JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

能古島・相島移動運用報告②

2007-07-31 | インポート

7/28(土) 福岡市西区 能古島移動


 


夏の日差しが照りつけています。これなら移動も大丈夫でしょう。


 


福岡へは伊丹空港から朝8時発のJAL2051便で行くことにしました。アンテナなど荷物を預かってくれますから楽です。伊丹-福岡線は一時山陽新幹線と激しいシェア争いを繰り広げていましたが、新幹線が「レールスター」を大量投入して振り切ってしまい、最近伊丹発着便は減便されたりダメ空港関空に移管されています。残った便も小型機に切り替えられています。


 


この2051便もMD-81という160人乗りのジェット機です。マクドネルダグラス社製で旧JASが導入した機体です(現在はJALエクスプレスに移管)。



このシリーズは主翼ではなく胴体後部に2基のエンジンが取り付けられており、前の方の座席は結構静かです。ということで前の方の座席で予約を取っています。ちなみに最後部はトイレですので音がうるさくても大丈夫ですねHi さすがに夏の時期ですのでほぼ満席での出発です。ジェット機とは思えないほど静かで快適です。

 

約1時間で無事福岡空港に到着。福岡空港は世界的にも上位にランクされる交通の便の良い空港で、空港ターミナルから地下鉄で市内中心部まで直行できます。10分も乗れば天神に到着です。さらにこのまま地下鉄に乗れば渡船場のある姪浜に行けますが、一旦降りてホテルに要らない荷物を預けておきました。


 


地下鉄の姪浜駅からバスで姪浜の渡船場に向かいます。姪浜旅客待合所が正式な名前のようですが、バスの行き先から「能古渡船場」と言った方が通りがいいみたいです。



渡船場からは能古島のほかに小呂島への便も出ています。小呂島も同じ福岡市西区に属しますが高速船で1時間以上かかり、かつ1日1~2本しか船がないため渡島自体が困難なようです。そのうえ旅館やホテルがなく(野宿かキャンプのみ)、店も1軒のみで短時間しか営業しないため滞在も難儀するみたいです。1日2往復の日は日帰りできるものの島での滞在時間が約3時間。複数で移動してキャンプ道具を持ち込むかあえて3時間に挑むか…ですね。上級者向きだと思います。



そんな小呂島と違い、能古島まではなんと10分・片道220円です。市営なのでバス並みの値段ですね。しかし朝夕を除けば1時間に1本の便数と少ないため、民間の「海上タクシー」もあるようです(片道500円)。高いので急ぐ人向きのようです。


バスと渡船の接続が良かったので市営渡船にしました。「レインボーのこ」という船です。乗客は100人以上います。バーベキュー用の大きなクーラーボックスを抱えた家族連れやグループも多く、楽しそうな感じですね。車も積めますが一度に運べる車が5台と少なく、今日は2~3時間待ちの様子。しかも郵便車とかの島へ用事のある車が優先されるみたいですね。車では行かない方がいいでしょう。車を積み込んでから乗客が乗り込んで折り返し時間5分で出航です。島までは10分です。これではMMをやる暇もないですね。すぐに到着です。


島の渡船場からはなんと西鉄バスが出ています。これもほぼ1時間に1本だそうです。このバス、市営渡船で本土の営業所から送り込むそうです。次のバスまで少し時間があるので渡船場にあるカフェで「のこバーガー」を買ってみました。注文を受けてから焼いてくれます(300円)。パテ(ハンバーグ)よりも分厚いタマネギが特徴です。なかなかのボリュームです。




バスの時間になったので移動地の能古展望台まで行きました。普段平坦な福岡市内を走るバスのため急な坂に弱いのかすごい音を上げながら時速20kmほどで6分ほどかかりました。


バス停からはこんな坂道を上ります。ようやく展望台に到着。200m弱あり、ここが能古島の最高所だそうです。見晴らしは良く、福岡ドーム・志賀島・玄界島などが一望できます。福岡市西区とは思えないのんびりした別天地です。



展望台の上に50MHzのアンテナを、展望台から斜めに下ろす形で7/21のツエップを張ってみました。スローパーっぽい感じです。給電点を高くするため、給電側を高い方に持ってきています。こうしないとトラップコイルの入っている21MHz側の給電点が低くなります(7MHzは逆でも飛びは同じはず)。同軸は前に紹介した2.5D-2Vです。軽いのでこういう移動にぴったりです。展望台のてっぺんは日差しが強いので少し階段を下りた日陰にリグを置きました。博多湾を吹く風がいい感じです。SWRをチェックして運用スタートです。



まずはEsがオープンしていないか確認するため50MHzからスタート。ところが聞こえるのはバズ音だけでどこも開いてないようです。GW狙いでCQを出してみましたが空振り。こんな状態なので21MHzにQSYしてみたところ、こっちは7と8エリアが開いているようです。

 

Sの強さからどうやらEsのようですので5Wでも結構届くみたいです。以前50MHzでQSOしたことのある方も多く、「今日は50MHzがオープンしないから21MHzでやってます」とのこと。8エリア側も4~6エリアが聞こえる程度で人口の多い1エリアがあまり開いかずのんびりしたQSOをされていました。



ひとしきりQSOしたところでVFOを回してみたらT88DXが聞こえました。日本語でQSOされているのでJAの方のようです。コールしてみたら拾ってもらえました。「CADさん久しぶりですね」あれまぁ…以前50MHzでお世話になったJI3DLIさんがオペレータだったんですね。5Wでつながったことも含めびっくりしました。有り難い話です。


 


DXが聞こえてくると逆に国内のSが落ち始めたため7MHzにQSYしてみました。さすがにこのバンドではZA-721といえども5Wでは苦しいみたいですね。1局QSOできた程度です。50MHzはとうとうオープンしませんでした。コンディションがよくないですね。




こんな感じで運用していましたが、15時発の船の時間が迫ってきましたので14時30分で撤収としました。帰りは割と接続がよく、渡船場脇の農産物直売所をチェックしたらすぐ出発となりました。都会のすぐ近くにこんなのんびりした島があるのはうらやましいですね。


その後知り合いと屋台のハシゴをしてきました(こっちが本来の目的かも知れずHi)。割り勘なんて仲じゃないので1軒は片方が持ち、次の1軒はもう片方が持つ(以下繰り返し)という感じです。ちょっと飲んで食べたらよその屋台にQSYすればいいんですから気軽です。おでん・手作り餃子(注文したら包んでくれる)・明太オムレツとか旨いものがいっぱいあります。


 


本日は7MHzで1局、21MHzで9局とQSOできました。各局ありがとうございます。



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