JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

与島・伊吹島移動運用報告③

2015-10-14 | 移動運用結果報告
10/10(土) ジャンボフェリー→(中略)→坂出→観音寺→伊吹島→観音寺→三豊市→観音寺→高松(続き)
特急ではなく普通電車で観音寺到着。森岡OMに渡船場まで送って頂きます。11時20分発の市営渡船に乗りましょう。片道25分・510円かかります。ちなみに乗船券売り場はこのプレハブ小屋です。

設営と撤収、呼ばれる時間を考えるなら滞在時間は3時間前後欲しいのですが今の1日4便のダイヤではこれより短いか5時間程度になるかです。島民アンケートなんかを見ても伊吹発15時台の船があれば・・・とあります。

「ニューいぶき」は1994年の建造で老朽化が進んでいる上に、伊吹島の人口が大きく減って航路の需要に合わなくなっています。小型化し定員を今の2/3の200人前後に下げ、運航要員も4人に減らした新しい船を入れることを計画していますが財政問題があるため先送りされているようです。


定刻に伊吹島真浦港に到着です。

前回と同じ公園にしました。アンテナをフルサイズダイポールにしたため設営条件が厳しく、あれこれやっていたらエレメントが木の枝に引っかかるなど手こずりました。

エレメントと同軸が絡んでますが直す時間が惜しいのでこのままにして予定より10分遅れの12時10分にようやく準備ができてスタートです。

すぐにパイルとなってきます。2年前に訪れたにもかかわらず「伊吹島ファーストです」という方がかなり多いです。車の輸送が困難な島ですからクラスタをチェックしても他局が来ていないようですね。1エリアから6エリアあたりまで開いており、中には他局からの電話で情報を知って慌ててリグのスイッチを入れました、という方もいました。

10~15分で20局のいいペースが続きます。

なかなか楽しかったのですが早くも船の時間が近づいてきました。13時30分の船を逃せば次は17時10分しかありません。あとの予定を考えれば夕方まで続けることは無理なので13時5分の終了を予告し進めます。ホントに時間が確保できない島です。終了をアナウンスしたら大急ぎで片づけ、13時30分発で伊吹島を離れます。

伊吹島は特産のイリコが不漁続きで自慢の船団も港で休むことが多くなっています。当然生活も苦しくなり、島から四国本土に移住する人も出て人口減少に歯止めがかからないようです。

伊吹島からは62局でした。ありがとうございました。伊吹島は2年後頃を目処に再訪したいと思います。誰も行かないからマイペースで決められますねHi


観音寺港で森岡OMと合流し、市内のラーメン屋さんでお昼です。浦島というお店です。

知っていないと営業しているのか微妙で通り過ぎてしまいそうなお店ですね。

味はというとイリコだしのラーメンでバランスがよく、なかなかおいしかったです。


食後森岡OMから「どこか追加で行きませんか?」とご提案があり、お隣の三豊市から出ることにしました。観音寺市との境になっている七宝山という山に行ってみます。七宝山は香川県出身の空海が七つの宝を埋めたからこの名が付いたとされ、第69番札所の観音寺の山号も七宝山だそうです。

山頂はこんな感じ。狭いながら何とかダイポールを張ることができ15時にスタートです。

スタート後早くもパイルとなります。

「三豊市こんなに呼ばれるのか」と森岡OMが驚かれるほどコールがあります。20局もできれば御の字と思われていたそうですがよく飛びますしよく呼ばれるので驚かれていました。三豊市には詫間電波高専(今の高松高専)があり、比較的アクティブでしたが近年は出る人が非常に少ないようです。

Condxは比較的安定しており、特に1と6エリアがはっきり聞こえます。向こうにも強力に届いているそうです。

短時間と考えていましたのでパイルが途切れるまでとしましたが、意外とパイルが続きます。40分ほど呼ばれて途切れました。三豊市からは32局でした。片付けて観音寺を離れましょう。


お土産はこれ。

森岡OMのご近所にある酒屋で「凱陣あります」との張り紙を見つけて気にかけて頂き「どうですか?」とメールを頂きましたので手に入れることができました。左が純米酒、右の燕石は「凱陣」の純米大吟醸です。

凱陣」は社長兼杜氏の丸尾さんが造る琴平の銘酒でして、東京の大塚などにある銘酒居酒屋では欠かせない酒ですが、石高が小さく手に入りづらいことでも知られています。昨年丸亀で手に入れ飲んだ感想は「腹が立つほど旨い」でしたHi 10年物のスコッチのようにじっくり楽しみたい酒です(というか燕石は下手なスコッチが裸足で逃げ出すくらいの酒です)。

戦後長らく安い酒とそれを支える大量生産が求められましたが、今は規模が小さくとも造り手の心意気が伝わる酒が高く評価されるようになりました。日本酒に限らずワインや焼酎、ウイスキーなんかもその傾向が強まっているように思います。


今日は高松市内に宿を取ったので高松まで戻ります。いい具合に高松行き快速の出発時刻でした。1時間あまりで着きます。すぐに岡山に帰れる距離ですから高松市内に泊まるのは初めてです。

県外のお客さんが便利と考えるであろうJR高松駅近くはホテルの数が多いものの部屋数の少ない古いホテルが多く既に埋まっています。そこで繁華街に近い琴電の瓦町駅近くで探してみたら空室がありました。琴電の高松築港駅から2駅先が瓦町駅ですからそう不便ではありません。琴電に乗って瓦町駅に向かいます。


ホテルで落ち着いてから夕食を食べに行きましょう。香川といえば讃岐うどんですが、最近は骨付き鶏も人気です。骨付き鶏は丸亀に本店のある「一鶴」が有名ですし、高松でも多くのお店が味を競っています。一鶴高松店の近くにある「鳥長」に入ってみました。

骨付き鶏は歯ごたえのある「おや」と柔らかい「ひな(店によってはわか)」を選べます。「ひな」にしました。焼き上がりまでに時間がかかるので温玉つくねや鶏皮などを頼んで一杯飲みながら待ちました。

待望の骨付き鶏が到着。

言ってしまえばスパイシーな鶏のモモ焼きなんですが、スパイスの配合は各店毎に異なっているそうです。酒のアテには最高ですね。ちなみにお酒は冷酒の「川鶴」。森岡OMの地元観音寺の酒で、昔から岡山・香川の民放でCMを出しているポピュラーな酒ですが代替わりしてからは吟醸酒などに力を入れて銘酒居酒屋での評価が急上昇、同じ香川の「凱陣」と並んでお店に置かれるようになりました。


食べ終えてもう1軒。バーに行ってみます。田町にある「シャムロック」というお店です。

入口が分かりにくくまわりを2周してようやく発見しました。

店内はウイスキーのボトルがびっしり。バックバーだけでなく店中の棚やカウンターにまで大量のボトルが並んでいます。マスターは30代と思われ、今年で開店6年目とのこと。「輸入物を中心にビールが30種ほど、カクテルもできますよ」とのことですが見れば明らかにスコッチがメインでしょう。今夜はスコッチにします。

「タリスカーで面白いものがありますか?」と聞いてみたら「任せてくださいよ」という表情で「タリスカー ダークストーム」を出してくれました。これは免税店での限定品だったそうです。「ダーク」の付かないストームは飲んでいますが、むしろこっちの方が穏やかです。ダークなのは樽の焦がし方なのだそうです。

他にも飲食店向けで3,000本しか出荷されなかった宮城峡のシェリーカスクも当たり前のように出てきました。オークションで何万円になっているかは知っているので驚きです。

3杯飲みましたが5千円でおつりが来ました。しかも通常シングルは30mlなのにここはじっくり飲んで欲しいとのことで多めの40mlで出してくれます。すごいお店ですし良心的なお値段なのでお勧めしたいです。高松大満足です。

宿に戻りバッテリを充電し寝ることにします。


本日は与島・伊吹島・三豊市あわせて130局でした。ありがとうございました。
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