JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

沖縄移動運用報告③

2014-06-01 | 移動運用結果報告

5/23(金) 那覇→与那国
今日から与那国島です。島全体が八重山郡与那国町で、現在の人口は約1,500人。カジキなどの漁業が有名で、最近は島の長命草が持つ高いアンチエイジング効果に資生堂が注目して資生堂向けの長命草栽培も盛んです。

与那国は長年行けずに残ったままになっていました。これは以前のダイヤが毎日1往復の石垣-与那国と週4日の那覇-与那国、石垣-与那国各1往復と変則的なもので、特に週末に計画を立てにくかったためです。

現在は毎日那覇-与那国1往復と石垣-与那国3往復になりました。全便RACのDHC-8になったとはいえ、便数が増えて那覇からのスケジュールが組みやすくなりました。昨年11月には沖縄市にある喫茶店「原点」のマスターで与那国ご出身の外間さんにお会いして島についてお聞きましたのでので与那国行きを決めました。

なお、5/11に竹富島のJS6LIH 上間OMと21MHzでQSOしたところ「与那国の固定局は今はいないのではないか」とのことでした。

 
那覇から与那国へのRAC721便は朝7時45分の出発です。この便が与那国に一番早い時間に到着します。しかしながら低速のプロペラ機ですので時間がかかり到着は9時25分になります。南大東よりも時間がかかります。それでも午前の本土オープンには間に合いますから有り難いです。

 
与那国に向け出発です。那覇の宿は定宿なので融通が利きますから与那国で使わない荷物を預けてからチェックアウトします。ゆいレールで空港に向かいます。昨日買った1日乗車券はまだ有効なのでお金を節約できました。

 
那覇空港に到着。RAC721便は条件付きでした。与那国空港悪天候のため着陸できない場合は石垣空港に向かうとのことです。RACの720番台はかつて粟国線で使われていた番号ですが、粟国線をやめてしまったので那覇-与那国間に使い回しているようです。そういや粟国時代のRAC721便に乗ろうとしたら悪天候で欠航になったことがありましたね。

JGCカウンターで聞いてみると石垣に着陸した場合、後続の石垣発与那国行きが就航すればそれに無料で乗れるとのこと。与那国行きが全便欠航の場合はJTAのジェット機で石垣から那覇に戻れるそうで乗ってみることにしました。

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与那国行きはDHC-8-100ですから1階にある28番搭乗口です。バスで搭乗機に到着。乗客は定員の半分くらいなので20人前後でしょうか。小雨の中ほぼ定刻で離陸しました。

今日の機長は飛行状況を細かく説明してくれます。梅雨前線を避けるため宮古島の南を迂回するルートで飛んでいるとのこと。那覇から75分ほどで西表島の船浮とおぼしき集落がが見えてきました。

 
この先でようやく高度を下げて与那国に到着予定です。与那国は幸い雲が切れており祖納集落が見えてきて順調・・・と思ったらなぜか高度が上がってゆきます。そのまま空港を通り過ぎ最西端の久部良集落も通過しました。なんで?と思ったら機長によると滑走路上に白鷺の群れがいて衝突の危険があるとのこと。空港職員が追い払うまで待って欲しいとのことでした。珍しいケースなのか客室乗務員が苦笑いしていました。

15分ほどで再びアプローチして今度は無事着陸しました。

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小さなターンテーブルの中心には与那国のジオラマが置かれています。

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与那国空港は島の北側にあり、町役場のある祖納、定期船の発着する久部良からほぼ同じ距離にあります。町営バスもあるにはあるのですが本数が非常に少ないため宿からの送迎があります。今回宿泊するのは久部良にある「エデンの幸」です。車で迎えに来てくれ、10分弱で到着。

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エデンの幸は屋上があるんですが今は閉鎖しているとのことで使用できず、近くでQRVできそうな場所を探すこととしました。

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浜辺にいい具合に東屋があり、アンテナを立てられるのでここにしました。Condxはあまり良くない感じなので10時40分に18MHzでスタートです。

ほぼ全国開いているもののビッグオープンではなく、あまりパイルになることもなく淡々と進みます。特筆すべきは沖縄本島の局とQSOできたことです。500kmくらいの距離なのでこの時期ならオープンする可能性がありますが、珍しいですね。

50MHzはどうやら糸満ビーコンが聞こえているそうです。残念ながら糸満からは500kmも離れており、東京-姫路間にほぼ相当する距離ですから糸満ビーコンは参考にならないのです。与那国では全く入感しません。恐らく一番参考になるのが50MHzに何局か出てくる石垣の局でしょうね。

スタート1時間で28局です。1時間60局前後だと「忙しくなってきたなぁ」という感じになりますが、その半分くらいですからあまり伸びてきてないです。

 

その後も同様で、大きなパイルになることなく淡々と進みます。おなかもすいてきたので12時過ぎで一旦終了です。18MHzで48局でした。

 

荷物を宿に置き、お昼に出かけましょう。久部良で有名なカレー屋「ユキさんち」は今月いっぱい休業とのこと。そこで同じ久部良にある「モイストロールカフェ」というお店にしました。

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このお店、昼間は与那国産の素材を使ったロールケーキやパスタを出すカフェとして営業しており、夜は予約限定のイタリアンをやっているみたいです。お昼のセットでパスタ+ロールケーキ2種のセットを頼みました。

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シイラという島の魚を使ったパスタでした。雰囲気も良くて味もFBでした。

 

今日は平日なので午後は少し観光をしてみます。自転車を借りようとしたら久部良では現在借りることができないそうでバスを利用してみます。

路線バスは最西端観光という業者が町からの委託を受けて行っており、運賃は無料だそうです。祖納と久部良のほかに島の南側にある比川との間で運行されています。お互いの集落間は車で15分前後です。久部良13時30分発の便が比川に行きますので乗ってみましょう。
久部良のバス停はここ。日本最西端のバス停です。

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15分で島の南側にある比川に到着。ここは島で一番小さな集落です。「Dr.コトー診療所」のオープンセットが残されており、見学ができます(300円)。

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壁の色をくすませたり、張り紙を日焼けしたように見せるなど古い診療所に見せるようにしてあります。与那国で見たかった場所なので来れてよかったです。

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満足したので休憩しましょう。比川には小さな共同売店があります。ここで飲み物の補給。観光客向けに手作りのお土産も売っていますし、アメリカ製の強炭酸のジュースとか果ての島にある小さな店とは思えないほどユニークな商品が並んでいます。

比川経由のバスは本数が少なく、次は夕方までないため祖納までタクシーを頼みました。ただしタクシーが2台だけなのであらかじめ予約が必要でした。タクシーもバスと同じく最西端観光がやっています。

共同売店のおかみさんに事情を話したらタクシーが来るまで店内の休憩スペースを使わせてくれました。

 

長くなりましたので今回はここまで。続きます。

コメント
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