1年前に読んだ本について書いたものがアーカイブに残っていました。
塩野七生著「ロードス島攻防記」を読了。
今年の休暇はロードス島に行くことにしたので、関係のある本を探して見つけたのがこの本でした。
ロードス島への飛行機の中で読みました。とても面白く、飛行機の中の時間が苦にならずよかったです。
塩野七生さんの本は今まで一度もちゃんと読んだことがなく、初めてでした。物語の中に史実が組み込まれていて、とても理解しやすく、わくわくしながら読みました。このような本を若い頃にもっと読んでいたら、世界史が楽しかったかもしれません。
さて、この本ですが、1522年の聖ヨハネ騎士団とトルコ軍のロードス島での戦いを扱ったものです。
聖ヨハネ騎士団に入れるのは、ヨーロッパの貴族の息子たちのみでした。長男は領主を継ぐので、次男かそれ以降の男子です。子どものころから、騎士たる訓練を受け、20代前後で、騎士団に入り、各地で訓練を受けた後、ロードス島にある本拠地へ送られてきます。
物語は、1522年の4月にイタリアの貴族の息子アントニオが、船に乗って、ロードス島に到着するところから始まります。聖ヨハネ騎士団の服装の図版もあり、視覚的に美青年がエーゲ海の船の上から、ロードス島をのぞむところが、映画のようにイメージされます。
聖ヨハネ騎士団の面々についても格好よく描かれて、ちょっと少女漫画を思わせる感じもあり、そこがまた私のツボに入って、面白く読めました。また、敵側でもあるトルコ軍のスルタン、スレイマン一世のこともよく描かれており、若くて知的な大将だったのだなということがよくわかりました。
この本を読んだおかげで、ロードス島の旧市街を見て回るのに、高揚感を感じることができました。
この戦いで、聖ヨハネ騎士団は敗北し、島を去り、転々とした後、マルタ島に本拠地を得て、マルタ騎士団とも呼ばれるようになるのですね。まったく知りませんでした。
ロードス島に行くなら、是非この本を読んでからにすることをおすすめします。
ロードス島の旅行の記録はこちらです。
現在の体調は良好です。
塩野七生著「ロードス島攻防記」を読了。
今年の休暇はロードス島に行くことにしたので、関係のある本を探して見つけたのがこの本でした。
ロードス島への飛行機の中で読みました。とても面白く、飛行機の中の時間が苦にならずよかったです。
塩野七生さんの本は今まで一度もちゃんと読んだことがなく、初めてでした。物語の中に史実が組み込まれていて、とても理解しやすく、わくわくしながら読みました。このような本を若い頃にもっと読んでいたら、世界史が楽しかったかもしれません。
さて、この本ですが、1522年の聖ヨハネ騎士団とトルコ軍のロードス島での戦いを扱ったものです。
聖ヨハネ騎士団に入れるのは、ヨーロッパの貴族の息子たちのみでした。長男は領主を継ぐので、次男かそれ以降の男子です。子どものころから、騎士たる訓練を受け、20代前後で、騎士団に入り、各地で訓練を受けた後、ロードス島にある本拠地へ送られてきます。
物語は、1522年の4月にイタリアの貴族の息子アントニオが、船に乗って、ロードス島に到着するところから始まります。聖ヨハネ騎士団の服装の図版もあり、視覚的に美青年がエーゲ海の船の上から、ロードス島をのぞむところが、映画のようにイメージされます。
聖ヨハネ騎士団の面々についても格好よく描かれて、ちょっと少女漫画を思わせる感じもあり、そこがまた私のツボに入って、面白く読めました。また、敵側でもあるトルコ軍のスルタン、スレイマン一世のこともよく描かれており、若くて知的な大将だったのだなということがよくわかりました。
この本を読んだおかげで、ロードス島の旧市街を見て回るのに、高揚感を感じることができました。
この戦いで、聖ヨハネ騎士団は敗北し、島を去り、転々とした後、マルタ島に本拠地を得て、マルタ騎士団とも呼ばれるようになるのですね。まったく知りませんでした。
ロードス島に行くなら、是非この本を読んでからにすることをおすすめします。
ロードス島の旅行の記録はこちらです。
現在の体調は良好です。