9/27(土) ジャンボフェリー→高松→土庄
5時前にジャンボフェリーの歌でたたき起こされました。出港時の遅れを取り戻せず約30分遅れで高松東港に到着です。小豆島に向かう四国フェリーの乗り場はJR高松駅近くですから無料の送迎バスで高松駅に向かいましょう。
高松駅では時間があるので弁当を調達しておきます。もちろん小豆島にはコンビニも食堂もあるんですが、沖之島にはないので早めに調達です。
四国フェリーのフェリー乗り場に到着。四国フェリーは高松-土庄、高松-宇野などの航路を持ち、四国では古くからフェリーを運航している船会社です。加藤汽船系(宇高国道フェリーやジャンボフェリー)とは長年のライバルで、加藤汽船と縁の深い瀬戸内海放送ではテレビCMを流さないという徹底ぶりです。
うちの親父は四国に渡るときは必ず宇高国道フェリーだったし、小豆島へは両備フェリーだったので四国フェリーに乗るのは恐らくこれが初めてだろうと思います。
四国フェリーは高松-土庄間でフェリーに加え特急スーパーマリン・ひかりの高速船を運航しています。フェリーですと約1時間、高速船ですと30~35分です。高速船は特急料金が加算され1,170円かかりますし、始発の出航が7時40分と遅いため先に出航し690円と安いフェリーにしました。
始発のフェリーは高松6時25分発で土庄7時25分着で高速船よりも先着します。設営時間を考えても8時頃には前島からQRVできそうです。
始発は第2しょうどしま丸のようです。2003年に今はなき讃岐造船鉄工で建造された986tの船です。切符を買って乗り込みましょう。すぐに出航となり、四国フェリーの社歌と出航アナウンスが始まりました。四国フェリーの社歌は会社のホームページでも聴くことができます。ジャンボフェリーのテーマ曲と並んで強烈なインパクトがありますHi
工事関係者が多く、朝からそれなり席が埋まっています。船内には売店があり、もちろんお約束のうどんも出してくれます。うどんにしようかと売店に立ち寄ったら・・・
なかなかインパクトの強いパンが置いてありました。土庄町の渕崎製パンの「ネオロール」です。120円でした。これを朝食にします。バタークリームのパンでした。
デッキに出てみましょう。これは四国フェリー独特のダミーファンネルです。ジェットエンジンにも似ているこいつ、四国フェリーの社歌で「赤いファンネル」と歌われています。ここにクラシック737用かコンベア880用のジェットエンジンを積んで増速させる魔改造をしてみたい気もしますHi
某wikiで「煙突」として赤い方が写真が紹介されていますが実際の煙突は船尾にあるステンレス製の排気管で、ダミーからは煙は出ません。
途中で「あずき丸」とすれ違いました。あずき丸は四国フェリーの予備船で、1990年に大三島の藤原造船所で建造された965tのフェリーです。ドック入りした船のピンチヒッターとして各航路で活躍しています。こっちの赤いファンネルは本物ですね。同じ藤原造船所製の四国フェリーの船でもダミーファンネルを装備したものもあり、研究するとなかなか深いです。
約1時間で土庄港が見えてきました。下船の準備をしましょう。
土庄港に到着。車両甲板のランプドアから下船です。土庄港は島の西にあり、高松や新岡山港行きの船が発着する小豆島で一番大きな港です。
小豆島に来たのは何十年ぶりか忘れるくらい久しぶりです。最近は瀬戸内国際芸術祭の会場として多くのお客さんを集めましたし、車のCMや(全然話題にならなかったけど)実写版「魔女の宅急便」のロケ地になったり、(最近話題にならなくなったけど)ビッグダディが一時住んでいたりなど話題に事欠かないようです。
土庄港のある土庄町の人口は約1.4万人で、コンビニや大型スーパー、ホームセンターなどが揃っている小豆島の中心です。小豆島の路線バスはオリーブバスが運行しています。土庄港から放射状に路線を持っており、このうち四海線が今回の最寄りルートとなります。四海線のバスは朝2本、昼1本、夕方2本の1日5往復しかないため、渡船よりバスの時間による制約がきついです。
この土庄港一帯は世界一狭いとしてギネスに記録されている土渕海峡で小豆島と隔てられており、JIAでは「前島」という別の島としてカウントされます。狭い水路で隔てられている点では屋島に似ていますが、屋島と四国との間は川でありJIAで無効となりました。前島と小豆島の間は海なので島になるそうです。住んでいる方には別の島という意識はなく、小豆島の一部として扱われています。
前島のリクエストも受けているため土庄港からしばらくQRVしましょう。
下船前に見つけていた港脇の公園で設営します。意外と便利でフルサイズのダイポールも張れそうです。立木を利用して設営完了です。
が・・・817の電源を入れてもSが弱いです。またしても7MHzのダイポールでコネクタ回りの接触不良です。先日の泉大津で修理完了を確認したのにまたおかしくなっています。新島の時は手でコネクタ部を持っていると何とかQRVできましたが、今回はダメなようです。
あれこれもがいても全然ダメなので、ダイポールを諦めRD-S106を上げてみます。ようやく8時5分にスタートです。今回はリクエストを頂いていたこともあり、リクエストを頂いた方を中心にあらかじめメールでご案内を出していましたので、皆さんお探しだったようです。
すぐにクラスタにも載せて頂き、コールがうわーっと集まってきます。1エリアから西がワイドにオープンしており、地元小豆島の局からもコールを頂けます。スタートまで苦労した分有り難いです。
脇の土庄港にはフェリーや高速船が次々と出入りしてゆきます。これは四国フェリーのおりいぶ丸です。土庄-岡山間で両備フェリーと共同運航しています。
四海線の発車時刻は8時25分ですが、スタートして20分で終了する訳にもゆかないので、9時過ぎ終了を目処にします。コールが途切れるまでQRVしてから港にいるタクシーで小江に向かうことにします。小江はバスで15分くらいの距離なのでタクシー代もそう高くないでしょう。
パイルは途切れることなく続き、9時までに60局です。そろそろ終了を意識しながら進めます。ちょうどいい具合にコールが途切れ、9時15分に終了しました。ここまで78局でした。
すぐに片づけて小江に向かいましょう。続きます。