
2022年9月12日(月)
前夜宿泊した剣山荘は比較的新しくシャワーがありトイレも水洗だった。何よりあてがわれた寝床が中二階?の端っこで隣が空いていたのが嬉しかった。最初から耳栓をしたので同室者のイビキやドアの開閉音も余り気にならず寝ることが出来た。
この日は剱岳に登頂し室堂まで下山してそのまま帰宅する予定。標準のコースタイムは9時間を超えるので、最近のスローペースを加味して早立ちすることにした。朝食は弁当にしてもらい3時半に起床。大きなザックは小屋に預けて4時前に出発した。ヘッドランプを付けて歩くのは久しぶりでやや緊張しながらの登山開始となった。

日の出前に出発
剣山荘からライトで先を確認しながら登山道を登り尾根筋に乗ると一服剱。ここも山ランに有効だが無線は下山時にすることにして先に進む。その先の前剱まではいったん下って急な登りとなる。前剱(2813m)山頂は上りルートにあり下山時は巻き道となるようだ。山頂に着く頃には既に日が昇っていた。空腹を覚えたので山小屋の弁当を半分ほど食べる。無線機を出して144MHz・FMでCQを出すと長野市のJG0VLT局から応答があった。早朝から感謝😂

富山市方向の明かりが見えた

日の出は山に隠れて見えなかった

山が朝日に照らされてきた

前剱山頂

岩の間をオコジョがうろちょろ、小さくて可愛い
この先がいよいよ剱岳別山尾根ルートの核心部となる。平蔵のコル、カニのタテバイと岩場を越えて行く。先行者の様子を見ながら間隔を空けて上るので、息が上がることもなく登ることができた。早月尾根ルートと合流すると山頂はすぐそこ。祠のある山頂に着いて珍しくいつもは遠慮する写真を撮ってもらった。少し離れたところまで戻って山ランとSOTAの無線運用を行う。昨日も交信してもらった高岡市のJA9MGH局に始まり、珠洲市、小諸市、長野市の各局と交信できた。

ガスがかかって視界はよくない


ここがカニのタテバイ

早月尾根ルートに合流

珍しく山頂でパチリ、疲れた顔は見せられない😅
無線運用も達成できたので急いで下山にかかる。下山ルートの核心部はカニのヨコバイと言うのがあるようだが、表示を見落として何処がそれか分からないまま平蔵のコルも通過。前剱近傍で休憩して一服剱(2618m)まで戻る。ここで最後の山ラン無線運用を行う。射水市のJR9RZY局や魚津市の局からお声がけいただき予定したすべてのピークでの無線交信も行うことが出来た。

この辺りからガスが切れて眺望が広がった





一服剱まで戻った

一服剱から前剱
荷物を預けた剣山荘に戻り、缶ビールで残った朝食弁当を流し込んで下山を急ぐ。剣山荘から剱御前小屋までは長い登り。小休止して雷鳥沢の道を戻りテント場から室堂までまた登りとなる。最後はへとへとになりながら室堂ターミナルに到着し、14時20分発のバスに乗ることが出来た。バスの最終が16時半で、間に合わなかったときのことも考えていただけに安堵の下山だった。

テント場が見えてきたがなかなか着かない

雷鳥沢から室堂までつらい登り
テレビで見たことありますが、凄い所に登られて
無事にご帰還おめでとうございます~笑
どの岩場見ても、脚が震えてきそうですね。
ご来光の写真も一味違いますね。
いい写真をありがとうございました。ご苦労様~👍
コメントありがとうございます。
剱岳は百名山の中でも難易度が高いと聞いていたので計画中は緊張もありましたが、無理せずゆっくりと登ればたいしたことはなかったです。登山中近くの若者が高齢と思われる男性登山者に年齢を聞いていて、82歳との答えに驚いていました。私も元気ならまだ20年は登れるかなと・・・(笑)
福島県下郷陽平町祭委員会では、無農薬野菜を販売して売上の一部を震災復興のために寄付しています。微力ですが頑張っています。
お互い頑張りましょう。
コメントありがとうございます。震災復興のための活動お疲れ様です。私はまだ福島県の山には登ったことがないので、今年は無理でも来年にでもお邪魔したいと思っています。