ガールズロックの超新星「ねごと」の1stシングル「カロン」を徹底レビュー!
「ねごと」は千葉県出身の4Pロックバンドです。
メンバーは、ボーカル・キーボードの蒼山幸子、ギターの沙田瑞紀、ベースの藤咲佑、ドラムスの澤村小夜子からなる。
高校生時代に前身バンドを経て、高校3年に現メンバーにて「ねごと」を結成。
SonymusicとTOKYOFM“SCHOOL OF LOCK!”主催「閃光ライオット」にて審査員特別賞を受賞。
去年9月に、ミニアルバム「Hello!”Z”」をリリースしてデビュー。
今年3月に1stシングル「カロン」をリリース。
現在全員20歳で、大学に通いながらバンド活動している。
以上、ねごとのバイオグラフィーでした。
デビューミニアルバム「Hello!”Z”」にて鮮烈なデビューを果たし、新たなロックの道筋を提示した彼女達。
期待された1stシングルはauのLISMO!のタイアップになっているので聴いた事がある人も多いでしょう。
シングルなので普通にレンタルでもしようと思ったが、ほとんど貸し出しされていなかったし、テレビの歌番組で聴いたら歌も良かったし、演奏も良かったから思いきって購入した。
1.カロン
イントロの電子音から何とも宇宙的な浮遊感を感じる。
次いでバンドサウンドが入り、キュートなボーカルのAメロへ。
歌詞もなかなか良い。女子的でもあり、詩的でもあるし。
サビも十分にキャッチーである。サビは一転ボーカルもパワフルに。
3段階に強いフレーズを立て続けに投入するサビの面白い構成とセールスを狙った積極的な姿勢も感じる。
3分半のポップソングなのに構成も面白い。
イントロ→Aメロ→サビ→間奏→Aメロ→Bメロ→間奏→サビ→サビ。
この複雑な流れも一筋縄ではいかないニクイ構成である。
全体的に曲を彩るキーボードの使い分けも素晴らしいし、弾きながら歌うからまたカッコいいんだわ。
バンドサウンドとしては技術的にもこれからであろうか。
でもドラムの手数が多く、タム回しでのリズムパターンの作り方はかなり才能ある。
サビの「いま いま 涙の国を超えて」なんか、この今の日本の状態を表わしているよ!!
こういった偶然は、才能あるミュージシャンにとっては必然となる運命を背負っている。
ところで、「カロン」は冥王星の外を周回する準惑星である。
この曲もそうだが、ねごとの曲は宇宙的な印象を与える曲もあったりするので、それがバンドの独自性だろうか。
最後の「いま いま いま 信じたい」と「いま」を3回重ねるちょっとしたところが抜群のワードセンスを感じる。
2.彗星シロップ
キーボードのリフとギターリフが重なってとってもカッコいい曲だ。
これまた宇宙的な感じ。彗星だし。
「彗星」と「シロップ」を組み合わせるセンス・・・。いしわたり淳治的である!
そう、「カロン」とこの曲はいしわたり淳治プロデュースである。
この二曲はさすが淳治だなぁって感じのプロデュース力である。
チャットモンチーが彼の手から離れた今、才能あるねごとに心血注いで欲しいもんだが。
3.フレンズ
直球的なガーリーポップソング。
シングルの3曲目ならこういったドポップな曲でも安心して聴ける。
「ぼくらは間違えない」っていうフレーズがとても好きだ。
韻の踏み方も面白いし。
そんなわけで、ねごとはもはや名曲作ってしまった。
とはいえ、これからのバンドである。
彼女達はロックバンドなので、ライヴも大いに期待したい。
ライヴでどこまでやってくれるのか楽しみであるし、落胆はさせないで欲しいものだ。
もっともっと彼女達の曲を聴きたいし、もっともっと成長して、もっともっと良い曲を書いて欲しい。
期待をせずに入られないのは彼女達は才能あるバンドだからである。
オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆
「ねごと」は千葉県出身の4Pロックバンドです。
メンバーは、ボーカル・キーボードの蒼山幸子、ギターの沙田瑞紀、ベースの藤咲佑、ドラムスの澤村小夜子からなる。
高校生時代に前身バンドを経て、高校3年に現メンバーにて「ねごと」を結成。
SonymusicとTOKYOFM“SCHOOL OF LOCK!”主催「閃光ライオット」にて審査員特別賞を受賞。
去年9月に、ミニアルバム「Hello!”Z”」をリリースしてデビュー。
今年3月に1stシングル「カロン」をリリース。
現在全員20歳で、大学に通いながらバンド活動している。
以上、ねごとのバイオグラフィーでした。
デビューミニアルバム「Hello!”Z”」にて鮮烈なデビューを果たし、新たなロックの道筋を提示した彼女達。
期待された1stシングルはauのLISMO!のタイアップになっているので聴いた事がある人も多いでしょう。
シングルなので普通にレンタルでもしようと思ったが、ほとんど貸し出しされていなかったし、テレビの歌番組で聴いたら歌も良かったし、演奏も良かったから思いきって購入した。
1.カロン
イントロの電子音から何とも宇宙的な浮遊感を感じる。
次いでバンドサウンドが入り、キュートなボーカルのAメロへ。
歌詞もなかなか良い。女子的でもあり、詩的でもあるし。
サビも十分にキャッチーである。サビは一転ボーカルもパワフルに。
3段階に強いフレーズを立て続けに投入するサビの面白い構成とセールスを狙った積極的な姿勢も感じる。
3分半のポップソングなのに構成も面白い。
イントロ→Aメロ→サビ→間奏→Aメロ→Bメロ→間奏→サビ→サビ。
この複雑な流れも一筋縄ではいかないニクイ構成である。
全体的に曲を彩るキーボードの使い分けも素晴らしいし、弾きながら歌うからまたカッコいいんだわ。
バンドサウンドとしては技術的にもこれからであろうか。
でもドラムの手数が多く、タム回しでのリズムパターンの作り方はかなり才能ある。
サビの「いま いま 涙の国を超えて」なんか、この今の日本の状態を表わしているよ!!
こういった偶然は、才能あるミュージシャンにとっては必然となる運命を背負っている。
ところで、「カロン」は冥王星の外を周回する準惑星である。
この曲もそうだが、ねごとの曲は宇宙的な印象を与える曲もあったりするので、それがバンドの独自性だろうか。
最後の「いま いま いま 信じたい」と「いま」を3回重ねるちょっとしたところが抜群のワードセンスを感じる。
2.彗星シロップ
キーボードのリフとギターリフが重なってとってもカッコいい曲だ。
これまた宇宙的な感じ。彗星だし。
「彗星」と「シロップ」を組み合わせるセンス・・・。いしわたり淳治的である!
そう、「カロン」とこの曲はいしわたり淳治プロデュースである。
この二曲はさすが淳治だなぁって感じのプロデュース力である。
チャットモンチーが彼の手から離れた今、才能あるねごとに心血注いで欲しいもんだが。
3.フレンズ
直球的なガーリーポップソング。
シングルの3曲目ならこういったドポップな曲でも安心して聴ける。
「ぼくらは間違えない」っていうフレーズがとても好きだ。
韻の踏み方も面白いし。
そんなわけで、ねごとはもはや名曲作ってしまった。
とはいえ、これからのバンドである。
彼女達はロックバンドなので、ライヴも大いに期待したい。
ライヴでどこまでやってくれるのか楽しみであるし、落胆はさせないで欲しいものだ。
もっともっと彼女達の曲を聴きたいし、もっともっと成長して、もっともっと良い曲を書いて欲しい。
期待をせずに入られないのは彼女達は才能あるバンドだからである。
オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆