[丘珠空港のジェット化要望高まる]
札幌市内にある丘珠空港のジェット化に対する要望が高まっているようです。
丘珠空港は札幌市内にある滑走路が1500mのプロペラ機専用空港で、現在は北海道エアシステムの拠点空港となっています。長年騒音被害の拡大防止を理由にジェット化が実現してきませんでした。
ところがLCCの就航により新千歳空港の発着数が増え、時間帯によっては枠の上限に達していることから、第二の空港である丘珠空港のジェット化を要望する声が高まっています。
そのため今年夏にフジドリームエアラインズのエンブラエル機を利用したテストフライトが行われています。エンブラエル機が低騒音機ということもあり苦情等はなかったようでこの秋にチャーター運航が行われる予定です。
滑走路の長さが1500mしかなく、冬の時期はエンブラエル機でも余裕がないため本格的な就航のためにはあと200~300mの滑走路の延長が必要だと言われていますが新千歳空港の現状を見れば実現するかも知れませんね。
[宮崎カーフェリーが神戸発着に変更]
大阪南港-宮崎日向間で1日1往復就航している宮崎カーフェリーが来年秋から関西側の発着港を神戸の新港第3突堤に変更することを発表しました。
大阪から神戸に変更することで港の使用料が半額となること、航路が約9km短くなりその分燃料費が安くなることが理由のようです。
新港第3突堤の西側(明石側)には現在ジャンボフェリーが発着しており、宮崎カーフェリーは空いている東側を利用するようです。新港第3突堤のターミナル施設が手狭で老朽化してきたことから来年春までに建て替えられることが既に決まっていましたが、どうやらこの宮崎カーフェリーへの対応も建て替えの理由だったようですね。
[下地島空港が休港へ]
宮古島市の下地島にある下地島空港が休港となる見込みです。
下地島空港は3,000mの滑走路を持ち大型機の離発着も可能な空港です。JAL/ANAを中心とした国内航空会社がパイロットの訓練用として使用してきましたが、シミュレーターの精度が上がったことによりJALは撤退済み、ANAも来年度からの撤退を通告していました。
管理する沖縄県ではANA撤退後の利用を航空測量などの業者も含め呼びかけたのですが手を挙げる業者はなく事実上の休港となる見込みです。下地島は伊良部島と架橋されており、その伊良部島も宮古島と建設中の橋で行き来できるようになりますから、「宮古空港を下地島に移転してはどうか」との意見も出ていますが、空港へのアクセスを悪くすれば観光客が遠のくのは明らかで無茶な意見でしょうね。