以前触れましたが、沖縄県の補助により、10月1日より小規模離島航空路線の値下げが実現しました。
期間は来年3月26日まで、対象となる路線は以下の通りです。
那覇-久米島(JTA/RAC)※ただし下記の「離島割引」のみ適用
那覇-南大東(RAC)
那覇-北大東(RAC)
那覇-粟国 (第一航空)
石垣-与那国(JTA/RAC)
宮古-多良間(RAC)
JTAの案内はこちら。ANA系は離島路線を持たないため対象外です。
JTA/RACで値下げになる運賃は「往復割引」「離島割引」「特別往復割引」の3種類です。離島割引は離島在住者が証明カードを持っている場合のみ適用、特別往復割引はカードが不要ですが南大東・北大東・多良間を旅行開始地とする割引ですので一般の旅行者には使えません。一方「往復割引」は誰でも適用されますので旅行者も恩恵にあずかることができます。
南大東を例にすると今まで最安値だった先得割引よりも今回引き下げられた往復割引の方が片道で3,000円ほど安くなるようです。しかも往復割引は予約便の変更が自由で当日予約も可能ですから便利だと思います。
第一航空も片道1万円から7,000円に引き下げられます。同社は利用が伸びないことから9月で撤退を予定していましたが、国交省の「離島・コミューター路線の維持・活性化のための実証実験事業」で赤字補てんの補助金を受けられる見通しが立ったため、廃止を撤回し運航を継続しています。
対象となった離島で最近移動運用がなかった(または少ない)のは南大東・北大東あたりではないでしょうか。今回の運賃引き下げは移動運用のチャンスだと思います。