ホテルのベッドは硬く、いまひとつ眠りにくかったけれど、疲れていたので浅い眠りには落ち、朝を迎えました。
といっても、なかなか明るくなりません。日が昇って、明るくなってきたのは8時半頃でした。
朝食は、ホテルのカフェで、チョコデーニッシュ、オレンジジュース、紅茶で、軽く済ませました。
9時半頃、ホテルを出て、今日のお目当てのグッゲンハイム美術館に向かいます。ホテルからは川沿いに歩いて行けます。上着なしでは肌寒い気温でしたが、日中には27度くらいまで上がるとのこと。
川沿いには遊歩道があって、町並みを見ながらゆっくりと歩くと気持ちいいです。船の帆のようなうねったモダンなデザインの白い歩行者専用の橋(Zubizuri)を渡り、対岸へ。ここら辺からは、この橋やグッゲンハイム美術館の奇抜な建物、その近くの大きな橋、橋の赤いM字のモニュメント、広場にある男の銅像とその門、有名な蜘蛛の巨大なオブジェ(Maman)などなど、写真にとりたいところばかりです。
グッゲンハイム美術館を川沿いに回りこむように歩いていきました。美術館の前の池のようになっているところでは、有名な大きなカラフルな金属製のチューリップのオブジェ、銀色の球がぶどうのように連なったオブジェが見ることができ、時折、スモークのような霧が人工的に発生して、とても幻想的な雰囲気になります。
かなり長い大理石のような階段を上って、正面玄関へ。すると、昨日のブログで登場した犬のオブジェの後ろ姿が見えます。そして、階段を少し下りて、正面入り口へ。
10時を少し過ぎたところでしたが、列もなく、すぐ入場券カウンターに行き、入場券を買おうと思ったら、「今日は美術館の開館記念日なので、入場無料です」とのこと。まったく知りませんでした。ラッキーです。通常は、大人の入場料は11ユーロします。
音声ガイド(英語:2ユーロ)を借りました。これは、とてもよいガイドでした。まずは、メインホールへ。吹き抜けのあるホールですが、曲線、直線など、いろいろな形が混ざっていて、マテリアルもチタン、ガラス、大理石などで、どの方向を見ても、同じ形、同じ風景になる場所がありません。それでいて、とても優雅で、すてきなハーモニーの形のバランスです。これにはほんとうに目を奪われました。
グッゲンハイム美術館ですが、中に展示されているものではなく、この美術館の建物自体がフランク・ゲーリーという有名な現代建築家の作品で素晴らしいものなので、見てみたかったのです。期待にたがわず、感動する建築物です。
ビルバオは鉄と船舶で栄えた町なので、この美術館のモチーフには船、魚、そして素材には金属のチタンパネルが大量に使われており、外観は太陽の光が反射して、微妙な色の変化があり、朝、昼、晩と異なる印象を与えます。
話が少しそれましたが、館内へ戻って、音声ガイドを聞きながら、巨大なスペースを使った現代アートの展示を見ていきました。船舶に使うような巨大な鉄の板を使ったリチャード・セラの作品(「The matter of time」)は、鉄板で作られた迷路のようで、中を歩くことができます。ちょうど、このリチャード・セラと彫刻家のコンスタンティン・ブランクーシの交流に注目した特別展示が行なわれていて、ブランクーシの有名な眠れるミューズなどの作品を見ることができました。
アートに目を奪われているうちにあっという間に時間が経ち、美術館のビストロの予約したランチの時間1時半になりました。ビストロは美術館の建物内ではあるのですが、いったん展示スペースへの入場入り口を出て、音声ガイドはいったん返却して、向かわなくてはけません。
このビストロランチについては、項を改めて書く予定です。
ゆっくりとランチをして、近くのミュージアムショップを見て回って、展示スペースの戻ってきたら、4時前でした。3階はもう見ていたので、2階を見て、それから1階の見逃したスペースを見て回りました。いくつかの展示室では、入場制限があって、20人しか中に入れないようになっており、待つ人が列を作っていました。私も何回か列に並びましたが、5から10分くらいの待ち時間で中に入れました。こういう制限があるせいか、日曜日でかなり人手は多かったと思いますが、じっくりと作品を見ることができ、人が多すぎてリラックスできないということはありませんでした。
館内は写真厳禁です。2箇所ほどテラスに出ることができる場所では写真をとることができます。
中の展示物も予想以上に良く、ああビルバオまで着てよかったと心底思いました。中でも、10本くらい幅15cmほどの柱が立っており、その柱内を片側は青、反対側は赤のLEDランプで、いろんな言語の言葉が電光掲示板のように下から上へと流れていく作品には見とれてしまいました(ジェニー・ホルツァーの「Installation for Bilbao」という作品)。
それから、ジャクソン・ポロックの絵、カレル・アペルの絵なども印象に残りました。
だいたいすべて見終わって、美術館を出たのが6時過ぎでした。とても素晴らしい美術館体験でした。
美術館の入り口には20mくらい入場を待つ人の列が出来ていました。(開館は8時までです)
この美術館、朝(10時開館)から行って、ランチは館内のレストランでとって、ゆっくり見て回ることをおすすめします。
ホテルへ歩いて帰って、少し休憩しました。夜7時ころから、また歩いて旧市街のほうへ。そこにあるバルで夕食をとりました。
体調は良好。
疲れましたが、ランチでゆっくりと座って休憩できたのがよかったです。
といっても、なかなか明るくなりません。日が昇って、明るくなってきたのは8時半頃でした。
朝食は、ホテルのカフェで、チョコデーニッシュ、オレンジジュース、紅茶で、軽く済ませました。
9時半頃、ホテルを出て、今日のお目当てのグッゲンハイム美術館に向かいます。ホテルからは川沿いに歩いて行けます。上着なしでは肌寒い気温でしたが、日中には27度くらいまで上がるとのこと。
川沿いには遊歩道があって、町並みを見ながらゆっくりと歩くと気持ちいいです。船の帆のようなうねったモダンなデザインの白い歩行者専用の橋(Zubizuri)を渡り、対岸へ。ここら辺からは、この橋やグッゲンハイム美術館の奇抜な建物、その近くの大きな橋、橋の赤いM字のモニュメント、広場にある男の銅像とその門、有名な蜘蛛の巨大なオブジェ(Maman)などなど、写真にとりたいところばかりです。
グッゲンハイム美術館を川沿いに回りこむように歩いていきました。美術館の前の池のようになっているところでは、有名な大きなカラフルな金属製のチューリップのオブジェ、銀色の球がぶどうのように連なったオブジェが見ることができ、時折、スモークのような霧が人工的に発生して、とても幻想的な雰囲気になります。
かなり長い大理石のような階段を上って、正面玄関へ。すると、昨日のブログで登場した犬のオブジェの後ろ姿が見えます。そして、階段を少し下りて、正面入り口へ。
10時を少し過ぎたところでしたが、列もなく、すぐ入場券カウンターに行き、入場券を買おうと思ったら、「今日は美術館の開館記念日なので、入場無料です」とのこと。まったく知りませんでした。ラッキーです。通常は、大人の入場料は11ユーロします。
音声ガイド(英語:2ユーロ)を借りました。これは、とてもよいガイドでした。まずは、メインホールへ。吹き抜けのあるホールですが、曲線、直線など、いろいろな形が混ざっていて、マテリアルもチタン、ガラス、大理石などで、どの方向を見ても、同じ形、同じ風景になる場所がありません。それでいて、とても優雅で、すてきなハーモニーの形のバランスです。これにはほんとうに目を奪われました。
グッゲンハイム美術館ですが、中に展示されているものではなく、この美術館の建物自体がフランク・ゲーリーという有名な現代建築家の作品で素晴らしいものなので、見てみたかったのです。期待にたがわず、感動する建築物です。
ビルバオは鉄と船舶で栄えた町なので、この美術館のモチーフには船、魚、そして素材には金属のチタンパネルが大量に使われており、外観は太陽の光が反射して、微妙な色の変化があり、朝、昼、晩と異なる印象を与えます。
話が少しそれましたが、館内へ戻って、音声ガイドを聞きながら、巨大なスペースを使った現代アートの展示を見ていきました。船舶に使うような巨大な鉄の板を使ったリチャード・セラの作品(「The matter of time」)は、鉄板で作られた迷路のようで、中を歩くことができます。ちょうど、このリチャード・セラと彫刻家のコンスタンティン・ブランクーシの交流に注目した特別展示が行なわれていて、ブランクーシの有名な眠れるミューズなどの作品を見ることができました。
アートに目を奪われているうちにあっという間に時間が経ち、美術館のビストロの予約したランチの時間1時半になりました。ビストロは美術館の建物内ではあるのですが、いったん展示スペースへの入場入り口を出て、音声ガイドはいったん返却して、向かわなくてはけません。
このビストロランチについては、項を改めて書く予定です。
ゆっくりとランチをして、近くのミュージアムショップを見て回って、展示スペースの戻ってきたら、4時前でした。3階はもう見ていたので、2階を見て、それから1階の見逃したスペースを見て回りました。いくつかの展示室では、入場制限があって、20人しか中に入れないようになっており、待つ人が列を作っていました。私も何回か列に並びましたが、5から10分くらいの待ち時間で中に入れました。こういう制限があるせいか、日曜日でかなり人手は多かったと思いますが、じっくりと作品を見ることができ、人が多すぎてリラックスできないということはありませんでした。
館内は写真厳禁です。2箇所ほどテラスに出ることができる場所では写真をとることができます。
中の展示物も予想以上に良く、ああビルバオまで着てよかったと心底思いました。中でも、10本くらい幅15cmほどの柱が立っており、その柱内を片側は青、反対側は赤のLEDランプで、いろんな言語の言葉が電光掲示板のように下から上へと流れていく作品には見とれてしまいました(ジェニー・ホルツァーの「Installation for Bilbao」という作品)。
それから、ジャクソン・ポロックの絵、カレル・アペルの絵なども印象に残りました。
だいたいすべて見終わって、美術館を出たのが6時過ぎでした。とても素晴らしい美術館体験でした。
美術館の入り口には20mくらい入場を待つ人の列が出来ていました。(開館は8時までです)
この美術館、朝(10時開館)から行って、ランチは館内のレストランでとって、ゆっくり見て回ることをおすすめします。
ホテルへ歩いて帰って、少し休憩しました。夜7時ころから、また歩いて旧市街のほうへ。そこにあるバルで夕食をとりました。
体調は良好。
