2018年6月9日(土)
篠山市の国道173号沿いに福井という集落があり豊林寺(ぶりんじ)という古い寺がある。その背後の山が豊林寺城(520m)で、地理院地図に名前はないが日本山名事典に登載されていて山ランに有効となっている。ネットで検索すると、登山の対象と言うよりも城跡マニアが登頂した記録が幾つか見つかった。
豊林寺と豊林寺城の説明
駐車場に車を置いて登って行く
豊林寺の駐車場に車を置かせてもらい本堂の前を通って登って行く。獣除けのゲートを開けて進むと谷筋に小規模な砂防工事が施されている。その上に何段か平坦になった植林地があるがここが昔の屋敷跡らしい。その先道はすぐにわからなくなるがこれは最初から予想していたことなので、山の斜面を見ながら登れそうな所を探す。急な斜面を休み休み登って行くと東西に細長い山頂の鞍部に着いた。ここにはNHKテレビのアンテナ施設があった。先ずは東端の三角点を見に行く。冬枯れの頃なら樹間に少しは展望もあろうが、初夏のこの時期は展望は皆無である。
豊林寺の本堂
歩きやすそうな所を探しながら適当に登って行く
アンテナ施設
山頂東端の三角点
三角点を見てアンテナへ戻り西端の主郭跡へと進む。最高標高点らしい主郭跡は広い平地となっている。だいぶ探したが山頂を示すプレートの類いは見付けることが出来なかった。無線は430Mhz・FMでのCQに加古川市のJK3HAM局から応答があった。下山は来たルートも考えたが、地図で見て傾斜がやや緩やかな西側の尾根を下ることにした。この尾根は下りやすかったが、それでも途中には急なところもあり昨日の雨で湿った斜面で滑り案の定尻餅をつく場面もあった。
山頂手前
山頂の主郭跡は広い
下りの尾根