2014年6月8日(日)
滋賀県東近江市旧愛東町の東光寺山から高野山への縦走コースを歩いた。昨年11月にも計画して登山口まで来たが、松茸シーズンの止山で断念した経過がある。(昨年は、11月25日まで入山禁止とあった。)このコースは、よく滋賀県の山行きの参考にさせていただく「山聲(やまびこ)」さんのHPで愛東三山と呼ばれている。
駐車場所から三山を正面に見て歩き始める
前回と同じく関電の東近江開閉所の南に駐車場所を求める。開閉所の東側の舗装された農道を上がる。すぐに獣避けのゲートがあるが、開けて先に進むと日本猿の群れが道路をうろついていた。その先枯れた護岸の谷を渡り、適当に右岸の林道に乗った。
開閉所の横から色づいた麦畑を振り返る
東近江開閉所
枯谷を適当に渡って対岸の林道に乗る、その間道はなし
コンクリート舗装された林道のカーブを過ぎた先に関電巡視路の表示があり、「登山口」と書かれた小さなプレートもかかっていた。東光寺山までの巡視路は幅も広く、よく整備されていた。最初の鉄塔まで登ると展望が開ける。その先も急登が続くが展望は良い。暑さやアルコールの過剰摂取のためか体が重く、休みやすみ登った。
林道登山口には巡視路の表示
第一鉄塔まで登ると展望が開けた
こちらは第三鉄塔からの展望
東光寺山山頂(755m)は展望はないが、日差しの強いときにはかえってありがたい。430Mhzを聞くと関ハムコンテストをやっていた。JP3IBB局他と交信し次の明神山に向かう。
東光寺山山頂
明神山への稜線も巡視路で歩きやすい。明神山山頂はP707南の690mのピークであると日本山名事典には書いてある。現地は狭いピークで山頂を示す表示はなにも見当たらない。430Mhzで堺市のJA3WPN局と交信できた。巡視路は西の尾根へと下るが、高野山へは東の尾根を下る。ここから巡視路を離れるようで急に藪っぽくなるが大したことはない。少し進んだ頃尾根道の横に小さな社を見つける。石碑は「八大龍王雨○明神社」と読める。ネットで調べると、八大龍王は雨乞いや水の神様とのことであった。
山名事典の明神山山頂
明神社
高野山山頂(685m)も樹木に覆われて展望はない。三角点のほかに山名プレートもかかっていた。高野山からの下りは南西の広い尾根筋を下る。急な斜面に荷造り紐が幾つも付けられていて迷うことはないが、大分下ってきて鉄塔敷の樹木が切り払われた辺りでルートを失う。巡視路が現れるが荒れていて使うことは出来なかった。暗い谷筋を下り何とか下山。愛東外町の集落を過ぎて駐車場所まで戻った。最後の谷筋の下りと駐車場所までの戻りは、疲れがピークに達してヘロヘロだった。
高野山山頂のプレート
高野山下りからの展望、この先道を失う