用が少ないレアなところばかりですから、皆さんもいかがでしょうか。