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Yさん 90歳のお祝い

2018-04-10 12:42:47 | ちょこっとお出かけ
 2018.4.8(日)

3月2日に満90歳を迎えた Y さんのお祝いをしたいとお食事会をするため小田原に出かけました。

Y さんのおすすめで、小田原から箱根登山電車に乗り、3つ目の入生田(いりうだ)駅の近くの寺院の有名なしだれ桜を見てから精進料理を戴くことにしました。


箱根登山鉄道・小田原駅のホームから見えた小田原城。 何度来てもなかなかお城まで足を伸ばしたことはなく、いつも遠くから眺めるだけに終わっています。


入生田駅


ゆっくり10分ほど歩いて着いた寺院は黄檗宗 長興山・紹太寺(しょうたいじ)。


紹太寺は江戸時代初期の小田原藩主だった稲葉氏一族と春日の局の菩提寺だそうです。初代正勝のころは山角町(やまかくちょう)というところにあったものを、寛文9年(1669)、二代目稲葉正則が現在の地に移建したということです。

春日の局と稲葉氏

春日の局は17歳の時、備後の国の稲葉正成の後妻となり、三子をもうけたあと、徳川第二代将軍秀忠の長子竹千代の乳母募集に応募し、竹千代(第三代将軍家光1623~)を育てあげた人。その長子が稲葉正勝。

第三代将軍となった家光は春日の局とその長子・稲葉正勝を敬愛していた為、正勝を小田原城主に任じたのが小田原・稲葉氏の始まりだそうです。

当時は七堂伽藍の配置された黄檗宗では関東一の寺院だったとか。

七堂伽藍があったであろううっそうとした緑の山に続く道。

左に小さく見える屋根が現在の本堂。

今は地図のように整備され、散策を楽しめるようになっているようです。



本堂(昔はカヤ葺き屋根だったそうですが、今は銅版葺き?)


庭のしだれ桜がかろうじて花をのこして私たちを迎えてくれました。


小さな庭ですが、シャクナゲ、ミツマタ、その他ハナモモ、シャガ等のきれいな花が咲いています。


            


本堂に入れて頂きました。

玄関を入るとこのさくらの絵が目に飛び込んできます。


本堂側から見るとさらに豪華!


真ん中にご本尊・釈迦如来、左に阿弥陀如来


右に鉄牛禅師(京都・宇治の本山・万福寺の隠元禅師の下で修業を積んだ名僧)



12:00になり、離れに案内されお食事タイム。

黄檗宗(おうばくしゅう)の開祖・隠元禅師が中国福建省から日本に伝えた黄檗普茶料理。 

黄檗普茶料理とは一言で言うと中国の精進料理で 「普く(あまねく)衆に茶を供する」という意味から生じたということです。

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最初にテーブルに並んだのが、一番目の飾り盛り。


個別に写してみました。


     

          

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この間に 二番目、三番目の品があったのですが、写真を撮り忘れました。

   ~  ・  ~  ・  ~

胡麻豆腐ですが、これは白ごまをよく炒ってこのように黒く作るそうで、とても時間のかかるものだそうです。


       

              



       
最後のフルーツ
     

2時間ほどかけてゆっくりと戴き、終わるころにはお腹がいっぱいになりました。


予定を決めたときにはサクラが10日も早く咲いてしまうなんて思いもせずこの日と決めたのですが、今年は残念ながらもうすっかり散っていました。

本来なら、奥のほうにあるこの樹齢推定340年のシダレザクラを見る予定でした。(パンフレットから)


今日は奥の方までは行かず、小田原駅に戻ってお茶をして4:00近くに Yさんとお別れし帰途につきました。


もし行かれる方があるなら・・・

私たちは小田原11:00待ち合わせで出かけましたが、遅くとも10:00頃に出発するようにし、先に山の奥まで行ってサクラやお墓なども見学する時間を取られることをおすすめ致します。

お食事の後は動くのがおっくうになるかもしれませんので・・・。





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