次の週末に予定している新島移動に合わせ、7MHz用のダイポールを自作しました。
元々新島移動はV/Uのみで計画していましたが「7MHzの新島をお願いします」とのリクエストが相次ぎました。7MHz用のRD-S106を持ってゆけばQRVできますが、いくらコンパクトになるとはいえ2kg近い重量となります。
一方で以前から備前市の大多府島などアンテナを張る場所に恵まれて大きなアンテナを立てやすい島でもう一段の飛びを狙ってみたいと思っていました。コンパクトなRD-S106はスペースが確保できない場合でも伸縮ポール1本で上げられて便利ですが、短縮アンテナの宿命で飛びには限界があります(悪い方ではないですがやはり限界はある)。もう1本のアンテナであるサガ電子のZA-721は短縮率が低いため飛びこそFBなものの、展望台から地上や付近の立木に向けて斜めに張るしか使えません。コイルが重すぎて伸縮ポールでは支えられないため、設置に制約があるのです。
ということで軽くて伸縮ポール1本で立てられるフルサイズダイポールを作ることにしました。作り方は今まで作ってきた18/21MHz と同じですので割愛します。バランに使うコアは先日のハムフェアで買いましたし、いい具合に15mほどの2.5D-2Vが残っていました。あとは電線やロープを買い足して1時間ほどで製作完了です。
池田の五月山に持って行き、アンテナを調整しました。一般的なセオリー通りエレメントを長めにして切りつめて調整します。最初はほぼ全域SWRが5前後でしたが、バンド内のSは59で聞こえていて悪くありません。ここから10cmずつ何度か切ってゆくとバンドの下の方でSWRが下がってゆきます。あとは5cmずつ切りつめて微調整し、SSBのバンド内は1.5以内になりました。
バンド内を聞いてみたら小豆島移動のJF5VSW局がいたのでコールしたら1回でピックアップしてもらえました。よく飛んでいるようです。その後CQを出してみたところ、各局からはFBに入感しているとのレポートでした。9局QSOでき、うまくいっているようです。
500mlのペットボトルと比べてこの大きさになりました。ケーブル合わせて1kgくらいなのでこれなら新島に持って行けそうですね。
新島からの7MHzは天気がよければ今のところ13日の夕方になる予定です。皆様よろしくお願いします。