6/20(金) 伊丹→鹿児島空港→鹿児島市内
ということで旅のスタートは毎度おなじみ伊丹から。14時発のJAL2409便に乗ります。今年の夏ダイヤから全便ジェット化されて737かエンブラエルE70になりました。鹿児島まで85分かかっていたプロペラ機のDHC-8-400よりも10分短くなりました。
10分の差以上に大きいのが機内の快適性です。DHC-8だと85分間マッサージチェアを「弱」にしているような振動を受けますし、その振動でiPodをうまく聴くことができなかったのでE70になってよかったです。
鹿児島空港に到着。新石垣空港にも似たターミナルビルの細長い空港ですが、歩く歩道などが整備されていて使いやすいです。新石垣は鹿児島を参考にして欲しいですよね。
リムジンバスで鹿児島市内へ。観光大使のAKB柏木さんによる鹿児島名物アナウンスとかも流していました。友達の息子・こうじ君は相変わらずさしこちゃん推しなんですが総選挙で2位だったので「応援が足らんぞ」と喝を入れておきました。最近はmiwaさんに浮気しているらしいですHi
前回飲んだ帰りに10時過ぎで市電が終電になって困ったので、今回は天文館近くの宿を取りました。天文館にはリムジンバスが停車しますからなかなか便利です。
こちらは「天文館むじゃき」。しろくまというかき氷があまりにも有名です。かき氷専門店ではなくファミレスみたいにいろんなジャンルの料理が食べられるみたいです。
私はJGC会員ですから専らJALを利用しており機内誌の「SKYWARD」はほぼ毎月機内で目を通していますが、中でも浅田次郎さんの「つばさよつばさ」というエッセイを楽しみにしています。普段の作風とは全く違うくだけた内容でして、その中でも有名なのが「しろくま綺譚」という話でした。
鹿児島への取材旅行で本場のしろくま(文中では「生しろくま」)を食べたかったものの同行した編集者に言い出せず、とうとう食べ損ねてしまった顛末を面白おかしく書いていました。なお、その数年後に「続しろくま綺譚」というタイトルでついに「生しろくま」にありつけたとの報告がありました。その際に訪れたのがこの「むじゃき」だったようです。
浅田先生は2杯たいらげてしまったそうですが、氷を食べ過ぎると胃腸にダメージがくるのでミニサイズのハンディタイプで食べてみました。
満足したのでむじゃき近くの「タイヨー 銀座店」で明日のおやつ等を買っておきます。ユニークなテーマ曲が流れていて面白かったです。
明日迷わないように高速船ターミナルの下見もやっておきます。桜島フェリーの桟橋からは少し南にあります。
高速船ターミナルのお隣はドルフィンポートという商業施設です。テナントのうちいくつかは地元百貨店の山形屋が運営しています。ドルフィンポート前には公園がありまして817とロッドアンテナを持ってきたのですが50MHzは全く開いていません。18MHzは開いていたようです。
日が暮れましたから飲みに行きましょう。雨が降り始めました。3月に新島に行ったとき訪れた店がどちらもよかったので再訪です。福岡ですとしょっちゅう行っているからお店の名前を伏せていますが、鹿児島は年に1回来るか来ないかでしょうし、皆さんにもぜひ行って頂きたいのでご紹介させて頂きます。
こちらは「八屋」という居酒屋さんです。30代のお兄さんが調理から接客まで一人でやっている小さな店です。こぎれいでユニークな創作料理が多く満足できますし、1人前サイズでも作ってくれて有り難いです(その分安くなります)。お兄さんも人なつっこい感じの人なので好感の持てる店です。
薩摩揚げを頼みました。揚げたてのふわふわでおいしいです。最初お客は私だけだったのですがあれよあれよで満席になって忙しそうだったので早めに切り上げました。
ハシゴで焼酎バーに行きましょう。先ほどの「八屋」さんから歩いて3分くらいの「礎」です。ここのマスターは鹿児島の焼酎への知識と愛情が深く、地元でも有名な人みたいです。前回も希望を話してセレクトしてもらいましたが、希望合う銘柄が出てきて「すごいなぁ」と思いました。
今夜出してもらったのは「龍 しろかね」「特選 さつま五代」「西海の薫 自然栽培」です。どれも白麹の芋焼酎で雑味のない飲みやすい酒です。でもそれぞれ個性があります。香りが引き出される絶妙の温度で出してくれますのでひときわおいしかったです。
マスターには種子島でお勧めの銘柄を教えて頂きました。2店とも満足して雨の中宿に引き上げました。疲れが取れました。