伊江島移動運用メモ
[国頭郡伊江村]
国頭郡は本島北部一帯で、JCG47001になります。イオノグラムで有名な大宜味村も国頭郡です。国頭郡一帯は中南部にくらべて未開発の森林原野が多く、人口が少ないようです。
伊江村は沖縄本島北部、本部町の沖に浮かぶ伊江島を村域としています。国頭郡で唯一の離島のみで構成される自治体です(伊平屋村・伊是名村はその歴史から島尻郡に属します)。
伊江村は人口約5000人(米軍兵士除く)。楕円形の島で、中心に城山(タッチュー)という特徴的な山がそびえています。美ら海水族館から見える尖った山が城山です。島の西側は米軍基地(補助飛行場)になっており、東側ではサトウキビやピーナツの栽培などを行っています。初夏に咲くテッポウユリをはじめ花の島として知られています。
沖縄戦後は米軍基地が置かれる軍事上の要所です。一方近年は修学旅行生を民泊で受け入れていることで知られ、観光客相手のお店やお土産も徐々に増えています。
島には固定局がおられ、7MHzを中心にQRVされていますが、その他のバンドにはほとんど出ておられないようです。
[島内での運用]
集落付近の公園などが運用に向いています。
毎度の注意ですが沖縄は日差しが強く、熱中症や重度の日焼けになる危険がありますから、必ず公園にある東屋や車の中などで運用するようにしてください。
那覇から遠いこともあり移動運用は極めて少なく、年に1件程度。ハイバンドなどは2年に1回程度のようです。
[島へのアクセス]
以前は那覇からの空路や高速船がありましたが、全て廃止され那覇から直接伊江島に行くことはできません。唯一の手段が本部町の本部港からの村営フェリー「ぐすく」です。
1日4往復(夏などは増便あり)で、所要時間は30分です。フェリーですので自動車を乗せることも可能ですが、船の便数が少なく物流で常時利用する車もありますから予約がないと難しいでしょう。
本部港へは車なら沖縄道の許田ICから名護経由国道449号です。バスだと那覇バスターミナルから111番高速バスで名護バスターミナルへ、そこから本部方面行きに乗り換えて本部港下車です。
また、鹿児島-那覇間のフェリー(マルエーフェリー・マリックスライン)が本部港に寄港しますので、これを利用する手もあります。船の速度が違うため両社でダイヤが少し違い那覇発はマリックスラインの運航日ですと乗り継ぎがスムースです。運航スケジュールは両社のサイトで確認できます。本部まではバス乗り継ぎより船の方が早くて経済的ですから、上手く使うと瀬底島などに行くにも便利だと思います。
[島内でのアクセス]
路線バスのほかタクシーやレンタカー、レンタサイクルがあります。そこそこ大きな島ですが、西の3割ほどが米軍基地で立ち入れません。
[宿泊施設]
観光ホテルから民宿まで多数の宿があります。村のホームページにも載っています。港までの送迎は各宿に確認してください。
[島内の店]
この規模の離島にしては珍しく、全国チェーンのファミリーマートがあります。この他食料品店や弁当店、パーラー(冷たい飲み物や軽食を出す店で持ち帰り可能)なども多いので食事に困ることはないでしょう。久米島よりも開けた感じです。
[注意点]
伊江島にはハブがいますのでご注意ください。
[おみやげ]
特産品は黒糖ピーナツやピーナツの甘納豆。癖になる味と評判です。島の黒糖も評判がいいようです。
このほか「イエソーダ」というソーダを最近売り出してヒットさせており、ハイビスカスのエキスを使った商品開発も行うなど村を挙げて特産品の売出しを進めているみたいです。
港のターミナルに大きなおみやげ屋さんがありますし、集落にも雑貨屋さんなどいくつかお店があります。