今年も半分終わりましたね。今日から7月です。何とか晴れてくれそう。
ヴィラデスト訪問後、中軽井沢で一泊し、翌日は一日「軽井沢ガーデン巡り」。
まずは「ムーゼの森」の「絵本の森美術館」内にある「ピクチャレスク・ガーデン」をご紹介します。
昨秋、いまやナチュラルガーデンの伝道師(私の勝手なネーミング)、ポールスミザーさんの講演会に行った際、彼が軽井沢に作っているこのガーデンの話をされていて、是非行ってみたいと思っていたので今回足を運びました。
うっそうとした林の中に招き入れるようなエントランス。
エリアごとにテーマがあり、こちらは切り株を組んだ原生林を思い浮かべるような「スタンペリーガーデン」。
演出なのでしょうが、林の中でよく見かける光景。実家近郊の山の中みたいです。
奥は大きな木々の枝葉で空が覆われているようで、日陰が好きな植物が植えられていました。
ミツバシモツケが小さな可憐な花を咲かせています。
シェードガーデンで目に入った珍しい銅葉はリグラリア「オセロ」。オフホワイトのアスチルベとクールなコンビになっています。
薄い黄色の山おだまきは大きな株になっていて、茎がスクッと伸びる高性の花。八重のハマナス系の花は終わりかけでした。
一番奥にはなにやら実のなる大木が。桑でした。
一緒に行った北関東出身の友人が、「学校の帰り道なんかで、よくこの実を食べたのよ~」と懐かしがっていました。
一粒拝借 甘くてどこか親しみを覚えるお味でした
絵本の図書館前のテラス・ボーダーには、ゲラニウムや高原の植物が植えられています。
この奥にテラスがあって、絵本のページをめくりながら、ゆったりお茶をいただけるスペースになっています。
この日は暑くて、私たちも、奥の森を眺めながらしばし休憩
「森の中の庭」を象徴するのではないかと思われたキノコ。ところどころに生えています。
わざとではないにしろ、いいのかしらと思いながらガーデン散策をしていたら、なんと・・・・・
偶然、視察に訪れた他のグループのために、たまたま軽井沢に来ていたポール・スミザーさんご本人に会うことができました
チャンスを伺ってつかまえて、色々質問してしまいました。
キノコはウッドチップを蒔くと自然と生えてくるのだそうで、その菌糸が森の土地を豊かにしてくれるのだと、土を掬って解説してくれました。
写真には写っていないのですが、この庭にはオオシダやクサソテツなど羊歯も植えられています。
それも森の中というこのガーデンの環境を考えて植栽されたのだとか。
「宝塚ではグラス類が沢山見られましたが・・・」と質問すると、
「あそこは日当たりが良いからね~」とのこと。
「もともとこの辺にあった植物や、軽井沢という土地にあった植物を選んで植えていて、もしそこで枯れそうになったら、別の場所に移植してあげて・・・という風にすれば良し」とおっしゃっていました。
ガーデン入り口にはこの時期庭で見られる植物の写真つきボードも立てられており、子どもも大人も興味を持って庭に足を踏み入れることができるような気がします。
また、この庭の奥に池を作ったり、絵本の森に遊びに来る子供たちが楽しめるような施設や、楽しい発見のある仕掛けを設えるなど、これからさらに進化していく予定なのだそうです。
沢山の木々に囲まれ森林浴しながら心癒される時間を過せ、訪れる誰もが自分なりの楽しみを見つけられるガーデンになっていくような気がします
「ウチの庭は昔は芝生だったのですが、木が育って日陰ができてギボウシなど育つ庭になりました」と言うと
「子どもが小さい頃は、走り回れるよう広々として、(子どもが)育ってくると花壇を作って、庭仕事がキツイ年になると、育てるのが楽な植物を選ぶようになる。ガーデンも人も変化していくのですよ。僕の実家の庭もそうです。」
と笑いながらお話してくれました。
「土地にあった植物で、ライフスタイルに合った庭を作る」
庭作りを通して私が感じ考えていた事と重なって、とても嬉しかったです。
私たちのために貴重なお時間を割いていただいて、本当にありがとうございました。
ヴィラデスト訪問後、中軽井沢で一泊し、翌日は一日「軽井沢ガーデン巡り」。
まずは「ムーゼの森」の「絵本の森美術館」内にある「ピクチャレスク・ガーデン」をご紹介します。
昨秋、いまやナチュラルガーデンの伝道師(私の勝手なネーミング)、ポールスミザーさんの講演会に行った際、彼が軽井沢に作っているこのガーデンの話をされていて、是非行ってみたいと思っていたので今回足を運びました。
うっそうとした林の中に招き入れるようなエントランス。
エリアごとにテーマがあり、こちらは切り株を組んだ原生林を思い浮かべるような「スタンペリーガーデン」。
演出なのでしょうが、林の中でよく見かける光景。実家近郊の山の中みたいです。
奥は大きな木々の枝葉で空が覆われているようで、日陰が好きな植物が植えられていました。
ミツバシモツケが小さな可憐な花を咲かせています。
シェードガーデンで目に入った珍しい銅葉はリグラリア「オセロ」。オフホワイトのアスチルベとクールなコンビになっています。
薄い黄色の山おだまきは大きな株になっていて、茎がスクッと伸びる高性の花。八重のハマナス系の花は終わりかけでした。
一番奥にはなにやら実のなる大木が。桑でした。
一緒に行った北関東出身の友人が、「学校の帰り道なんかで、よくこの実を食べたのよ~」と懐かしがっていました。
一粒拝借 甘くてどこか親しみを覚えるお味でした
絵本の図書館前のテラス・ボーダーには、ゲラニウムや高原の植物が植えられています。
この奥にテラスがあって、絵本のページをめくりながら、ゆったりお茶をいただけるスペースになっています。
この日は暑くて、私たちも、奥の森を眺めながらしばし休憩
「森の中の庭」を象徴するのではないかと思われたキノコ。ところどころに生えています。
わざとではないにしろ、いいのかしらと思いながらガーデン散策をしていたら、なんと・・・・・
偶然、視察に訪れた他のグループのために、たまたま軽井沢に来ていたポール・スミザーさんご本人に会うことができました
チャンスを伺ってつかまえて、色々質問してしまいました。
キノコはウッドチップを蒔くと自然と生えてくるのだそうで、その菌糸が森の土地を豊かにしてくれるのだと、土を掬って解説してくれました。
写真には写っていないのですが、この庭にはオオシダやクサソテツなど羊歯も植えられています。
それも森の中というこのガーデンの環境を考えて植栽されたのだとか。
「宝塚ではグラス類が沢山見られましたが・・・」と質問すると、
「あそこは日当たりが良いからね~」とのこと。
「もともとこの辺にあった植物や、軽井沢という土地にあった植物を選んで植えていて、もしそこで枯れそうになったら、別の場所に移植してあげて・・・という風にすれば良し」とおっしゃっていました。
ガーデン入り口にはこの時期庭で見られる植物の写真つきボードも立てられており、子どもも大人も興味を持って庭に足を踏み入れることができるような気がします。
また、この庭の奥に池を作ったり、絵本の森に遊びに来る子供たちが楽しめるような施設や、楽しい発見のある仕掛けを設えるなど、これからさらに進化していく予定なのだそうです。
沢山の木々に囲まれ森林浴しながら心癒される時間を過せ、訪れる誰もが自分なりの楽しみを見つけられるガーデンになっていくような気がします
「ウチの庭は昔は芝生だったのですが、木が育って日陰ができてギボウシなど育つ庭になりました」と言うと
「子どもが小さい頃は、走り回れるよう広々として、(子どもが)育ってくると花壇を作って、庭仕事がキツイ年になると、育てるのが楽な植物を選ぶようになる。ガーデンも人も変化していくのですよ。僕の実家の庭もそうです。」
と笑いながらお話してくれました。
「土地にあった植物で、ライフスタイルに合った庭を作る」
庭作りを通して私が感じ考えていた事と重なって、とても嬉しかったです。
私たちのために貴重なお時間を割いていただいて、本当にありがとうございました。