5月19日
以前、食い道楽の親戚から「南禅寺の湯豆腐が美味しかった。」と言われていたので、遅いランチを食べに南禅寺の並びの湯豆腐専門店「奥丹」へ行きました。
さすが創業350年余り。覚悟していたけど結構なお値段 ただ豆腐は甘さがあって美味しかったですし、なんと言っても七輪と庭の雰囲気が素敵
腹ごしらえして、夢窓国師の作庭といわれる名勝史跡庭園のある南禅院へ。池を中心とした回遊式庭園で、奥の小山から水が流れてくる「深い森の中にある水の庭」です。
新緑が水面に映って清々しさ一杯。でも睡蓮があまり咲いていなくてチョッと残念。
南禅寺の方丈庭園も名勝指定庭園で、小掘遠州の作といわれ、巨石の姿から「虎の児渡しの庭」と呼ばれるそうです。広々とした落ち着いた庭で、親子の虎たちは食後の団欒をしているのかも。小方丈には狩野探幽の虎の絵もありました。
小方丈庭は「心」字に石が配地された静かな庭。
左甚五郎の欄間というのは本当かな。
六道庭は戒めの庭なのだそうです。今回の京都の旅で初めて目にした苔庭でした。
南禅寺の庭の一角で、気に入った植え込み。石の周りにアヤメやツワブキ!?が植えられていて、石の硬さが随分和らいで良い感じでした。
入り口脇の茶室で滝のある緑濃い庭を眺めながらお抹茶をいただきました。お菓子は南禅寺落雁。お抹茶の銘は「清涼」(宇治の角田香勢園)。ほろ苦い。
赤レンガで造られた水路は琵琶湖疏水。京都市内に向けて水が引かれているそうです。何故寺の境内に引いたのでしょうね。ドラマのロケでも良く使われるとか。
今回の京都では、重森三玲、植治、小掘遠州、夢想国師など、今昔の有名な作庭家の庭を見ることができました。
それぞれにとても面白く、作り手の意図も、なんとなくわかる様な気がして、楽しめたのは、修学旅行の頃とは違って、随分年をとったせいなのかな~、とチョッとしんみりしてみたり。
南禅寺の法堂で金網!?越しに3匹目の龍を見ました。
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