JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

琴平~多度津御朱印巡り③

2023-08-04 | 御朱印めぐり
善通寺駅に戻るとちょうど次の電車の時刻です。お隣の金蔵寺駅に向かいましょう。

金蔵寺駅の近くに76番札所の金倉寺があります。774年に和気道善が創建した天台宗の寺院です。道善の孫が智証大師円珍で、金倉寺は円珍生誕の地になるそうです(空海は叔父にあたるとされます)。

ちなみに「大師」の号は朝廷(現在は天皇)が贈ることになっており、過去に25人が号を受けていますが(法然や隠元は複数の大師号を持っている)、讃岐からは空海や円珍をはじめ5名がいるとのこと。ただ「大師」と言えばほぼほぼ弘法大師空海となるようです。

金倉寺はその後三井寺を再興した円珍の功績もあり醍醐天皇から保護されたことから130以上の僧院を抱える大きな寺となっていたそうです。

しかしながら度重なる兵火により1606年には真言宗の長福寺の下に入るなど大きく衰退してしまいます。そのため高松藩主の松平頼重が金倉寺を再興、30石の寄進を行ったことで復興しています。その後1898年には善通寺の陸軍第11師団長となった乃木希典が宿所としたそうです。

現在の本堂は1983年に建てられたものです。本尊は智証大師作とされる薬師如来で秘仏となっています。

納経所は本堂の隣です。

金倉寺の御朱印です。

金倉寺の御影です。



お次は77番の道隆寺です。多度津駅の近くにありますが、電車は1時間に1本だけ。歩くことにしました。約4km。

雨の中をひたすら歩き続けてようやく道隆寺に着きました。

749年に和気道隆が創建したとされる真言宗醍醐派の大本山です。道隆寺は3世が弘法大師の弟・法光大師、4世が金倉寺ゆかりの智証大師、5世が理源大師と3代続けて大師の号を与えられた高僧が関わっています。

本堂はこちら。広くはない境内です。

道隆寺の御朱印です。

道隆寺の御影です。

ここから多度津駅までは歩いて10分弱です。多度津から高松方面は1時間に2本電車があります。高松に引き上げましょう。


今回の御朱印情報です。
松尾寺 1種を納経所で授与。
善通寺 1種を納経所で授与。
華蔵院 1種を納経所で授与。
金倉寺 1種を納経所で授与。
道隆寺 1種を納経所で授与。
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琴平~多度津御朱印巡り②

2023-08-03 | 御朱印めぐり
琴平から多度津への御朱印巡り、次は善通寺です。

善通寺市は弘法大師空海の生誕地で、四国霊場75番の善通寺があります。真言宗善通寺派の総本山で、真言宗全体でも京都の東寺、和歌山の高野山と並んで三大霊蹟の1つになっています。

空海は774年に善通寺で佐伯善通の子として生まれています。佐伯氏は大伴氏から別れた氏族とされ、武門で朝廷を支えた一族のようです。その佐伯氏のうち、讃岐に移った末裔が佐伯善通だとされています。

今年は空海の生誕1250年として八十八ヵ所でも記念印を押すなどのイベントを行っており、生誕地の善通寺でも様々なイベントを行っていました。

善通寺は東院と西院に分かれており、東側に金堂と五重塔があります。

こちらが本堂にあたる金堂です。

現在の五重塔は1902年に完成したもので、高さは43mあるそうです。


善通寺の納経所は西院にあります。西院に行ってみましょう。

西院には御影堂があります。他の八十八ヵ所の霊場で言う「大師堂」にあたる建物で、この付近で空海は生まれたとされています。

善通寺の御朱印です。

善通寺の御影です。


東院と西院の間には塔頭があります。そのうちの華蔵院には納経所がありますから御朱印を頂けます。

元は華蔵坊という僧坊で、1900年に再興され鎌倉時代作の毘沙門天像を本尊としたそうです。

毘沙門天はこちらの本堂に安置されています。

華蔵院の御朱印です。


善通寺駅に戻るとちょうど次の電車の時刻です。お隣の金蔵寺駅に向かいましょう。
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琴平~多度津御朱印巡り①

2023-08-02 | 御朱印めぐり
先日6Dコンテストに合わせて高松に行きましたが、初日の土曜が雨でしたので御朱印巡りとしました。

今回は琴平-善通寺-多度津と巡ってみたいと思います。

まずは瓦町駅から琴電で琴平へ。琴電は所要時間60分とJRより遅いのですが1時間に2本電車があります。JRは1時間に1本に減便されましたから琴電が便利になりました。

琴電琴平駅に到着。金刀比羅宮の門前ですが、金刀比羅宮の歴史の裏で見え隠れするお寺があります。その松尾寺に行ってみましょう。松尾寺への道は金刀比羅宮の表参道から1本南の道です。ここはいつも移動運用で通る道になります。

このような小さな案内看板があります。よく見ると金刀比羅宮と同じように○金マークがあります。

ひっそりと階段があります。

松尾寺は703年に創建された高野山真言宗のお寺です。元は金毘羅大権現の別当寺の一つでしたが、明治の神仏分離令により金毘羅大権現が金刀比羅宮に改められることになり、金刀比羅宮に残されていた仏像などの一部を受け継ぐ形で独立しました。

民謡の「金毘羅船々」に出てくる「象頭山金毘羅大権現」は現在の金刀比羅宮ですが、受け継いだのは松尾寺ということになります。ひっそりと江戸時代までの歴史を伝えています。

松尾寺は新四国曼荼羅霊場の16番札所になっていますので御朱印を頂けます。

松尾寺の御朱印です。

松尾寺の御影です。


お昼時で次の善通寺行きの電車まで時間があるので「いわのや」でうどんにしましょう。

観光客向けというより地元向けのお店です。なのでお手頃なお値段です。

かけ小にちくわ天です。

満足したら善通寺に向かいましょう。続きます。
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移動耳より情報

2023-08-01 | シャック便り
[トキエアが再び開業延期]
新潟空港を拠点にプロペラ機でのLCCの就航を目指しているトキエアが8/10としていた就航時期をさらに数週間遅らせることが決まりました。

国土交通省による就航の最終審査となる「実証飛行」に入る目処は立ったとのことで、近日中にダイヤと就航日を公表するとしています。ただ就航を予定している新潟-札幌丘珠線は北海道の観光シーズンである夏に間に合わない可能性が高く、収益面では厳しくなるものと考えられます。


[北海道エアシステムが丘珠-根室中標津線を開設]
JAL系で北海道の丘珠空港を拠点にプロペラ機を運航する北海道エアシステムが2023年度冬ダイヤから丘珠-根室中標津線を開設することを決めました。毎日1~2往復で、同社としては利尻線以来12年ぶりの新規就航です。ATR42を1機追加投入することに伴うものです。

現在根室中標津線空港には羽田と新千歳から全日空が就航していますが、これらの路線が維持されるかは未定です。


[FDAの熊本-静岡線が運休へ]
フジドリームエアラインズ(FDA)がこの冬ダイヤから熊本-静岡線を運休することを決めました。利用率の低迷と、コロナの影響による連続赤字で一部の機材を売却するため路線を縮小するものです。

熊本-静岡線は2009年に就航、2011年に一旦休止後2021年に再開された路線で、1日1往復の運航です。
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