Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

David Byrne & St. Vincent@Vredenburg(ユトレヒト)

2013-08-25 11:15:08 | Concert
David Byrne & St. Vincentのアルバム「Love This Giant」のコンサートツアーがとても好評だと聞いていました。オランダではユトレヒトでの一回限り、早速チケットを取りました。
David Byrne(デヴィッド・バーン)はトーキングヘッズで有名ですが、その頃のビデオなどを見ると鳩が豆鉄砲をくらったような顔だなあと思っていました。ちょっと奇人って感じでした。今は、白髪になり、少しふっくらとして、昔の面影はあまりありません。もう60歳ですからね。
一方、St. Vincentは30歳くらいのスレンダーな女性ミュージシャンのAnnie Erin Clark(アニー・エリン・クラーク)です。
この二人のほかに、コンサートでは、8名からなる金管楽器隊(サックスやトロンボーンなど)と、ドラマー、キーボードがいます。舞台装置は、照明器具のみであっさりしていますが、曲ごとに違うフォーメーションで金管楽器隊とメインの二人が動きまわり、とても洗練された感じのする格好いいコンサートでした。
椅子席に座りたかったので早めに会場に行ったのですが、実は全席椅子席でした。前から4列目の正面に座れて、すごく良いポジションで、すべてがしっかり見れて良かったです。広いホールなんですが、ほとんど満席でした。客層は若い人から、白髪の人までとても幅広かったです。
曲は、「Love This Giant」の中からほとんどでしたが、トーキングヘッズの頃の曲や、St. Vincentの曲も何曲かありました。セットリストはこちら
メインの二人の動きが機械人形のような踊りが印象的でした。
デヴィッド・バーンもずっと動き回っていて、コミカルな踊りを披露して、チャーミングでした。
アンコールになると皆立ち上がり、熱狂的な拍手と床を踏み鳴らす音で、会場は興奮の空気が立ち込めました。デヴィッド・バーンも嬉しそうに笑い、とっても良い雰囲気でした。
アンコールは2回。計2時間弱、気持ち良いビートに身体をあずけながら、ポップな音楽を堪能した夜でした。
素晴らしかったです。
日本ではコンサートの撮影や録音は禁止のところが多いようですが、このコンサートでは開始前に、デヴィッド・バーンの声で、録音、撮影は好きなだけOKですが、ipadで撮影して他の人の邪魔をしたり、ガジェットでの撮影に夢中になってショー自体を楽しむことを忘れたりしないでね、というようなメッセージが流れました。

体調は良好です。