12月12日(木)
東京日比谷へお芝居を観るために出かけました。
まずは腹ごしらえにと東京ミッドタウン日比谷6階にある「Q CAFE by RoyalGardenCafe」へ
テラスからの眺望がとても良いのです。
皇居とか
色づく日比谷公園とか
日比谷の銀杏並木が見下ろせます
本当は、眺望の良いテラス席が良いのですが、この日は今季一番の冷え込みかと思うくらい寒くて断念
店内でランチコースを頂きました。
鯛のポワレが美味しくて、都心なのにリーズナブルなお値段かと思います。
カフェラテがボウルのカップで提供されるあたり、意識高い系かと
オープンなのにゆっくりできるカフェでした。
いざ日生劇場へ
今回の演目は井上ひさし作「祝祭音楽劇 天保十二年のシェイクスピア」
昔から名前だけは知っていましたが観劇はかなわず、ようやく~
シェイクスピア関連なら、何でも見てみたいと思っているし、一度は井上ひさしの劇作を観たいと思っていたので。
今年二度目の日生劇場だわ
長~いお芝居で、お芝居だけで3時間強あります。
ほんと、シェイクスピア並み。
作品の名前とストーリーしか知らなかったので、この芝居が本格的音楽劇(ミュージカル)で驚きました。
もっとリサーチすれば良かったかな、と思いましたが、それはそれは新鮮で嬉しかったです
最初に「もしもシェイクスピアがいなかったら」という歌で始まります。
もしも
シェイクスピアがいなかったら
文学博士になりそこねた
英文学者がずいぶん出ただろう
・・・・・・・・・・・・・・・・中略・・・・・
もしも
シェイクスピアがいなかったら
バンスタインはウエストサイドを
とても作曲できなかっただろう
・・・・・・・・・・中略・・・・・・
と続きます。
お芝居はシェイクスピア劇と天保水滸伝(講談)を合わせたようなシナリオで、シェイクスピアのエッセンスがたっぷり詰まっています。
有名な四大悲劇をはじめ歴史劇や喜劇も織り交ぜられていて、シェイクスピア劇の模倣を見つける度に面白くなっちゃう
特にハムレットの「To be or not to be・・・」の和訳に関しては、歴代の和訳をこれでもかと語りまくっていて笑えました。
しかし演出は猥雑極まりなく、令和ではコンプライアンス違反かR指定かと思われましたかね
パンフレットには小さな文字で「上演に際して、今日では不適切な表現がありますが、作品の時代背景や芸術性を尊重し、そのままの形で上演させていだたきます」と断り書きがありました。
シェイクスピアも猥雑でありますが、ここまでではないし~と異論を唱えたくなりますが、膨大なセリフ量と死者のオンパレードはシェイクスピア劇らしく、作品と演じ手のパワーがビンビン伝わってくきて、とても面白かったです
音楽も素晴らしかったし、歌も踊りも芝居も上手で感激しました
やっぱりシェイクスピア劇は、どんなに翻案されてもゆるぎないのだと確信しました。
せっかく日生劇場へ行ったので、隣りの帝国ホテルへクリスマスツリーを見に行きました。
ロビーの薔薇のディスプレイもゆるぎないですね
昨日「今年の漢字」が発表され「金」でした。
私にとっての「今年の漢字」は「観」かな。
沢山ステージを観ることができましたし、これからも続きます。
冬は私的オフシーズン
ガーデニングやガーデン巡りをしない時間を有効活用しようと思いますので、どうぞよろしくお付き合いください
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