2023.2.15(水)
ネパールで大地震が起こったのは2015年4月25日のことでした。
私の支援していた学校もやっと完成し、2015年5月8日からの訪問で完成祝賀式を行うことになっていました。
支援をすると決めたあと、その学校に飾って頂きたいと、私の友人の画家・桜井芳彦さんに「ヒマワリの絵」とだけ伝えて描いてほしいと依頼、2009年には描きあがっていました。
それを持っていくため、どんなに放り投げられても壊れないようにと何重にも発砲スチロールや段ボール紙で包んで(きれいにはできませんでしたがありったけの段ボールでとにかく頑丈にして)持っていくばかりになっていました。
ですが、渡航を直前にしての地震で新しい学校が壊れてしまったのも運命でしたね。
地震が起こったのが生徒のいない時間だったのがせめてもの救いでした。
そのあとこの絵をどうしようかと思いながらも次の支援先も決まらずにずるずると月日が流れていました。
そして2019年の12月の訪問を最後に、2020年初めからコロナの蔓延。
支援期間は20年と決めていたその支援がコロナで3年も中断してしまい、残るはあと3年だけになってしまいました。(実際にはパスポートの関係で2年とちょっとしかない)
コロナになってから、いつの間にか、とねるずの歩き仲間と国内の旅をするようになっていました。
国内の旅をするようになって、まだ行ったことのないところ、行ってみたいところがたくさんあることに気がつきました。
旅友からは「もうネパールはいいんじゃないの?私たちと旅を楽しみましょう」と誘惑もあります。
コロナの間もず~~っと考えていたのですが、学校でなくベルギーのフランソワーズさんたちのように個人の支援もいいかなと思ってはいたのですが、今から探すとなるとどちらにしても中途半端。
どうしようか、やめてもいいかなと考えるようになりました。
そこで、せっかく描いていただいた絵はどうしようかと・・。
2015年からずっと梱包したものを眺めていましたが、最近になってこの絵は自分で鑑賞してもいいんじゃないかと思うようになり、思い切って梱包をほどきました。
カビとか出ていたらいやだなあーと思っていましたが、幸い何ともありませんでした。
ごちゃごちゃした部屋のどこに置いたらいいのかも決まらないのですが、当分は私の見えるところにおいて眺めようと思います。
で、ネパールのことはもう少しだけ考えます。