卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

御所温泉 力荘 (閉館)

2010-02-11 21:07:07 | 温泉(弘前市)
今日は「建国記念日」だ。
建国記念日は元来「紀元節」であり、初代天皇の神武天皇が即位された日である。
戦後GHQによって紀元節は廃止されるが、その後国民の強い復活運動により「建国記念日」になった。
しかしながら現在に於いても宮中での「紀元節祭」は復活していない。
ま、最近知ったんだけどね。ま、どうでもいい話。

そんな建国記念日に「御所温泉・力荘」に行ってきた。
場所は旧相馬村役場の裏にあり、公衆浴場の隣に位置する。

公衆浴場には何回か立ち寄っているが、隣の宿泊施設の「力荘」にも立ち寄り出来ると知ったので、今回訪れてみた。

駐車場には山ほど車があったので、公衆浴場の方はかなり混んでたと思われるが、力荘の方は閑散としていた。
受付で料金を支払うとなぜか領収証がもらえる。

多分ここは湯治場として利用されているだろうと推測される。
調理場があるから、自炊して簡単な宿泊で湯治に専念するのだろうか。

浴場は内湯ひとつ。44度の3人サイズ。
カランは7ヶ所。カランも温泉使用。

お湯は笹濁り色で、金気臭、薄い塩気と甘味と苦味があり、アワアワのツルツル感があり、ガツンと骨身に染みる強烈なものである。

蛇口が3つあり、熱湯(ここが源泉そのままだと思う)と、ぬるめ(こちらは濾し布が被せてあった)と、冷水。
熱湯とぬるめの2つが随時注がれており、どういう湯使いかわからんけど、掛け流しなのは間違いない(もしかして源泉2つあるのか?)
冷水は熱い時のみ勝手に入れていいみたい。

あまりに強烈なお湯なので、少し浸かっただけなのにすぐのぼせた。
御所温泉のお湯がこんなに良質だとは思わなかった。

仕事もあったので早めに上がったが、オーバーフローポイントでのトド湯はしたかったなぁ・・・。

ここは立ち寄り16時迄と時間的にきびしいのが難。
日中に時間があったらここはまた再訪したい。夜は隣に行きましょう。

家から10分ほどと近所なので助かるのだが、新しい発見が嬉しかった。
御所温泉恐るべし。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉
泉温・49度
効能・リウマチ性疾患、運動器障害、創傷、更年期障害など

料金・330円
備品・なし
施設・宿泊

住所・弘前市五所字野沢39-15
電話・0172-84-2867
営業時間・7:00~16:00

青森観光物産館 アスパム

2010-02-10 01:44:24 | 道の駅・物産施設
青森市の除雪はヒドイ!
片側2車線か3車線のところは大抵1車線雪で埋まってる。1車線くらいなくてもいいじゃん?ってな具合に開き直って除雪を諦めてるところが腹立たしい。
弘前に比べたら少しは積雪多いだろうけど、その分除雪頑張らなきゃ。
青森市の人はそれに慣れてるのかしら?もっと怒っていいのでは?ま、どうでもいい話。

野暮用で青森市に行ってて、市内を結構走り回ったから除雪の酷さが目に付いたが、ま、それは置いといて、「アスパム」に行ってきた。

青森駅から徒歩8分の陸奥湾の海岸沿いに立ってある観光物産館のアスパム。
青森県民なら誰もが知ってるでしょう。

はっきり言ってアスパムの中がどうなってるかよくわからんかった。
青森クォーターにライブに行く際に、アスパムの駐車場を利用し、トイレを拝借したりするくらいで、まともに館内を利用した事無かった。

今回恥ずかしながら、初めてアスパム内を探検してみようと思った。
以前クォーターのライブで何回か訪れた時は、大概イベントしてて盛り上がってたんだが、平日のイベントない日って結構寂しいね・・・。閑散としてた。

この正三角形の建物は、青森の頭文字「A」をイメージしており、地上15階、高さ76mの大きさを誇る。
「Aomori(青森) Sightseeing(観光) Products(物産) Mantion(館)」略して「ASPM」=「アスパム」になった。
イメージキャラクターは「パムパムくん」です。

1階はお土産屋が8店舗ほどある。奥に食堂もあり。
大抵リンゴ関係とか、あとお菓子とかがメイン。
海産物の店舗もあり、活ホタテを売ってるのはすごい。
アップルパイ屋があったので「チーズアップルパイ」を買ったが、そんなんでもなかった・・・。

2階は体験ホール、パノラマ館、休憩コーナーなど。
体験ホールはこぎん刺しや工芸品を体験出来る。
パノラマ館は360度マルチスクリーンで青森を紹介してくれるらしいが、600円も取られる。
休憩コーナーは陸奥湾をそんな高くもない位置から眺められる。ここは結構なお客さんが居た。
あと、津軽三味線のライブが無料で見られるコーナーもある。

3~8階はハローワークとか、会議室とか。ここらあたりは入る必要はないでしょう。

10階は和食屋、14階はレストラン。どちらも眺望が良いので食事も一層美味しく感じる事でしょう。

13階は展望台。地上51mから360度パノラマで、青森市街、陸奥湾、三内丸山遺跡、八甲田山まで眺められる。
ここは行こうと思ってたが、ここも400円も取られるのでやめた。アホらしい・・・。

それにしてもいろいろ利用料が高いわっ!もう少し安くならんもんか。
駐車場も2000円以上買わないと1時間無料にならない。ここで2000円も使うかいな。

そんなわけでアスパム館内がどうなってるかよくわかった。
でも地元民だからか、全然面白くも何ともなかったけどね。
ま、観光客だったらここ一ヶ所で結構事足りるから便利でしょう。

住所・青森市安方1-1-40
電話・017-735-5311
営業時間(物産コーナー)・9:00~19:00(冬季は~18:00)

辻井餅店

2010-02-09 02:25:06 | ラーメン屋(青森市)
ミーハ-に「アバタ-」観に行こうかなと思ったが、弘前のワーナーマイカルは2Dだってよっ!
県内唯一の3D映画館は青森市のコロナワールドのみだとか。
そんなわけでいちいち青森まで行くの面倒だから観る気が失せた。ま、どうでもいい話。

とはいえ、野暮用で青森市に来てしまったが、映画など見る気もせず、とりあえずラーメン。

かなーり久し振りに「辻井餅店」に行きました。「海つじい」の方ね。
場所は青森市の合浦公園の駐車場の真ん前にあります。

「つじい」は青森市に二ヶ所あり、合浦公園前が通称「海つじい」、幸畑にあるのが「山つじい」って呼ばれてる。
経営者が兄弟で、どちらもラーメンとお餅を出しており、味はほぼ同じらしい。若干のメニューの違いはある。

以前行ったのはいつだったか考えたが、ちょうどトリノオリンピックでブレイクしたチーム青森の試合を観に行った時だったので、4年前になるね(ちなみに今のチーム青森には興味皆無)

「辻井餅店」なので、餅は売ってますが、お客さんのほとんどはラーメンを食べに来てます。
ついでに餅も食べる、ってな具合かもね。

店内は4人掛けテーブルが10ヶ所と、小上がりの4人掛けテーブルが4ヶ所。
カウンターがないので、混雑時は相席になる。

スタッフは4人いたが、作り手も含めて全員オバちゃんでした。

ラーメンメニューは中華そばの中と大のみ。
お餅や団子などは数種類あります。中でも「みつかけ」は一押しとか。

何せ4年前に食べたきりなんで、味は憶えてないが、美味しかったとは記憶してる。
そんなわけで久方振りに食べてみる。中(600円)を注文。

スープは煮干メインで昆布なども使用してるとか。
かなり甘めのスープになってる。醤油が甘いのかな?

麺は驚きの極細ピロピロ麺。
青森市でこの麺に出会った事なかった。弘前だとよく見かけるんだが。
これはこれでアリ。というより、この麺じゃなきゃダメでしょ。

具はチャーシュー、メンマ、ネギ。
チャーシューは3枚ものってるし、ネギも多め。
「大」だともっと具だくさんだとか。

そんなわけで美味しかったです!
青森市のラーメンなのに、甘めのスープと極細ピロピロ麺だからちょっと拍子抜けしたが、なかなか美味しかった。

喉の調子も順調に回復してるが、まだ全快ではく、でもラーメン食べたくて仕方なかったので、刺激があまり無い優しいラーメンだったら食べられると思い、こちらの辻井餅店にしたが、問題なく美味しく食べられた。優しい味でした。

「餅は餅屋、ラーメンも餅屋」。それが「辻井餅店」である。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆

住所・青森市合浦2-14-23
電話・017-741-6678
営業時間・10:00~18:00頃
定休日・日曜日・祝日

浅虫温泉 南部屋

2010-02-08 20:43:00 | 温泉(青森市)
当ブログのカテゴリーを細分化してみました。
読み易いかなと思って、暇だったんでやり始めたけど、いざ整理してみると過去の記事が山ほどあって、正直面倒になってきたけど、徐々に整理していくので長い目でみて。ま、どうでもいい話。

野暮用で青森市へ。ついでに浅虫温泉へ。
今回は「南部屋」にお邪魔した。

場所は浅虫温泉のメインストリート沿いにあり、浅虫温泉駅からほど近い大きな旅館の一つ。
隣の更にデカイ旅館は「海扇閣」で、そちらは南部屋の姉妹館なので駐車場も一緒。

今回は北東北日帰り温泉本で半額入浴出来た。
余談だけど、受付のお姉さんは可愛かったなぁ・・・。

そんなわけで浴場へ。一階の奥の方にあります。
ここはデカイ旅館なので、てっきり上の階に浴場があって陸奥湾を眺められると勝手に勘違いしちゃった・・・。
一応小さな窓はあるけど、景色は見えないに等しい。

大きな内湯一つのみで、カランは16ヶ所。

お湯は無色透明無味無臭。スベスベ感がある程度。

浴槽はアメーバ状の変な形で、ざっと15人くらいのサイズで42度ほど。

残念ながら循環・濾過してる。塩素臭もしてちょっとげんなり。

先客のオジサンが一人いただけで、ガランとしてたが、そのオジサンといろいろ話した。
千葉のオジサンは全国各地温泉巡りしてるそうで、この浅虫温泉は初めて訪れたそうだが、あまりの閑散とした温泉街に随分がっかりしたようだ・・・。
浅虫温泉街の周辺情報も聞かれたが、特にこれといった場所もないし・・・。
あのオジサンは今後また浅虫温泉を訪れる事もないかも、と考えると悲しいが、真冬の青森なんて寂しいもんだから仕方ない。

温泉はあまりいいものではなかったが、この南部屋は食事所が名物らしく、生簀に入った海の幸が堪能出来るとか。
食事をすると温泉無料入浴も出来るみたいなので、ランチタイムを狙っていくのがいいのでは。

オススメ度(温泉評価)・☆

泉質・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
泉温・59.8度(加水・循環・濾過・塩素消毒あり)
効能・神経痛、リウマチ性疾患、婦人病など

料金・500円
備品・シャンプー・ボディソープ・石鹸、無料ドライヤー・カミソリ、ブラシ
施設・宿泊、食事所

住所・青森市浅虫字蛍谷35
電話・017-752-3311
時間・11:00~15:00(最終受付14:30)

GOING FOR THE ONE/YES

2010-02-07 14:07:43 | ロック
ロック100選。第23回。

77年発表作品。オリジナルアルバムとしては8作目。
邦題「究極」。

イエスの最高傑作は「FRAGILE」だと個人的には思う。
一般的には「CLOSE TO THE EDGE」が評価されてるのは当然の事だ。
次に「RELAYER」というのが真っ当なところか。
でも私がイエスで二番目に好きなのは「GOING FOR THE ONE」なんです。

77年といえばロックの終焉期に突入しかけている微妙な時期で、多くのロックバンドはこの辺りから暗中模索の末に駄作を作り続ける悲劇に陥って行く。
特にプログレッシブロックは、過去の産物として、時代錯誤のインテリロックとして揶揄されて行く事となる。

イエスも例外ではなく「FRAGILE」でブレイクして以降、実験的作品を作り続け、そして評価されてきたが、それは残念ながら本作が最後の傑作となってしまった。

メンバーはボーカルにジョン・アンダーソン。ギターにスティーブ・ハウ。ベースにクリス・スクワイア。ドラムスにアラン・ホワイト。キーボードにリック・ウェイクマン。
黄金期メンバーにほぼ近く、キーボードは前作のパトリック・モラーツに変わり、リック・ウェイクマンが復帰している(個人的にはイエスのキーボードとしてのパトリック・モラーツをもう少し聴いてみたかったが)
ソロ活動を経て戻ってきたウェイクマンがこの本作にて大活躍しているのだ。

1.Going for the One
アルバム表題曲はこれでもかっ!というくらいの仰々しい曲。
ロッケンロールなスティールギターから始まり、リバーブかけ過ぎのボーカルとコーラス、シンセサイザー、スティールギターで単調なコードを無理矢理、半ば強引に壮大な曲に仕立て上げるこの手法は、最初どうしても好きになれなかったが、今となっては許せるし、寧ろ大好きだ。
このあざとい大袈裟な手法をとるのはなかなか勇気のいる事である。

2. Turn of the Century
最初アコースティック風に展開するも、これも中盤思いっきり強引に壮大な感じに盛り上げてくる。

3. Parallels
ウェイクマンのパイプオルガン全開!!
パイプオルガンでここまでロックに且つポップに仕上げる技量はなかなかのもんである。
ハウのギターも唸ってます。もちろんスクワイアのベースもギター並みに唸ってます。

4. Wonderous Stories
初期のイエスはこういう曲をやってたのでなんか安心する。
透き通るアンダーソンのボーカル、そしてキラキラ輝く音を発するウェイクマンのポリムーグシンセサイザー。
素敵な小曲であります。

5. Awaken
美しい鍵盤の旋律から始まり、静かな展開から一気に爆発的に盛り上がる。
オーバーダブのコーラスも美しく、変則的なドラミングもよし、そしてハウの超絶技巧ペダルスティールギターに慄く。
変調して、パイプオルガンが入ってきて更に荘厳な展開に。
そして一転、落ち着きを取り戻し、静寂なロック空間に。
最終部はオラトリオさながら、パイプオルガンとコーラスをベースに、ロックのエッセンスとの見事な融合を果たしている。
最後の最後もこれでもかっ!というくらいに仰々しいったらありゃしない。でもこれが大感動出来るんだよね。
そんな「ロックオラトリオ」たる15分長の大傑作である。

イエスといえば大作主義である。
レコード片面まるまる一曲の大作の名手に成り得たのは「CLOSE TO THE EDGE」の成功があったからであり、「RELAYER」の「The Gates Of Delirium」も傑作だが、二枚組み全四曲の「TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS」はどう考えてもやり過ぎの失敗になった。
本作最後の曲「Awaken」は片面まるごとにはなってないが、15分長の大作としては「CLOSE TO THE EDGE」を差し置いて一番好きな大作である。

全体的に展開される仰々しさが逆に気持ちよく、かなりシンフォニックな仕上がりになっている。
シンフォニックな作品といえば二枚目の「TIME AND A WORD」も隠れた名盤なのだが、オーケストラを使わずに、バンドサウンドのみで仕上げているの本作が格段に素晴らしい。
もともとロック以外の音楽的知識と技術が非常に高いメンバーのみなので、クラシカルなシンフォニックサウンドを作り上げるのは技術的には容易だろうし、今までこのような作品が無かったのも不思議ではある。
個人的に最近クラシック作品を愛聴してるので、この本作が尚更好きになったんだと思う。
最初これ聴いた時は全然良いと思わなかったしね。

ジャケットはヒプノシスが手掛けており、ビルの谷間に佇む全裸の青年と、幾何学的模様のラインが入ったとても意味深なもの。芸術的である。
イエスのジャケといえばロジャー・ディーンであり、イエスのイメージを作りあげていたが、本作と次作はヒプノシスが担当した。

はっきり言って本作がイエスの最後の傑作になってしまった。
次作以降は、いわゆる産業ロックってな印象。聴くに堪えがたいものも多い。
例外的に「Owner of a Lonely Heart」が大ヒットしてしまったのはイエスファンからしたら悲劇であるが・・・。
そして今までにないくらいのメンバーチェンジの離合集散を繰り返し、イエスが二組存在するなんて怪奇現象も起こったり・・・。
でも今現在、イエスのメンバーは活動可能な状態にはあると思うので、今後再々々々々々々(←テキトー)結成なんてあるかもね。

オススメ度(ロック評価)・☆☆☆☆

細野相沢 山の湯

2010-02-06 14:42:29 | 温泉(青森市)
朝青龍の引退は非常に残念である。
以前から思ってたが、「品格」を語る人間は少なくとも「品性」を持ち合わせていなければならない。
脚本と相撲を同じ土俵だと語る化粧ケバケバのオバケ三流脚本家や、芸能人の吸ったタバコの吸殻を勝手に盗んでコレクションしてるド変態四流漫画家にはその資格はありません!!ま、どうでもいい話。

大雪で大吹雪の中、何を血迷ったのか浪岡の「細野相沢山の湯」に行く事にした。

場所は浪岡の県道27号線を青森空港へ向かう途中に右手にサークルKが見えるので、その交差点を右折。そして500m進んだら左折。
ここからほぼ農道で、周りは畑か森林のものすごい寂しい道で、こんな山奥に果たして温泉があるのか非常に不安になるが、めげずに道なりに進む(ざっと8kmか)と、集落が見えてくるので、そこからもう少し進むと看板があるので、右折するとあります。

ちょうど温泉が出来た頃か、空港の有料道路を迂回しようとして、間違ってここらあたりを迷った事があり、こんなところにも温泉があるんだと思ったものです(迷いまくって本当に泣きそうになったんだけど・・・)
そんなわけでここらへんはなんとなく記憶があるのでなんなく辿り着けました。

敷地内は廃校になった校舎があった場所で、旧校舎は休憩場としても利用出来るそうです。
駐車場は校庭だったんでしょうね。

ここ細野と相沢地区はもともと木炭業を生業とした集落で、温泉を掘り当てたのは7年ほど前と新しい。
その頃から集落を挙げて「細野相沢冬物語」という冬祭りも行うようになったそうだ。

その「細野相沢冬物語」が行われるのは本日2月6日。
かまくらの灯籠や花火などで飲食しながら盛り上がる祭りだそうです。
ま、その前日に訪れたんですけどね。

温泉前の駐車場は祭りの広場になり、かまくらを重機で制作したり、地元の人たちが祭りの最終準備に予断がなさそうでした。

そんなわけで温泉へ。
浴場は内湯一つ。42度の5人サイズ。
カランは4ヵ所の小規模なもの。

お湯は極薄い黄緑色で、塩気。かなりの泡つきでヌルヌル感強し。

1時間ほどいましたが誰も入って来ず、ゆったりとお湯を堪能できました。
この泡つきはなかなかのものです。いいお湯でした。

温泉が出来てからは、この小さな集落も小さな賑わいを見せるようになったそうです。
温泉がなかったらこんな山奥(失礼)には来る事がなかっただろうし、温泉が出来たことによって、集落内外の人たちが心の癒しを得られるようになれたとしたらそれは素晴らしい事です。

厳冬期の訪れはかなりの覚悟がいるので、雪が無い時期に訪れるのがいいでしょう。
帰りも吹雪で大変だったわ・・・。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性温泉)
泉温・38.5度(加温あり)
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・250円
備品・石鹸
施設・休憩場

住所・青森市浪岡大字細野字沢井54
電話・0172-62-0485
時間・8:00~20:00

道の駅いなかだて 弥生の里

2010-02-05 02:32:36 | 道の駅・物産施設
韓国人俳優イ・ソジンが1日知事だって。
誰だよ、このうがい薬みたいな名前のパッとしない奴!ま、どうでもいい話。

黒石の温泉に行った時にこちらの「道の駅いなかだて」に寄ってきました。
国道102号線沿いにあります。

広大な敷地には、産直販売所、レストラン、大型遊具施設、埋蔵文化財センターなどがあります。

まずは産直販売所へ。
冬だけど、地場産の野菜や果物などがたくさんあります。
お菓子やソフトクリーム、惣菜などもあり。
食肉なんかも売ってました。ここらへんもモツ文化の地域なんですね。

田舎館産のものを探したけど、なかなかありませんでした・・・。
近隣の黒石のものが多かった様な気がします。何故か秋田のものも結構ありましたが。

せっかくなので何か買っていこうと思い、目に付いたのが「P-factory」という店の「丼プリン」があったので興味本位で購入。
名前の通り、丼の容器にプリンが入ってる巨大なプリンです。
650円とちょっと高いけど、丼代もあるし、量的には無難な設定かと。味も無難な味でしたが・・・。

産直コーナーの隣には、コミュイティFMの「ジャイゴウェーブ」(76.3MHz)のスタジオがあります。
ここから放送してたりしますが、その時は無人でした。
弘前でも電波は届くけど、ほとんど聴いた事ないわ・・・。

別館のレストランや巨大なアスレチック施設(冬季間閉鎖)もありますが、ちょっと離れたところに「埋蔵文化センター」なる博物館もあります。
そちらは入館料がかかりますが、貴重な弥生時代の水田跡が観れます。

東北北部には弥生文化が存在しなかったというのが以前の定説だったのだが、国道102号線のバイパス工事の時に、こちらの水田跡が見つかり、津軽平野でも稲作文化が発展していたことを証明されました。
「弥生の里」というサブネームはここから名付けられたのでしょう。
水田跡の足跡や、弥生式土器などの展示もあります。

道の駅とは関係無いけど、場外馬券売り場が隣接しており、ここから数100m離れたところには場外船券売り場もあり、競馬と競艇が熱い地域です。

住所・田舎館村大字高樋字八幡10
電話・0172-58-4411
営業時間・8:30~18:00(12月~3月は~17:30)

五穀屋

2010-02-04 00:58:09 | テイクアウト店
数年ぶりにガンプラ作った。MG「陸戦型ガンダムEZ-8」だ!!
作ってみたけどそんなにカッコよくない・・・。何でこんなの買ったんだろ・・・。ま、どうでもいい話。

喉痛くて碌なモノ食べられないから、喉に優しい食べ物を考えたら、なんとなくこちらの「五穀屋」に来てしまった。

場所は弘前駅前「ベストウエスタンホテル」(昔のシティホテルね)の1階(地下道入り口のすぐ隣)にあります。

五穀とは玄米・麦・稗・粟・豆の事で、こちらの主力商品は雑穀を使った物が多く、その他色んな加工品があります。

五穀米やそば、味噌などもありますが、お菓子類が豊富で、中でもこの店のメインは「おからドーナツ」でしょう。

おからを使ったヘルシーなドーナツで、甘さ控えめ、外はサクサク、中はモチモチであります。
プレーン、ごま、きなこ(うる覚え)、チョコの四種類があったので全種類購入。
チョコは2月限定メニューです。バレンタインの季節だからとか。
値段は一コ各52~63円と激安なんです。

あと「揚げまんじゅう(100円)」も買ったけど、これはそんなにでもなかったのが残念・・・。
揚げ立てだと美味しかっただろうけど、食べるときは冷めちゃったもんで。

駐車場はベストウエスタンホテルの真裏に駅の駐車場があるのでそちらに停められます。
最初の30分は無料なので、時間的には大丈夫でしょう。

アプリーズの一階にミスタードーナツがあったけど、全く気にも留めず素通りして五穀屋に入ってしまうのは、年のせいかしら?
体に優しいおからドーナツの方を欲してしまいます。

オススメ度(飲食店評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市大町1-1-2 ベストウエスタンホテルニューシティ1階
電話・0172-36-5598
営業時間・10:00~19:00
定休日・不定休

温湯温泉 飯塚旅館

2010-02-03 01:36:19 | 温泉(黒石市)
パンパースのCMのガキって、これっぽっちも可愛くないよね。
そのガキをタレントにする親も親だし、採用する会社も会社だ。ま、どうでもいい話。

クソ寒い中、温湯温泉の「飯塚旅館」へ。
温湯温泉郷で一際美しい鄙び感を漂わす建物がこちらの飯塚旅館。

飯塚旅館はもともと客舎で、内湯がない湯治場メインの旅館だったが、10年ほど前に浴場を造り、温泉旅館に生まれ変わった。

玄関からまっすぐ進んで、土間のあるところでお支払い。
今回は日帰り温泉本で100円割引。

靴を脱いで客室の前を通り過ぎ、奥へ奥へ。そして新設の浴場へ。

浴場は旅館外観とは全く雰囲気が違い、新しくこざっぱりとしたもの。
内湯が一つとカランが5ヶ所。

お湯は恐ろしく綺麗な澄みきった無色透明。そして石膏臭あり。

3,4人サイズのひのき風呂は41度ほどとかなりぬるめ。ホースにて浴槽内に直接投入。
なるほど温湯温泉だから温いと思ったが、源泉は60度。加水してるだろう。
チョロチョロ投入と、この日はマイナス5度だったから、温かったのかも?

関係無いけどテラスがあり、浅瀬石川が眺められる。決して露天風呂ではないただのテラスなので、クールダウンや気分転換にはいいだろう。

1時間ほど居たが、誰も入ってこなかったので貸し切り状態でゆったりとお湯を堪能出来た。
浴場は離れなので、もの凄い静かで時間が止まっているようでした。

温湯温泉郷の中でもここが一番落ち着いて好きになりました。

ちなみにこの旅館には座敷わらしが出るとか・・・。宿泊のお客さんは金持ちになれるチャンスかも!?

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉(弱食塩泉)
泉温・60度
効能・リウマチ性疾患、運動器障害、高血圧症、動脈硬化症など

料金・300円
備品・シャンプー、ボディソープ、石鹸、ドライヤー
施設・宿泊、湯治

住所・黒石市温湯鶴泉60
電話・0172-54-8303
時間・14:00~21:00

袋宮寺

2010-02-02 13:03:46 | 神社・仏閣
津軽三十三観音霊場巡りを行った私は、いつのまにか観音信仰に目覚め、それに伴い、仏像の魅力に取り憑かれてしまった。

ここ「袋宮寺」には津軽地方一の名仏「十一面観世音菩薩立像」が本尊として納められている。

場所は弘前市の新寺町の通り沿いにあり、小規模の敷地なのでわかりづらいが、ちょうど弘前高校の隣にあるので迷う事もないだろう。

「袋宮寺」はもともと現在の弘前市樋ノ口にあったが、廃寺となった為、もともと「無量院」があった現在地に移り、無量院と合併して現在の「袋宮寺」になりました。

本尊の十一面観世音菩薩立像は、もともと無量院の本尊として、延宝五年(1677年)に津軽四代藩主信政公が、父の信義公の菩提を弔うために弘前城内の老木を使用し、作らせたものである。

「背高観音」と呼ばれる立像は、なんと6mもあるジャイアント観音様。
頭部は天井ギリギリまで収められ、高部から見下ろされる薄開きの目は、衆生の心を見抜き、そして癒してくれる事だろう。

胴部はところどころ剥げ欠けてはいるが、未だに美しい金色に輝き、細かい装飾の彫りも見事である。
今にも動き出しそうな迫力が感じられる。

観音立像と共に本堂も県重要文化財にしていされており、しかしながら本堂は質素な造りで、内部もとても狭く、あくまで観音立像がメインになるのは致し方なし。
観音立像の頭部近くの高部には、天女の絵もあるので、それも隠れた見所だ。

境内には本堂の他に地蔵堂と、そして三十三観音石像がある。
ここはもともと津軽三十三観音霊場の第一番札所であったが、その後の編成によって現在の三十三箇所から外されている。
その理由はわからないが、私自身、津軽三十三霊場を巡ったが、歴史や伝説などの謂れを含めても、この袋宮寺の観音立像がダントツの名仏であると断言出来る。

新寺町の煩悩の固まりの様なただ単にデカイ寺の集まりから少し外れた場所にひっそりと佇む「袋宮寺」。
ここでは純粋に、観音様に祈る事が出来、純粋に名仏に目を奪われる。
今日も十一面観世音菩薩立像は、弘前の町を見下ろし、守って下さっているだろう。

住所・弘前市新寺町26

ゴーマニズム宣言 SPECIAL 「天皇論」/小林よしのり

2010-02-01 02:08:47 | 
「天皇」とは一体何者であるか?
その疑問がスッキリ解決してしまうのが本著である。

お馴染み「ゴーマニズム宣言」のスペシャル本「天皇論」が発売されたのは去年だが、今でも増刷が掛かり売り続けているのは、小林よしのり独特のユーモアとわかりやすい漫画解説、そして膨大な資料を参考とした徹底した事実考察である。

日本国の「象徴」と教わった程度の現在の義務教育のレベルでは、天皇という存在は靄がかかった神秘的な位置としてでしか捉えられざるを得ない。

本著では皇室の基礎知識から、皇室祭祀、日本神話から成る歴史まで丁寧に記されている。
万世一系の天皇が国家元首として今日まで存在し得た奇跡。
終戦後、GHQ統治下に於いても、皇室は護持されたという奇跡。
それは2670年の伝統が成せる業であったという事実。

明治維新から大東亜戦争まで、戦争に利用された武人としての天皇が、自己の身分・生命を顧みず、国民の生命を第一に考えてポツダム宣言を受諾し、玉音放送にまで至ったか。
戦後には縮小された皇室ながら、国民の支えとなり、日本は高度経済成長し、何不自由ない暮らしの出来る国家になったか。

特に近代に於いては天皇の存在は偉大であったが、現代に於いては、目を覆いたくなるような皇室のバッシングが目に付く自由主義が跋扈する情けない有り様。

天皇制度反対などと現を抜かすカルトたちが、実際教育現場に入り込んで洗脳しているという事実もあるのだから恐ろしい。
聖徳太子を厩戸皇子と称し、更には聖徳太子は存在しないという怪説まで飛び出し、そして源頼朝が鎌倉幕府を成立した年号さえ改竄されているのは、全て天皇が絡んでいる為に、反天皇分子が働いた策略だというのには驚いた。

私自身の無知もあるが、年号は天皇が崩御するたびに変わるもんだと思っていた。
そして現在の祭日が元来、どういう行事が催される日なのかは全くもって知らなんだ。

皇室祭祀は如何に大変であり、大事であり、それは日本国民の為に行われているという事が初めて知ることが出来、それに加えて儀式、執務、国賓歓迎、訪問、式典などもあるのだから、天皇陛下の精神性の高さには感服するばかりである。

一般参賀や、地方訪問に於いての、国民の日の丸を振る姿を見る度に、日本もまだまだ大丈夫だと安心出来るのであるが、それもある程度の年齢までになってしまうのは仕方なく、歴史教育としての天皇知識は末端から教え込むべきであるが、現在の教育現場では絶対的に無理なので、本著は小中学校の図書室に常備されておいて然るべきであろう。

この本を読む事によって、欠けていたパズルのピースが嵌めこまれる様な、日本人としての存在意義が天皇を通して確認出来る、そんな有り難い内容なので必読されたし。

オススメ度(本評価)・☆☆☆☆☆