台風26号による大雨で大きな被害の出た伊豆大島(東京都大島町)に対する義援金の募集を東京都が始めました。ソースはこちら。
大島は今年も含め何度も訪れていますが、元町の集落があんな風になるとは思いもしませんでした。流されてきた木は椿など冬場の強い季節風に負けない硬い木ばかりで、被害を大きくしてしまったようです。行方不明者の捜索にも厚い壁となっているようです。
大島は三原山のある島だけに日頃から防災対策はしっかりしていたのですが、三原山の噴火と東日本大震災以降意識の高まった津波への対策が中心で、大雨については過去にほとんど被害が出なかったため町も島民も不意打ちのような形になってしまったようです。実際現地で話を聞いても災害=三原山の噴火という意識が強かったようです。
現在のところ宿泊などの受け入れ態勢が整っていないことからボランティアの受け入れは行っていないそうです。整い次第案内をするとのことです。
今回避難勧告が出なかったとしてマスコミが大島町や町長を叩いていますが、高齢者の多い大島で深夜に避難勧告を出して安全に避難できたのか疑問ですし、日暮れ前にあらかじめ出しても避難したと思うでしょうか?東日本大震災で大津波警報が出たのに多くの住民は「またか 今回も大丈夫だろう」と避難せず大きな被害が出た事実もあります。
TBSの朝の番組なんかは町長に対し電波を使った公開リンチまがいの放送をやりましたが、スタジオで大きな顔をして町長を攻撃するコメンテーターと「島のために」と着の身着のまま竹芝から大島行きの船に乗り込んでゆく島出身の大学生とどちらが人としてよい行いなのか分かっていないのはマスコミだけなのでしょうね。