睦月半ば、正月気分も失せて日常の煩雑に戻りつつある世間一般ですね。
「冬の海」
海岸道路の車窓から見渡せる海原
冬の日本海の雲間から幾筋も光が降りて
静かな海面を煌かせている
車内の私はゆっくりと鑑賞も出来ない運転中
それでも眩く輝く太い虹彩の水平線が確認できる
エネルギーの帯となって銀色に海を弾く水平線
太陽光が作る確りとした輝きは太く、帯となり水平線と同化する
他の穏やかな初春の水平線を従えて
自ずとその存在感を知らしめている
代しめし、降臨し、松の栄えさえ約束してくれそうな
そんな冬の日のある午後にみせる御技
穏やかな海に差し込む幾重もの太陽光線
メタルシルバーの太い水平線を一部とする海に
冬の海に見た感慨、無量の光のエネルギー
私の目を射て私の心を射て
注視出来ぬほどの無量の光の君臨