Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Restaurant:'t Amsterdammertje@Loenen aan de Vecht(オランダ)

2013-08-09 11:44:58 | Restaurant/Cafe
シーズンごとに行きたいなと思っているレストラン「't Amsterdammertje」へ。と言いながら、前回行ったのは3月でした。だから、春のメニューは味わうことができなかったです。残念。
18時半に予約を入れました。前回は6コースで、多すぎたので、今回は5コースにしました。
まずは、いつものように美味しいパンがでてきます。そして、アミューズ。世界旅行をテーマにした一口サイズのものが、5品。これは、世界旅行というテーマは同じですが、シーズンごとに変わります。スペインのマカロンとすごく小さなイカとチョリソーの一品がとても美味しかったです。
前菜1は、ホタテ貝、ムール貝入りのガスパッチョ。量は少ないですけど、味は最高。とろけるようなホタテ貝、そしてぱりぱりに焼いたライスがクルトンの変わりです。
前菜2は、カニやマグロのタルタルをアレンジしたもの。一口サイズものが4つ、お皿に並んでいます。それぞれが工夫されていて、ゆっくりと味わって食べると、幸せ感が広がります。
魚のメインは、西洋カレイのグリル、カキ、マンゴチャトニーで、フルーティで甘いマンゴチャトニーと完璧にグリルされた白身魚とソースのコンビネーションが素晴らしかったです。
肉のメインは、バーベキュー風に様々なで調理した仔牛と野菜で、一口サイズの仔牛肉がお皿に並んでいました。口の中でとろけてしまうものや、噛みごたえがあるものなど、違う部位のものがあり、一皿でいくつか違ったタイプの食感が楽しめるものでした。
デザートの前には、口直しのアミューズ。これは、アイスで、口の中でパチパチ弾ける粒が入っていて、夏らしい感じがしました。パチパチキャンディーは子どもの頃に食べたことがあるきりで、懐かしかったです。夫は今回が初めての経験だったそうです。
デザートは、カエルの形をしたチョコレートを、ベリー系の濃厚ムース、レモン系アイスなどがワンプレートになったものでした。
最後に、紅茶をいただきました。チョコレートの入った小箱をもらって終了。
全部で3時間半くらいでした。
それぞれは、少量なので、これでお腹一杯という感じです。4コースでもいいと思います。
金曜の夜で8割くらいの混雑さでした。
雰囲気も良いので、次のシーズンにまた行くつもりです。
体調は良好。




DVD「ラストエンペラー」

2013-08-08 16:00:40 | DVD/Blue ray
坂本龍一の印象的な音楽が有名な映画「ラストエンペラー」を見ました。
監督はベルナルド・ベルトルッチ。この監督作品では「1900年」がとてもよかったです。時代の変わり目に翻弄される人の姿を描くと絶品です。
「ラストエンペラー」は、1987年公開の作品。私は何年がのちにテレビで見たと思うのですが、あまりよく覚えていません。今回見たバージョンは3時間半もあるので、テレビで見たとしたら、かなりカットされていたと思います。
今回は中盤以降から、坂本龍一演じる甘粕大尉のシーンがかなりあり、こんなに出てたっけと思いました。また若いなあとも思いました。立花ハジメも通訳の役で出ているようですが、見逃しました。
「ラストエンペラー」を改めて見てみようと思ったのは、浅田次郎の蒼穹の昴シリーズを読み、「中原の虹」を読み終え、中国史に興味をもったからです。
「ラストエンペラー」はちょうど西太后が死期を前に、幼い溥儀に皇帝指名をするところから始まります。浅田次郎の本を読むことで、個々のシーンの意味づけがわかり、とても興味深く見ることができました。
この映画、ある程度の背景知識がないと理解しにくいと思います。
中国人が見たら変なところもあるのでしょうが、俳優が中国語ではなく英語を話すこと以外には、違和感なく、中国という舞台をきちんと見せているように思いました。
最近、家でDVDを見ることが多くなりました。先日見たベルギーのフランス語圏の監督ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ「少年と自転車」(Le gamin au vélo)は、父親に見放された少年シリルの物語で、ハリウッド映画のような眼を見張る映像はないですが、ヒューマンな人のつながりと、少年の心の動きが描かれていて、良い作品でした。
体調は良好というか、ここ数日気になることはあるのですが、発熱はないので良いということにしています。Hbが今週は6.5まで上がり、上昇傾向が顕著になったのでひと安心です。

本「ロードス島攻防記」

2013-08-07 10:29:57 | Book
1年前に読んだ本について書いたものがアーカイブに残っていました。
塩野七生著「ロードス島攻防記」を読了。
今年の休暇はロードス島に行くことにしたので、関係のある本を探して見つけたのがこの本でした。
ロードス島への飛行機の中で読みました。とても面白く、飛行機の中の時間が苦にならずよかったです。
塩野七生さんの本は今まで一度もちゃんと読んだことがなく、初めてでした。物語の中に史実が組み込まれていて、とても理解しやすく、わくわくしながら読みました。このような本を若い頃にもっと読んでいたら、世界史が楽しかったかもしれません。
さて、この本ですが、1522年の聖ヨハネ騎士団とトルコ軍のロードス島での戦いを扱ったものです。
聖ヨハネ騎士団に入れるのは、ヨーロッパの貴族の息子たちのみでした。長男は領主を継ぐので、次男かそれ以降の男子です。子どものころから、騎士たる訓練を受け、20代前後で、騎士団に入り、各地で訓練を受けた後、ロードス島にある本拠地へ送られてきます。
物語は、1522年の4月にイタリアの貴族の息子アントニオが、船に乗って、ロードス島に到着するところから始まります。聖ヨハネ騎士団の服装の図版もあり、視覚的に美青年がエーゲ海の船の上から、ロードス島をのぞむところが、映画のようにイメージされます。
聖ヨハネ騎士団の面々についても格好よく描かれて、ちょっと少女漫画を思わせる感じもあり、そこがまた私のツボに入って、面白く読めました。また、敵側でもあるトルコ軍のスルタン、スレイマン一世のこともよく描かれており、若くて知的な大将だったのだなということがよくわかりました。
この本を読んだおかげで、ロードス島の旧市街を見て回るのに、高揚感を感じることができました。
この戦いで、聖ヨハネ騎士団は敗北し、島を去り、転々とした後、マルタ島に本拠地を得て、マルタ騎士団とも呼ばれるようになるのですね。まったく知りませんでした。
ロードス島に行くなら、是非この本を読んでからにすることをおすすめします。
ロードス島の旅行の記録はこちらです。
現在の体調は良好です。

ユトレヒトでショッピング

2013-08-04 11:42:02 | Wblog:お出かけ
晴天で日差しが暑い日曜日、でも涼しい風が吹き、気持ちがよいです。
アムステルダムはゲイパレードで混雑が予想されるので、ユトレヒトへショッピングに出かけました。特に欲しいものはなかったのですが、うろうろとデパートなどを見たりして、ゆっくりと歩きまわりました。
スポーツ用品店で、夫がランニング用のシャツやウォーキングシューズなどを買いました。私は、せっかく来たのに何も買わないのもなんなので、デパートでTシャツを一枚買いました。
どこかでアイスコーヒーを飲みたいなあと思ったら、バイエンコルフのはす向かいにスターバックスを発見。以前はなかったと思うので、最近できたのではないかしら。早速入りました。カフェフラペチーノとアップルなんとかドーナッツを注文。どちらもおいしかったです。
店内は広めで、テラスも少しあるので、あまり混んではいませんでした。
3時間くらいあちこち見て、疲れたので帰ってきました。
家では、ビデオ映画を鑑賞。この週末には「CUBE」「世界最速のインディアン」を見ました。どちらも良い映画でしたよ。
体調は良好です。

本「人形の家」

2013-08-03 13:27:26 | Book
イプセン著の戯曲「人形の家」を読了。
古典を読みたいなあと思った時期があって、随分前に買った本。途中まで読んで、何故かほっぽりだしていたのですが、急に思い立って、最後まで読みました。とても薄い本(約150ページ)なんですけどね。
この戯曲の主人公ノラは、男に頼らず、自分の頭で考えること、自分自身で生きることに目覚めた女性の代表的キャラクターとして、よく他の本などで目にすることがあります。
何か最後は唐突なような気がするのですが、19世紀の劇の脚本として、社会的反響も含んで考えなくてはいけないのでしょう。
このあと、このノラがどういう人生を生きたのか、(ないと思いますが)続きがあれば読んでみたいです。
イプセンはノルウェー出身。しかし、この作品には特にノルウェー色を感じませんでした。
体調は良好。