浅田次郎著「珍妃の井戸」を読了。
「蒼穹の昴」の続編です。といっても、同じ筆致で物語が続くのかなと思っていたら、ずいぶんと趣向が違っていました。
清朝末期に皇帝の最愛の妃が狭い井戸に落とされ亡くなるという悲しい出来事がありました。どうしてこういう事件が起こったか、犯人は誰なのかをテーマにした歴史ミステリーです。
章ごとに、この事件について、どれぞれ違う人が自分のバージョンの証言を語ります。
登場人物は、「蒼穹の昴」でおなじみの人が大半です。「蒼穹の昴」ではわからなかったことがところどころで語られ、大きな物語を理解するうえで役立ちます。例えば、春児の親友の蘭琴が皇帝の失脚後、どうして生き残り、盲目となったのかがわかります。また、袁世凱の若き頃のエピソードも彼の人となりを知る上で興味深いです。
最後は思いもかけないほうに展開します。
この著者の本を読むと、世界の壮大さにびっくりさせられます。
さて、次は、「中原の虹」に進みたいと思いますが、まだ購入していないので、まずはネット注文しなくちゃ。
体調は良好です。
「蒼穹の昴」の続編です。といっても、同じ筆致で物語が続くのかなと思っていたら、ずいぶんと趣向が違っていました。
清朝末期に皇帝の最愛の妃が狭い井戸に落とされ亡くなるという悲しい出来事がありました。どうしてこういう事件が起こったか、犯人は誰なのかをテーマにした歴史ミステリーです。
章ごとに、この事件について、どれぞれ違う人が自分のバージョンの証言を語ります。
登場人物は、「蒼穹の昴」でおなじみの人が大半です。「蒼穹の昴」ではわからなかったことがところどころで語られ、大きな物語を理解するうえで役立ちます。例えば、春児の親友の蘭琴が皇帝の失脚後、どうして生き残り、盲目となったのかがわかります。また、袁世凱の若き頃のエピソードも彼の人となりを知る上で興味深いです。
最後は思いもかけないほうに展開します。
この著者の本を読むと、世界の壮大さにびっくりさせられます。
さて、次は、「中原の虹」に進みたいと思いますが、まだ購入していないので、まずはネット注文しなくちゃ。
体調は良好です。
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