1月8日(土)
今日もよい天気で絶好の登山日和。昨夜の冷え込みで愛宕山は白く光っている。今日は西山古道から天王山を歩いて山ラン4座を計画した。
阪急東向日駅から阪急バスに乗り小塩で下車。冬季は善峰寺まで運行せず、手前の小塩が終点となる。小塩で降りたのは7人、高齢の登山者が多い。善峰寺まで約20分坂道を登る。善峰寺山門前の登山口に着くころには汗ばんで上着を脱ぐ。
今日の1座目は釈迦岳(631m)。1年前ポンポン山に登山したとき釈迦岳にも登ったが、当時は山ランを余り意識しておらず、釈迦岳では交信出来ず仕舞いだった。約1時間で釈迦岳山頂に到着。山頂は雪化粧していた。430FMでCQを出し、城陽市のJO3CKOとレポート交換して山ラン終了。
釈迦岳登山口から善峰寺と遠くに比叡山を望む
釈迦岳山頂は薄っすらと雪景色
釈迦岳から来た道を少し戻り、分岐で柳谷観音への道を進む。善峰寺から柳谷観音への道は古くから信仰の道であったが、戦後交通の発達によって忘れ去られ、近年NPOの皆さんの手により西山古道として整備された道だ。京都市街の展望が開けているところも多く、よく整備されて歩きやすい。展望を楽しみながら75分ほどで柳谷観音の第2駐車場に着く。この間、多くのハイカーとすれ違う。
柳谷観音駐車場にあった西山古道の説明板
ここからしばらくは府道を左に折れて長岡京方面に進む。地図を頼りに天王山への上り口を探すが、見落としてしまったようでよくわからない。ごみの不法投棄がされているあたりで山に入るがどうも違ったようだ。道のない斜面を少し登り、尾根筋に出るとはっきりした道があった。後は天王山のハイキングコースになっており、案内板もよく整備されている。天王山の手前にこの山塊で標高の最も高い305mのピークがあり、これが小倉山だ。麓の小倉神社の社林と思われるが、ここの案内はない。JS3UUUの山ランプレートだけが山頂であることを示していた。430FMのCQに高槻市摂津峡移動のJO3WZUから応答があった。
小倉山山頂
小倉山から南南西方面に500mほど進むと、三角点のある十方山山頂(304m)に着く。山頂には標識がたくさんあり、ロープが張り巡らされていてなにやら落ち着かない。430Mhzで西京区のJF3MAUと交信して3座目も終了。
十方山山頂の標識、他にもたくさんのプレートがあった
小倉山の手前の天王山分岐まで戻り、最後の天王山に向う。天王山の標高は270mなので、ここからはほとんど下りの道だ。ハイキングコースとあってよく整備されており、孫を連れて歩いている老夫婦やアベックとも出会う。最後に少しだけ登ると天王山山頂に着いた。山頂は城跡で、何段かに別れているがちょっとしたスポーツでも出来そうなほど広い。大阪方面に少しだけ展望も開けている。時間もあるので7Mhzでもやろうかと思っていたが、とりあえずCQの430FMに、城陽市移動の山ランメンバーJO3ALUから応答がありここも終了。結局7Mhzは運用せず、天王山を舞台にした多くの史実について、解説を見ながらその踏み跡を辿りゆっくりと下山した。
天王山山頂
山頂下の展望台から大山崎の町を見る