2022.11.18(金)
いつものお仲間に誘われ、映画「土を喰らう 十二ヵ
水上勉さんの「土を喰らう日々 わが精進十二ヵ月」を映画化したものだそうです。
60後半の老齢の作家(水上さんご自身のことらしい)と若い編集者(恋人)の物語。
タイトルと主人公を演じるのが沢田研二と聞いただけでは自分からは観に行かなかったと思う映画でしたが(沢田さんごめんなさい)終わってみると十分満足したものでした。
写真などはありませんが、二十四節季のうちのいくつかの風景とそのころに採れる野菜の料理が時には繊細な、時にはダイナミックな料理になって映ります。
それを時々訪れる若い恋人(松たか子)がものすごくおいしそうに食べるシーンが印象的。
料理を担当したのが、料理家の土井善晴さんとのこと。
映画の中のことですが、本当においしそうで、私も一緒に食べたいと思うほど。
四季折々の景色のすばらしさとお料理のおいしそうなこと、年の離れた男女の心の機微にドキドキ・・・。
(本当をいうと、若い頃の沢田研二しか知らない私は年老いておなかの出た沢田研二は見たくなかった・・ と思いましたが、あとになってよく考えればいい味が出ていて良かった・・とも言えるかも)
それは別として、
映画全体としては、風景といい料理といい想像した以上に素晴らしく、終わるころには満足して映画館を後にしたものです。
(最初気がつかなかったのですが、途中で主人公の亡き奥様のお母さんとして出られたのが90歳を過ぎたという奈良岡朋子さんでした。この方の演技はまた格別、遺影の写真も楽しいものでした)
あ~ それにしてもきれいな景色だったなあ・・・
もちろん、帰りのお茶とおしゃべりは欠かしませんで・・・。
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